親指シフト、覚えてみましたが


 2016年Medium投下したもののコピペ再掲載です。加筆修正してません。


 親指シフトと一口に言いましても、デレステの運指のことではありませんし、自転車のギアのことでもありませんので悪しからず。わかっとるわ。いわゆるNICOLA準拠の日本語入力方式のことです。

 えーと何から話せばいいのでしょうかね?わざわざこんな辺境にたどり着いた御方が、一体何を求めているのかイマイチつかめておりません。となるとやはり自分のことを書いておいたほうがいいですかね?

 すべての元凶はこちらになります↓。

 #094: 法律学者?写真家?Appleフリーク?Shiology塩澤一洋先生に聞く新しいMacBookとApple Watchと先生のこだわり

 #親指シフト言及は53分位から始まります。

 これを聴いた2015年4月当時はたまたまヒマでして。Ingressに飽き始めて、艦これも倦怠期&イベント疲れ。スプラトゥーンはまだ発売されていなかった(2015年夏以降の休み時間は全て塗装業に費やされました)。要は平日の夜と休日がぽっかり空いていた。ゲームばかりじゃねぇかのツッコミは厳禁。

 流れってコワいですよねぇ・・・・・。これ聴いた後に深く考えることなく「んじゃもっぺんやってみっか」と軽率に始めてみたところ。紆余曲折はあったものの(平日夜と休日を使って)3週間で配列を記憶、5ヶ月で趣味/業務に困らない速度で打てるようになり。以降ローマ字に戻ることもなくこの文章も含めて、すべての入力を親指シフトでこなしている・・・・・・と現在へ至っております。

 #参考までに、自分はMac/Win共にOrzレイアウトによるエミュレーションをあててます。専用キーボード不使用(手持ちJISキーボードをそのまま使用)、IME変更無しです。

 問題はこっからです。とりあえず他人様完全無視で、親指シフト覚えて「私はトクしたのか?」を考えてみると。回答はこうなります。

 さてと、どう読み解こうかなと。

 まず速度に関してですが、ここだけを言うなら確実に遅くなってます。以前のローマ字入力から比べて70%から80%がせいぜいといったところですかね。速度は頭打ちで、おそらくこれ以上の向上は望めないのかなと。幸いなことにこの数年、「一分一秒でも速く入力しなければならない」というシチュエーションに遭遇することがほぼ皆無な故になんとかなってます。

 それだったら別に親指シフトでなくても?となってしまうのですが、そこに「ラク」という相反した主張が割り込んでくるんです。

 具体的に言いますと、親指シフトに替えてから腱鞘炎の症状が実感レベルで緩和しました。以前ですと一日の終わりには指先の感覚がなくなり、週の終わりにはドアノブが回せなくなるほどに両手首が痛くなってたのですが。今はそれがありません。

 #一方で手首より上側の腕や肘はまだ痛みがありますので、万能な改善策ではないことを念押ししておきます。あくまで個人の感想です。

 理由は単純明快で、物理的な打鍵数の減少とタッチタイプの矯正でしょう。ひとつタネ明かしをすると当方、ローマ字でも英文(コード書きを含む)でも本来の意味でのタッチタイプができない人間です。PC触るようになって早二十数年のおっさんですが、親指シフトが初の「ホームポジションに手が置けるタイピング」になりました。

 そうゆう意味では「今までの打ち方が酷かった」だけ、もしくは速さを捨てたから腱鞘炎がラクになっただけという説もあり。はたしてどこまでが親指シフトの功績かってのもイマイチ自分では測りかねています。

 ですのでメリット語ろうにもデメリット語ろうにも、お互いが足引っ張り合っててどうゆうことやら・・・なんですよね。いつまで経ってもこの話をすることができなったのはこれが原因。だってこの原稿も第3稿で、前ふたつゴミ箱行きですし。

 という訳で、今の自分の立場から何を言えるのかを寝ながら熟考した結果。

 ということになってしまうのでしょう。つまんねー結論ですいません。

 親指シフトが早いか遅いのか、効率的か非効率的かってのは(失礼を承知で言えば)二の次な気がするのよねと。鉄棒で言えば大車輪みたいなもんか。でもその前に逆上がりできなきゃいけないし、それ以前に鉄棒に触らなきゃいけない。そこクリアしないと速度も正確性も上がりませんし、ヘンな打ち方で腱鞘炎誘発するし(ソースは俺)、いいこと何一つないと思うんです。まずはそこ抜けるところからでしょうと。

 #それこそ本来は義務教育レベルでやってもいいくらいだと思うんですけど。ここでは省略。

 で、言い方変えてみるんですけど。この前段階として覚えた英字/ローマ字のタッチタイプは絶対にムダにはなりません。職場PCが典型ですけど、自分の望まない環境で入力する必要だってある訳ですし。まずはこっからじゃね?となってしまうのですが。

 これができるとできないとではそれこそ雲泥の差があると思いますが?と煽っておこうとは思います。返答は無視します。すたこらさっさ。

 そのうえで、後は各々速度と正確性を磨けばいいのかなと。姿勢、IME辞書、入力補助ツール、いろんな手段があると思います。そんな選択肢の一つとして、親指シフトがあればいいのかなと。親指シフト「のみ」に固執することは、かえって袋小路を招く気もしますですハイ。


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