先祖返り過ぎ?
果たして今現在、何名の方がこんな僻地を訪れているんでせうか、なーんてこたぁ気にも留めずとっとと本題入ります。
ひでぇ。
にっきの方ではちょくちょくと言及していたんですが。最近、ネタの書き溜めやちょっとしたメモ等には、Visorでもなく、Jornadaでもなく、ましてやパソコンでもなく、コレクトの情報カードなるものを使っています。5*3の補助6mm(C-532)。まぁ要はメモ用紙みたいなもんですが、カードというだけに1枚1枚がそこそこ丈夫にできてますので、耐久性に強い、1枚1枚がめくりやすい、というのが特徴かな。
で、ぶっちゃけた話しますと、私こうゆう「情報カード」という存在があること自体知らなかったんですね。ハナから見てもいなかったし、知ろうともしませんでしたし。昔(それこそシステム手帳が出現するより更に前の話)は実際にこれを使った情報管理ノウハウとかもあったみたいなんですが、そんなこたぁ知りませんし調べてもいません(ひでぇ)。未だにメモ用紙代わりとして使ってる、という感じなんですが。
それでも我ながら先祖返りにも程があるよな、とある種自分でも驚きなんですが。この辺の使い分けが少し見えてきたかな、という訳で今回はこれについてだらだらと。
元々情報カードに目をつけたのはeXtreme Programming(通称XP、よくWinXPと間違われるけど、最初に名乗ったのはこっち)というソフトウェアの開発技法というのがありまして。その中の「計画ゲーム」というプラクティスの中で、「カードに仕様を書いて選ぶことで、機能の優先順位決定や工数見積もりを行いましょう」てのがあるんです。まぁ要は手で書く方が早いんだからそっちでやりましょうや、と。
で、ちょっと興味あったんでそのシミュレーション用に情報カード100枚だけ買ってきまして。あ、じゃあそのついでだからメモ用紙代わりにも使ってしまえー。というのがことの始まりでございました(本来のXPの方に関しましては別ページで展開予定のため割愛)。
んでは、ちょっと具体的な使い方を書いてみましょうかねぇ?
用意するもの。情報カードとボールペン。当たり前か。使い方。スケジュールでもToDoでもアイデアメモでも何でもいいんですけど、何かあったらとりあえずカードに書き殴る。これも当たり前。
じゃあこっから、その書き散らしたカード(の情報)がどのように流れるか、なんですけど。私の場合こんな感じになっております。
<スケジュール/ToDo>
- 時間がある時にVisorのスケジュールまたはTODOに書き写す。
- 全部書き写したら破り捨てる。
- 他人が関与してる場合にはカードごとその人にあげちゃう。
<アイデアメモ(主に文章ネタ帳)>
- そのまま机の端に積み上げて放置。
- 文章書く前にパラパラと眺めてどれ書くか決める。
- 決めたらパソコンorJornadaで文章書く。
- 終わったら(済)と朱書きして放置。
こんな感じですかねー。現在通常のメモに20枚程、アイデアメモに50枚程消費した状態なんですが。
不思議と良く回ってます。あれだけPDA慣れしてたはずなのになーんででしょ?
という訳でこの古代の謎を解くために中世エジプトにタイムワープ・・・せんでええ>俺。やっとボケが入ったよ。入れんでええ>俺。
さて。ここまでお読みになった、特にPDA慣れしてる方の疑問。
「なんでわざわざ紙に書かなきゃいけないの?」
「検索にも一覧にも、変更にも弱いんじゃない?」
「何も情報カードなんか使わなくても?」こんな感じになると思うんです。
でまぁ個別にお答えしてもいいんですけど、それじゃ文章長くなるだけで書いてる私が疲れますので(をい)、もういきなり結論。
結局この使い方って「二次ストック領域」なんですよ。あくまでメイン(一次ストック)はPDA。
結局人はモノを忘れたくないから覚え書きすると。その過程の中でPDAというものも出てきたりしてると。でもPDAに入力するまでの間に忘れてしまっては何にもならないと。それを防止するための防御網みたいなもんですな。
ほら、よくモノの本とかでPDAやシステム手帳と一緒に付箋紙を、てのが良く出てくるじゃないですか?あれとまったく一緒。ここまで書いてやっと「あ〜〜〜」となった方も多いのではないかと。
スケジュールとかならば、一度Visorに入れてしまえばカードなんざ用無しですから。保存性、視覚性なんざハナから完全無視。ただ書ければいい。書いた瞬間からPDAに移すまでの間だけ、忘れずに留まってくれればそれでいい。そうゆう考え方ですな。
じゃあなんで付箋紙じゃなくて情報カードなのか、といったら単なる私の好み。ていうか私付箋紙あんまり好きじゃないんですよねー。すぐ破れるししわくちゃになるし。肝心な時には剥がれ落ちてるし。ひっつかなくてもいいから丈夫なのが欲しい、という意味では私にはこっちの方が合ってましたねぇ。
あと、使ってみて意外に効果高かったのが「人に渡せる」ってところかな?まさかPDAを本体ごとハイって渡す訳にもいきませんし。通常のメモ用紙や付箋紙でもいいんでしょうけど、敢えてこれで書いて渡すと大抵は驚かれますし。情報伝達のインパクトという副次的なメリットというのはあるような気がします。いっそのことキティちゃん柄の情報カードとか出せばもっと売れるかもしれないのに。どうでしょうコレクトさん?売れねーよ>俺。
まぁこの辺の趣味嗜好は人それぞれなので。最終的にはお好きなカード(種類さまざまあります)なり100円ショップ品なりを探してみると、いざというときの予防線としては十分に役に立つのではないでしょうか?ということで。
なんかPDA文章というよりは文具文章になってしまったな。まぁいいや。
でもまぁこっからはいつもの如くになりますけど。前回でも書いた通り、本来ならばこんなせせこましいことしなくてもPDAいっこだけで管理できる生活を送る、ってのが一番なんですけどねー。PDA自体が十分な予防線のはずなのに、予防線の予防線が必要になるとは何事か、みたいな(笑)。
んでもそれをやらなきゃ生きていけないということもありますしねー。うっかりド忘れミスで今夜も残業、なんて一番つまんねーパターンですし。愚痴ってても先へは進まない、だったらロス無しで効率進めて、さっさと家帰りましょうや、つー感じですかねー。
さてと。再就職しなきゃなー。
説得力ねーよ>俺。
<おまけ情報>
私、Visorの持ち歩きには未だに丑やのVisor用革ケース(ベルト通しタイプ)(既に販売終了)を愛用しているのですが、この中にVisor本体と3*5の情報カード4枚を一緒に入れると、ピッタリ収まるんですわ。書き物にはボールペン内蔵のぺんとぴあforVisor使ってますからぬかりなしです。無論カードの方は端っこがしわくちゃになりますが、書くだけなら問題無しに使えます。特に他人にメモ渡す時には重宝。丑やさん、狙ってましたかこれ?(笑)