黒船来襲? 〜来るなら来い(笑)〜
いやさ、本来ならば、インディーズを主としたインターネットラジオ、 を焦点に展開していく本Web「ハック」なんですけど。
こんなニュース出たら取り上げない訳にはいかないでしょう。
ニッポン放送が「オールナイトニッポン(ANN)」大改変。従来の25時 スタートを廃止し、22:00スタートの3部構成に変更、そして 放送内容をRealPlayerにて同時発信。当面の間(半年間)は地方局ネットを せず、ニッポン放送+RealPlayerでの放送提供の形を取る。
関連記事は日経エンタテイメントホームページ内のhttp://netnavi.nikkeibp.co.jp/ent/news/news2.htmlで読みに行けますから 興味ある方はどうぞ(情報提供多謝>NR-FM掲示板)。
う〜ん、ついにそこまで来たか。
今回の決定に対し「これでANNは死んだ」 「改編じゃなく改悪だ」と言った声も挙がってるみたい。 実際私も月曜から土曜まで1部2部すべて聴いていた時期も ありましたし(今思ってもムチャクチャだな)、実質上の ANN終了は感慨深いものがある。
でもなぁ。正直言わせてもらって、放送自体としては ANNってもう死に体と化してたってのが私の評価です。 冷たいかもしれないけどね。 いくらパーソナリティすごいの引っ張ってきていた所で、 新鮮さが無い。看板に引きづられててやりたいことができてない。 こうゆう印象を持ってました。パーソナリティーがいくら 頑張ってもそれを生かし切れない状態になっちゃってたと思う。
だからいっそのことANNの看板捨て去ることは、たとえ 次の番組(LFR)がぶっこけても最終的にはプラスになるような 気がします。
ただひとつ気になることは、もしこの10:00からの放送を 地方局がネットするようになったら、地方の夜ワイド崩壊 するな、と思って。「ネットされた方がマシ」 という所もあるんだろうけど、場所によっては侵略者だよな、これ。 地方だからとか中央だから、というのじゃなく 「こうゆうおもろいことやってるぞ」という選択肢が減ってしまう のではないかなという疑念が残ります。
LFRが地方にネットされる可能性があるのは99年秋改編から。 果たして今後ラジオ界はどのように動いていくのかな? 地方局はこれに乗っかるのか、それとも独自の道を進むのか。 久々に地上派ラジオに対しても興味出てきたな。
さて、一方インターネットラジオを考えた場合。素直に言って、 メリット・デメリット両方があります。
まずはメリット。単純にRealPlayer人口、それも日常的に RealPlayerを使う人口が確実に増える。これはインディーズ系サイト にとっても効果大きいと思うよ。パソコンで音声を聞く=難しい という思いこみをかなり払拭できると思います。
(あんまり関係ないかもしれないけど、やっぱり形式はG2方式 使うのかな?今のところMac版及びUNIX版はG2出る気配ないんだけど・・・ あとトラフィック的にLFのサーバは耐えられるのだろうか? 向こうも必死になって調べてるとは思うけど、どうなんでしょうねぇ。 フタ開けてみたら全然ダメでした、なんてならなきゃいいけど)
次にデメリット。聞き手の評価が「悪い方」にシフトすること。 はっきり言えば番組ノウハウでもシャベリそのものでも、LFが やった方が上に決まってる。それ聴いた人間が「ここまでできて 当たり前」と考える。これが一番怖い。これもあるよ、あれもあるよ、 の多方向性視点じゃなくて「こうじゃなきゃだめ」の競馬馬視点に なりゃしないか。
ま、その思いこみブチ壊すのがこれからの役割だと思ってますけどね。 そうゆう意味では今ここでこれをデメリットと挙げてしまうのは あまり適切じゃないのかも。
でも、今後このLF効果によってインディーズへもリスナーが流れ込む としたら、作り手も覚悟しておいた方がいいかもしれないよ。 聴く耳持ってる通も聞く耳持ってないトーシロ(失礼)も、こぞって なだれこんでくる訳ですから。気合い入れていきましょ。
何はともあれ、この世界、今後「より大きな渦」に巻き込まれていく 予想すらさせる大きな出来事だと思います。
不安も期待も抱えつつ、更に上見つめよう。うん。