Radio13収録現場捨て身レポート。


 うっわ〜。私の笑い声って自分で聴いても気持ち悪いなぁ。 普段こんな声で笑ってんだね。これ声だけ聴くと明らかに変質者。 連続レイプ魔の役とかやらせたら似合いそうな声だよなぁ。 自分で言うな。

 すんませんね、放送コードに耐えられない声トラフィックに たれ流しにしてしまいました。土下座。

 と、いきなり平謝りから入ってしましたが、GW休みを利用して Radio13さんの収録現場に遊びにいってきました。

 もともと今回の訪問、目的は別の所にあって、その件に関しては 微に入り細に入り聞きまくってきた(現在こちらの方は制作中。 ただ、とんでもない分量になると思うので気長にお待ちを)のですが、 これに協力してもらう際にRadio13さん側から提示された条件が 「ゲスト出演」。

 正直言えばどうしようか迷ったのですが、「まぁこれもネタになれば いいか」という感じで単身乗り込んでいき、見事なまでに玉砕 したと。

 という訳で、こんだけ派手に玉砕したからにはネタにせねば ならんだろ、とRadio13突撃レポート書いてみましょう。 こちとらも雑文書き魂見せたらあ!

 かなり間違ってます。

 前置きはこんなもんにして。さて、んじゃ順次。

 以後は、Radio13(99/05/02放送分)を一聴してから読むと、より リアルに楽しめます(笑)。


 <OP>

 スピーカーからいつものOPテーマが流れ出す。

 その瞬間、今までのなんとなくのんべんだら〜りとした空気が 一瞬にしてピーンと張りつめていくのがわかります。

 Radio13の収録は完全な一本勝負。多少のNGがあろうと テープを止めたりすることはありません。75分の放送を 75分で録り終える短期集中型。

 「どうも、ローレルカタギリです。」
 「ランプです。」

 いつも通りの挨拶から本番スタート。

 うっわ〜!緊張する〜!ていうか今から私もしゃべるんだよね? これ実は夢で、私は自宅のフトンの中で安らかにイビキかいてるとか そうゆう事じゃないよね?などと訳のわからない事を考えつつも 紹介を受けてご挨拶。

 「よろしくお願いします〜」思いっきり声がひっくり返る。

 OPは先だって出席した在阪インターネットラジオ3局による 新年会についての話題。

 ローレル・ランプ両氏に加えツジ氏も参加し、3人で先ほど まで目の前で展開されていた出来事を忠実に言葉で再現していきます。

 ・・・・・・会話に参加できん・・・・・・。

 これは普段聞き慣れない関西弁というよりは、録音ならではの 独特の話し方によるものが大きいですね。一人がシャベリ終わって から別の人がシャベリ始まるまでの「無音の時間」がほとんどゼロ。

 普段耳で聞くだけならこの間は「聞き易さ」につながります。 でも、そこに加わるとなると状況は一変します。

 口挟めないんすよ。挟もうとすると既にもう会話が流れてる。

 結局このOPに関してはほとんど無言、以後もクロストーク覚悟で 割り込みながら参加していく、という図式が続いていきました。

 今考えても、目の前で突進するが如く突き進む迫力ってのは すごいものがありましたね。ようオレ飛び込んでいったもんだ。

 <トーク1>

 数十秒のジングル・CMを挟んですぐさまトーク1。

 インターネットラジオに関してあれやこれやインタビューを受けると いう形になりました。

「ぶっちゃけた話、Radio13ってどう感じます?」
「これは聞き手にとってどう聞こえてくるんでしょう?」

 といった胸元を突く質問に、自分が今までに書いた文章を思い出しつつ 返答する。

 正直言って、自分が喋ったことが今までに書いた文章と辻褄が取れて いるかの自信はないですね。

 かと言ってそこで数十秒も考え込んでしまうこともできない。 ペースに合わせようとすると、あれだけの回答をするのが精一杯でした。

 それが顕著に現れてるのが、幾度に渡って言葉を言い直したり、 一度言った言葉を訂正したり、同じ意味の単語を繰り返したり。 無意識の内に考えるための時間を作ろうとしてましたね (これが聞き手にとっては聞きづらい要因になるのは言わずもがな)。

