小ネタ万歳:メールマガジンを眺めてみよう


 Webが更新されたのをどうやって知らせるか。インターネットラジオサイト に限った話ではなく、「人に見てもらおう」と考えている人ならば 誰しもが頭を悩ませる問題です。

 単純により多くの人に見てもらう、という意味で行けば数多あるサーチエンジンに 登録しまくる、リンク張りまくってもらう、といった力技で乗り切ることは 可能です。

 でもこの更新を知らせるってのは明らかに主旨が違う。リピーター対策 ですよねこれ。リピーター拾おうと思ったら相手に「もう一度見たい」 と思わせなきゃいけない。

 放送でいっくらがんばっても相手が2回、3回と来てくれないと 意味が無い。このジレンマ、結構ボディーブローのように効いてきます。

 という訳でリピーター獲得のためによく利用されるのがメールマガジン。 Webの更新されるたびに情報をメールで流し、ページを見てもらうように 促すってことができる訳です。

 まぁ前振りはこんな所にしておくとして、このリピーター向け宣伝の ためにメールマガジンを発行しているラジオサイトも結構あります。

 ざっと取り上げてみましょうか。私すべてのメールマガジン取得 している訳ではないのでこの点はご了承を。他にもおもろいの あったら教えて〜。

 これらすべてのメールマガジンの申し込みは各放送サイトから 行なうことができます。


 ★Radio13発行「The Otherside of Radio13」

 インターネットラジオ関連サイトでは(今のところ)群を抜いて秀逸。 ていうか凝り過ぎ(笑)。他のサイトがこのレベルまでやろうと すると放送の質に影響して本末転倒が起こる可能性があるから あえて言おう。良い子は真似すんな(笑)。

 ラジオ本編更新と同時に発行され、更新情報がしっかり抑えられていて、 かつ、毎週Radio13メンバーのコラム付き。濃いぞ〜。 Radio13知らない人でも読めるレベルになってると思うよ。

 世の中もう数千・数万の メールマガジンが存在してますけど、クオリティで言えば これ全体の中でも上位数%に入るでしょうね。

 ★五村富士発行「裏五村平吉」

 逆に更新情報を伝える、というもっともシンプルな 役割としてメールマガジン使っているのがこちら。

 内容は更新した内容と定期情報、一言コメント程度、極めて質素。 行数にしても100行足らずとすぐに目を通せる分量。

 バックナンバーをつらつらと眺めてみたんですけど、結構紆余曲折を経て るみたいね。いろんな企画潰して、削りに削って今の形になったみたい。

 私はこれも正解だと思うよ。 要は更新できたよ、ってことが知らせられればいいんだから 十分に情報の伝達はできてるわけ。

 この分量だと読む側もさくっと理解できるしね。 (Radio13のやり方を真似すんなっていうのはこれも理由。 文章の長さに比例して質が上がってないと読者って読んでくれないのよ。)

 なお、この裏五村平吉を購読していないと聴くことができない 放送バージョンが希に存在しますのでそこも要チェック。とりあえず前回 聴いた時にはピー音だらけで何言ってんかわかんなかったけどな。

 ★fm-monday-club発行「Webラジオfmcニュース」

 ここもちゃんと基本を抑えています。五村富士と合わせてメールマガジンを 更新お知らせのツールとしてうまく利用できている例です。

 んでちょっと思ったのがこの文章、さりげなくホームタウン熊本の 事を織り込むのがうまいな、と思って。

 こうゆうのって意識し過ぎると押し付けがましくなるし、かと言って 言わないと忘れちゃうもんで、バランスが難しいと思うんですよね。 自然に「ふ〜ん、熊本かぁ」と思わせる文章、構成になってると思います。 本来の目的である更新情報に、うまく+αの情報を乗せ切れてる好例だと 思いますよ。

 バックナンバーとかを見ると(エッセイ等が抜粋されている)、 やはりいくつかの雑誌等で連載もやってるみたい。納得。


 とまぁこんな感じで。(本当だったらあと2局程書こうかと思ったけど、 ただの罵倒になってしまったので削除。察せ。)

 メールマガジンひとつ取ってみても、意外と各ラジオサイトの性格ってのが 出てくるから面白いですな。

 ラジオ主体、といっても現実にはラジオだけで善し悪しが決まるんじゃなく、 Web、メールマガジン、その他いろんな要素が絡み合ってくる。インターネット ならではなんでしょうね。

 うん、かなり無難な結論だ(笑)。


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