番組間の連帯について邪推してみました。

(某所で書いていたものの転載モノです)


 最近、ごはんでGo!Go!Radio13新五村川平吉の 関係が面白いですな。

 お互いにインディーズ・フリートーク系の サイト、しかも地理条件的に大阪*2、和歌山という好条件も あるため、お互いの「番組参加」が非常に盛んになってます。 これ書いてる現在もごはんでGo!Go!に新五村平吉のメンバーが マンスリーゲストとして出演中、とかなり質・量共に 濃いものになってます。

 で、いきなりただのラジオマニアとして判断すると、 これは『戦略的には正しい』んです。条件付きで、ね。

 これ、私がずっと聴いてたCBC・中部日本放送の番組 戦略とかなりダブる部分があるんですよね。 番組Aの中で番組Bのことをネタにして喋る。これを受けて BがAのことを次の放送でまたネタにする。こうすることで ネタわかろうとするために、AのリスナーはBを聴くように、 BのリスナーはAのリスナーを聴くようになる・・・ こんなことを戦略的にやってました、CBCは。

 これ、リスナーにしてみれば「これも聴こうか」と思わせる 格好の刺激剤になるんですよね。実際に両方の放送聴いてると なおさら面白い、ということになる。実際、私、朝から 晩までCBCにつきっきり、という時期もありました。

 で、話を戻すと、もしRadio13聴いてなかったら新五村川平吉 知るのもっと遅かったでしょうね。新五村川平吉メンバーが Radio13に出演した時の「なんじゃこいつら?」という興味が 新五村川平吉のサイト見るようになったきっかけ、と言って いいですから。

 こうゆう意味ではまんまと戦略に乗せられた、ということです。 面白いんだから乗せられて大満足なんですけどね。

 実際、こうゆう内容的なリンク(敢えてこうゆう単語を使わせてもらおう) ってのは単独では出し切れない面白さ、ってのを出してくれます。 相乗効果で共に上がっていこやないかい、ということも十分に 可能だと思います。

 ただ。ひとつだけ注意して欲しいんだよな。前に「条件付き」って言ったのは これがひっかかってってことなんですけど。

 「他の人とやってれば面白い」とそれに頼るようになっちゃうと、 間違いなく潰れます。ええ、100%。

 というのも現にCBCがこの過ちをやっちゃったんですよね。余りに 他の番組と混ざりすぎたために、「いつも聴いてないとわからない」 という放送になっちゃった。身内の輪から一歩引いてみちゃうと 「なんじゃこいつらは、勝手で盛り上がって」って状態に なっちゃった。

 今のインターネットラジオ作ってる人達がこの二の舞になっちまわないかな、 と。そんな不安が無いと言えば嘘になります。個人ベースだから いろいろなしがらみが無い分、かえって暴走してしまう可能性ってのも あるからね。

 これ防ぐ方法ってのは意外と簡単で、「自分たちは面白いことやってんじゃ」 と自我持ってればそれでいいんです。他の人達とやってもこんだけ おもろいけど、俺達だけならもっとおもろいぞ、と。他に頼るんじゃなくて 他を利用してやる、これ位の意識が必要になるかもしれませんね。

 幸いにして上の3番組に関してはこの姿勢が極端に出てていいです(笑)。 もう皆が揃いも揃って「オレがオレが」。欲望剥き出して非常にいい傾向だと 思います(誉めてるんよ)。その姿勢忘れない限り大丈夫だと思います。

 ただ今後、「じゃあオレも」と図々しく頼ってくる輩が必ず 出現すると思います。その時に「てめぇらとやってもオモロないんじゃ!」 と思えるかどうか。これが連帯となるか身内受けになるか、の境目になる ような気がしますね。


新着順INDEX 分類別INDEX Top