逆説的Progect Manager活用法。(1)
んと、基本的にこのWebってのはPalmのお話、つまり主題をPalmにおいたお話ってのを載せていくのが世間様から見ても筋かとは思うのですが。
たまにはこんなお話も書いてみたいと。主題は別のところにあって、それを補助する意味でPalmが絡んでくる、そんなお話。
まぁ、これをやると当然ながらWebとしての統一感とかはズタズタになってしまうんですが、まぁ別にキレイで読みやすいWebにしようとか、整ったコンテンツ作ってみんなに見てもらおうとか、そんな将来展望は持ち合わせていないもんですから。めんどくさいだけなんですけど。こら。自分の好きな主題で好きなペースでやらせてもらいます。こんなだらだらペースを逆に喜んでくれる人が数人でもいればそれはそれで存在価値あるよな、つー訳で。目指せPalm界の隙間産業。こらこら。
先日「Progect Manager」なるものをインストールしてみました。いわゆるプロジェクト管理Palmwareです。
このソフトの存在はpalm@az-styleさんのソフト紹介にて初めて知りました。西村@名古屋(あ、同郷だ。私は春日井ですが)さんのチュートリアル紹介もばっちりわかりやすいですから、操作面の心配もありません。ありがとー。こうやってネタになったよー(論点違う>俺)。
私も一応プログラマの端くれ、というか落ちこぼれな関係で、プロジェクトスケジュールに押しつぶされながらオシゴトすることが多いです。という訳でインストールしてみました。使ってみて、あわよくば周りに教えてあげてみてもいいかな、と。
で、自分なりにいじって、自分の仕事一覧で埋め込んだりしてと使ってみたんですが。
ここは正直に言うね。言葉通りに「プロジェクト管理ソフト」として捉えるとするならば、まだまだProgect Managerは力不足です。特にある程度の規模を超えるプロジェクトをこれ単体でやろうとするとかなりきつい。
その根拠。まだProgect ManagerってExportは存在してもImportは存在しないんですよね。おそらく作者さんとかは考えてるはずなんだろうけど、PCからの入力ってのがサポートされない限りはきついだろうな、と。
特に企業系のプロジェクトとかになりますと、いわゆる完了したかどうかを示すチェックリストだけでも平気で500や1000は突破してしまうんですよ。ある程度大きいプロジェクトになると通常の開発要員に加えて、これらのタスク管理・分析を行う専任要員がつく位ですから。
こうゆう場所でPalmを管理に使いたいと思うならば、MS Projectとかに入れた管理データをPalmにラクして押し込みたい、というのが自然な発想でしょう。いちいちPalmに書き移すなんて拷問レベル5の代物。
ま、こうゆう大規模用のは既に市販パッケージとかがありますので、おとなしくお金出して買った方が結果的にシアワセでしょうね。こんなご時世ですけど、頑張って経費かっぱらってきてください(笑)。
ただ、だからといって「じゃあProgect Managerなんざ使わねぇや」と思ってもらうのは早とちりでっせダンナ。誰に言ってんだ俺。
つー訳で、ここでは逆説的にProgect Manager使ってプロジェクトを乗りこなす術を模索してみませう。
まず、現実を見てみましょ。でっかいプロジェクトがありましたと。やらなきゃいかんタスクは何百何千と掃いて捨てる程現れ、しかも後から後からガンガン追加される。
じゃあMS Projectとかサイボウズofficeとか使ってまとめましょ、それでプロジェクト回しましょ、と考える。ここまではいい。じゃあ実際にこれ使ったとして、ちゃんとプロジェクト回りましたか?結果としてMS Projectとかサイボウズoffice使ったおかげでプロジェクトは成功しましたか?
この問に明確に「はい」と応えられる人や企業って、100人・100社中、1人、1社あればいい方だと思います。となるとあとの99人・99社は。
もう見事なまでに失敗してるのがほとんどなんですよ。これが現実。
基本的にプロジェクト管理ツールってのは、さまざまなタスクや進捗といったものを、見やすい形で提示してくれる、やってくれるのはそこまでなんですよね。じゃあ今うまくいってない原因はどこにあるのか、作業量か、環境か、メンバーのスキルか、これを推測・改善していくのはあくまでそれを見る人間のお仕事なんです。ツールはその推測のお手伝いをしてくれるだけ。
それをあたかもMS Project使ってるからってだけであたかもプロジェクト全部成功しますよ、みたいな言い方しやがって。バカじゃねぇのかてめぇら。あくまで最後に仕事こなすのは人間であって、マシンが仕事やってんじゃねぇんだよ!キカイがはじくパーセンテージ量で仕事できんだったら人間様は仕事しねぇわ!杓子定規で遅れてる遅れてるとわめく前にその原因考えやがれボケ!
・・・・・って誰に文句言ってんだ俺。いかんね、話が脇道にそれる。
それはともかく、実際に作業に当る人間側にしてみたら、プロジェクトが順調だろうが破綻寸前だろうが、おまんま食っていくためにはおしごとしなきゃいけないっつー側面があるじゃないですか。オシゴトやらなかったり遅れたりしたら、事情がどうであれ怒られたり賃金下がったり首がトンだりする訳で。
となればやっぱ無駄なことはしたくないじゃない。最小限のことだけやって定時でとっとと家に帰る。もしくは空いた時間でもっと仕事こなして金稼ぐ。
これを実現するために、実はProgect Managerってかなり有効な使い方ができるんですな。
と散々煽っておいて以下次回。うわー刺されそっ。