 ローレル・ランプ両氏の的確な展開(&ボケ)がなければ、ここの トークはボロボロになってたでしょうね。

 ま、これもいい経験でした、と。

 <トーク2>

 エロゲー討論の続編トーク。

 少々ネタばれをしますと、以前エロゲーに関してRadio13さんにメールを 出して、それについて喋ってもらった張本人は私です(99/2/21放送分)。

 当時自分のWeb内でエロゲーについて考察加えていた時に結論に詰まって、 Radio13さんに助け船を求めた、という経緯があるんです。

 ですので「なぜさぼてんゲストの時にエロゲー?」と思った方もいるかと 思いますが、こうゆう裏事情があった訳です。

 この本番前に、こちらが持参(&プレゼント)したエロゲーを3人に 見て頂き、その際に思ったことを展開していく図式でトークを繰り広げて いきました。

 基本的な考え方はお三方と私とで一致していたので、いかに詳細に ツッコめるか?というのが焦点になりましたが。

 聞いてみてどうだったでしょう?私の思う事はほぼ80%、放送に 乗ったかな、という感想を持ってますが。これ聞いて「私はエロゲー やります」という人がどう思うかな、てのは興味のある所です。

 さて、このトーク2の時に気が付いた点がひとつ。

 身近で話を聞いていると「相づち」が非常に多いんですよね。 一文章、一単語枚に「はいはいはい」「うんうん」と反応がくる。 で、この相づちの時の音量が非常にデカい。

 さすがに聞いてて気になったので、曲がかかってる時間(実際のインターバル) にちょっと聞いてみました。 「あ〜、もう慣れになってますけど、確かに入れてますね。」 「相づちは大きく言ってますけど、後で音聞いてみると意外と普通に聞こえますよ。」 (ランプ氏談)

 その言葉聞いて、スピーカー通じて相づち聞いてみたら・・・あ、ほんとだ。目の前で 聞くときよりもかなり相づちが隠れて(自然に)聞こえる。 これは小さいけど意外な収穫でしたね。

 あ、そうそう。「どんな沖も」を歌うのはマズいと思います。 笑ったけど>ツジ氏。

 <私と一緒に>

 AVコーナー。ここは純粋にリスナーとして楽しませて頂くことに。

 途中、ツジ氏にヘッドフォンを貸してもらって、ミックスダウンされる音 (=録音される音)を聞かせてもらいました。

 ・・・・・・・あ。やっぱりヘッドフォンを外して聞く音(マイクの 前に座りながら聞く生声)とヘッドフォンを通して聞く音(録音される 音)って、違うなぁ。

 ミキサーとかの機材にもよるんでしょうけど、肉声で聞くよりも 音が丸みをおびた感じがします。この辺をいかに自然に近づけるかが 録音技術ってことになるんだろうなぁ。

 <トーク3>

 NHK大阪で制作されているNHK教育の15分番組「ストレッチマン」の ツッコミトーク。

 私、この辺でやっと緊張感が和らいできました(和らいだといって 聞き取りにくい声はそのままってのもアレですが)。

 ここは素直に笑ってました。実際オモロいネタでしたしね、ストレッチマン。

 今回放送分では最もRadio13の味がさぼてんの毒に犯されずにすんだ 部分ではないか、と(毒ってなんや毒って)。

 ちなみに、このトーク3が経過した段階で、曲のかかるインターバルを 除き、ローレル・ランプ両氏は1時間喋りっぱなし。

 収録前にあれこれ聞いてた時にローレル氏が「とてもじゃないけど 2週、3週分取り溜めする気にはなれない」と言ってた理由が わかったような気がします。このテンションで2本3本ってのは しんどいですな、絶対。

 実際、Radio13さんってかなりテンションには気を使ってますね。 テンションを上げていくことで、他の様々なポテンシャルを上げていく。 そのためには最大限の努力もするし対策も立てる、そんな感じがしました。

 <ED>

 そうこうしている内に番組も締めへ。

 映画コーナー(ブギーナイツ)、競馬プレゼントの速報などを終え、 「今日はどうでしたか?」と感想を求められる。

 「いつもはスピーカー通して聞こえてくる声がそのまま目の前で 繰り広げられる。純粋にリスナーとして楽しかった。」

 これは素直な感想ですねぇ。他のリスナーさんには申し訳ないですけど。

 逆に「あ、自分はリスナーなんだな」という認識を強く持っておかないと、 このページの質とかにも関わってきちゃうんだろうな、という思いを持ちました。

 リスナーから見た視点、クリエイターから見た視点、両方の視点を 明確に自分で区切りつけておかないといけないでしょうね、これからも。

 そんな事を考えつつ、無事収録は終了しました。

 お疲れさまでした〜。


 という訳で、長くなりましたが。

 この後、ローレル&ランプ両氏にいろいろとお話し聞かせてもらって (質問攻めという言い方もある)、「ほ〜っ!」と思う部分もありました。 ここいらはいずれ別文章で。

 今回のこの収録、私にとっては忘れられない出来事になるでしょうね。 いろんな意味で。

 いや、ほんとRadio13の皆さん、御協力ありがとうございました。 おかげでこのように濃いレポートが書けました。

 最大限の感謝。


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