「ながら」に最も適したメディア
とある方に受けた質問。
「こんだけ並べてますけど、ホントに聴いてるんですか?」
答え。はい、聴いてます。さすがに100%とはいかないけど、 80%以上は確実に聴いてます。「Radio13」「新五村平吉」「ごはんでGoGo!」 についてはWWWC(Web更新チェックソフト)チェック入れて ストーカー一歩手前状態。ちゃんと距離おかなきゃな、気を付けよう。
ん、初手から論点違う。
こう書くと「さぼてん=パソコンにへばりついてインターネット ラジオばっかり聴いてるマニアック野郎」と思われそうなんですけど。 それに関しては否定させて頂きます。
というのも。
インターネットラジオ聴いてる時ってのはまず何か他の作業してるのが ほとんどです。インターネットラジオ集中して聴きつづける、という ことはまずありません。
いわゆる「ながら」ってヤツです、はい。
文章書きながら、メール読みながら、チャットしながら。会社で インターネット使える人でしたら残業しながらってのもありでしょう。
インターネットラジオってこの「ながら」にすごく適しているんです。 これは一体どうゆうことを表わすのか。いきなり現実のナイフ突きつけるぞ。
「○○○しながら×××」。インターネットラジオは常に「○○○」 に入るものです。「×××」には入りません。
つまり、インターネットラジオそのものはメインとしては機能しない、と。
例えば何か情報集めたい時。テレビにせよラジオにせよ、 30分の情報見ようと思ったら30分見続けなきゃいけない。 それよりも新聞なりWebなりで自分の欲しいもの探して見た方が いいに決まってる。
ラジオがこの点で有利だといえるのは、車の中だったり出先だったりと 情報が探せない状態の中でも情報を提供してくれる、という点か。でも それは普通の地上波ラジオだから言えるのであって、同じ インターネット上にWebが存在する以上、速度面でインターネットラジオが 優位に立つことはありえない。これは致命的。
(関係ないけど、読売新聞がWebで提供している動画のニュース、 始めは珍しいけどすぐ飽きるね。文字おっかけた方が絶対にラク。 客寄せでやってるだけ。)
んじゃ遊びの要素としてはどうか。という点ですが、やっぱり 今こんだけ「遊びの種類」が掃いて捨てるほど存在する時代に わざわざラジオを単一選択してくれるか、というと 正直首をひねります。やっぱり地味なイメージありますからねぇ。 これを壊す作業ってのは必要なんだろうね。
っう訳で、メディアという観点から見るとどうしてもインターネット ラジオって一歩も二歩も後退してしまうんです。
あ、落ち込まないでそこの御方〜。絶望するにはまだ早いぞ〜。 おーい寝るな〜。生きて日本に帰るんだ〜。
なんだそれは。
んじゃラジオというメディアに未来はないのか。そんな訳がない。
例えば地上派のラジオ考えてみてください。普段どうゆう形で 聴きます?車の中、仕事しながら、家事しながら、受験勉強しながら、 眠くなるまで睡眠薬代わりに。ほとんどの場合が「ながら」に 関わってきませんか?
テレビだと目と耳、Webだと目と手といった具合に、どうしても それのみに集中しなければならない場面が多いのに対し、 ラジオって使わなきゃいけないのは耳だけ。
つまり、ラジオは並列処理的にこなすには実に(特に聴く側にとって) 効率的なメディアと言えるのではないでしょうか。 作る側にしたらこれを狙わない手はないですし、聴く側も あった方が嬉しいに決まってますよね?
私の場合、自宅でパソコンいじる時にはCD・AMラジオ のどちらかが必ず稼動しています。無音で作業するのに 耐えられない人間なんです。はい、典型的なながら族です。 ですので、こうやってインターネットラジオ局の存在って、 第三の選択肢ってのが生まれるってのは 素直に嬉しいんです。「ながら」バンザイ!てな感じで。
やっぱこれ利用しないのは損だぜ。せっかくインターネット 使ってるんだからさ。Webとメールだけがすべてじゃないんだから。
なんかまとまりのない文章になってしまいましたが、潜在的な ながら族で、かつ何を聴きながらってのに飢えてる層、 確実にいると思うんですけどね。テレビ面白くないラジオも 面白くないCDもなんか聴く気しない。 そんな層をインターネットラジオで発掘することが できるんじゃないかな、なんてことを思う今日この頃なのです。
ちなみに最近はテレホタイムにRealPlayerで放送聴きながら 身内とのチャットに興じるのがベストコンボになってます。 文字ベースのチャットって意外とトラフィック少ないから 再生に何の影響もないんですよね。
チャットで話しつつラジオ聞きつつビールをごくり。
あ〜しあわせ。