データはマシンを飛び越えて
あれ?なんでこのニュースに対しての反応が少ないんだろ?と思ってたので予定を変更して急遽割り込み文章作成(笑)。今週もう3本挙げたんで来週位まで何もせずに放っておくつもりだったのに。まぁいっか。
ちなみに主だったニュースがあってかつ、残しておく価値がある(と自分が勝手に判断した)ものに関しては、短い文章であってもこうやってアップするつもりですのでよろしゅう。
という訳でPDA JAPANさん経由なのですが。(いつもお世話になっております、つーかこっちが勝手に参考にさせてもらってるだけなのですが。ここいっこで全PDAの情報追えるってのは大きいです。)
PSION用テキストビュアー「ふみばこ」がPalmのDOC形式に対応したというニュース。これね、結構、というか、とんでもなくでかいニュースだと思ってるんですよ。少なくとも私にとっては。
(念のために言っておきますが、DOCというのはPalmの持つ「テキスト4kの壁」を突破すべく考案された、サイズ無制限の文章データ保存形式です。マイクロソフトの公害ワープロソフトMS-WORDとは全く無縁別物の規格ですので気を付けるよーに。あらためてDOCの文章も書かなきゃいけないね。)
これによってデスクトップで作成したDOC文書が、Psionでも読めるようになる。これによって産まれるメリットって計り知れないものがあるんですよね。
まず、当たり前のことですが、それぞれの機種用に異なるファイルを作る必要がなくなります。青空文庫の膨大なDOCも、PiloWebでかき集めた最新Webのストックも、もちろん自分で作成した各種資料もぜーんぶPalmとPsionでの共有が可能になる。これだけでも結構すごい話。
そして、DOCが共通規格(←まぁ語弊のある言葉かもしれんけど、細かい事は目をつぶりやがれ)になることで今まで「Palmじゃなきゃ」「Psionじゃなきゃ」という壁がぐっと低くなる。そうなりゃPsion+Palmつー強力な使いまわしが可能になってきますよね。入力系作業をPsionに回して閲覧はPalmで特化する、もしくはPsionとPalm同時2画面で使っちゃう。これまでは視線逸らすしかなかったPalmユーザとPsionユーザが、ひとつのデータを共有できるようになる。こんな感じでユーザが機種毎依存を気にすること無くがしがしデータを使いまわせる。嬉しいニュースじゃないですか。1+1が3にも4にもなるってことですもん。
このニュース聞いてPsion欲しくなったぞ(笑)。キーボード魅力だし。お金ないけど...
よく考えてみれば今までPalmだからこれ、ザウルスだからこれなんて、いちいち機種毎固有のデータを分けて考えなきゃいけなかった、つーのがおかしな話だったんですよね。言うまでもなくデータ作る手間・加工する手間は少なければ少ないほど嬉しい訳で。
そうゆう意味では、もはやはじめに機種ありきなデータ保存形式の考え方ってのは完全に曲がり角に差し掛かってるんでしょう。それこそMS Wordを見てみなさいよ。バージョン毎ですら互換性ボロボロなくせに何がこれで文章の統一管理なんだか寝言は寝て言えバカ>MS。
は、いかんいかん。ついついMS-WORDバッシングに(^_^;;。
話戻しますけど、これを機にもっと他の機種、具体的に言えばザウルスとかでもこうゆう動きってできないのかなぁとか思うんですけどね。まぁシャープのようなバカ企業にこんな芸当ができる訳がないので、どこか心有るMoreソフト作者さん当たりが「よし俺が」的になってくれないかなぁ、と密かに願ってはいたりしてるのですが。
それが広がれば、相手がザウルスだろうがWinCEだろうが、データという観点で言えば同じように取り扱うことができる・・・。極端な話言っちゃえば、データがどうゆう種類であろうが、使ってるPDAが何であろうが、ユーザは意識せずに自分のマシンに取り込むことができる・・・ってことが必要になってくるんでしょう。今後は。
そうなれば、PDAがPDAとして生き延びるためのキラーアプリになり得ると思うんですけどね。
携帯にもサブノートにも駆逐されない、PDAとしての使われ方として。