主従の呪縛
前回の「目標シフトダウン」アップ後に、なかなかに鋭い指摘を頂きました。
かいつまんで要約するとこんな感じ。
「そもそも掲示板やチャットというものに、番組を通じた意見や感想の交換的 要素ってほとんど存在しない、掲示板を作る側ですら、身近なコミュニケーション のみを目的としているのが現実ではないでしょうか?極端な話、番組 そっちのけの掲示板入り浸り状態というのも存在する訳で。そもそも番組と 掲示板の存在意義がかけ離れているのではないでしょうかね?」
あーーーー。そですなぁ。うん、その通りだ。
結局掲示板やチャット作成した時点で既に、フィードバックなんか考えちゃ いねぇと。あ、面白い面白い。これ思いっきりネタになるよ。さっきまで これと別路線で続編の文章書いてたんですけど、これ基にした方が面白く 書けそうだし。おし、書き直そ。
つー訳でパクらせて頂きまーす。ありがとねー。ちなみに 節操ないのはモトからですので気にしないよーに。
さてさて。上の指摘受けてちょっと考えた後、こうゆう連想が浮かんで きたんですよ。
「あれ?つーことは。ひょっとして番組はおいてきぼりになってるのに 掲示板は盛り上がってる、そんなラジオサイト結構あるんじゃないの?」
今胸に矢が刺さった制作者さん、どれくらいいるんだろうか。 一人二人じゃないと思うんだけどな。
まいったよなぁ、とりあえず型通りに掲示板作ってみたはいいんだけどさぁ、 そっちばっかり盛り上がっちゃって、肝心のコンテンツなんかだーれも見向き してくんないもんなー。ふんいいんだいいんだ俺なんて、と夕日を背に 小石を蹴っていじけている方も多いのではなかろうかと。どんないじけ方だ。
まぁよくある話なんです。別にラジオに限った話じゃなく。 個人でWeb作ってる人のお悩みランキングで常に上位3位以内に入る位 定番的なものなんですよ。そんなランキングは実在しませんが。
ですのでこれに対するお答えも実は案外単純だったりします。
「掲示板が盛り上がるということは、見る人にとってのメインコンテンツが 掲示板であるという評価に他ありません。いま一度自分のコンテンツを見直し、 掲示板に通ってる人にも『あ、こんなのがあったんだ』と思わせるような モノを作っていけば、掲示板のみが盛り上がるといったことはなくなるはずです。」
まぁこうゆう答えになるんちゃう?結局見る側聴く側はオモロイもんを 求めてサイトにやってくる訳なんだから、当然一番オモロイもんに食いつく はずだと。だったらそれを用意しとけば、あとは自ずから結果はついてくる。 そんなところなんだろうなぁ。
正論過ぎててつまんないんだけどね。
やっぱここで完結しちゃったらわざわざ書く意味ないもんな。 つー訳でこっからまた例の如く間違い覚悟の超深読みワールドに 突入します。別にこちとら一人や二人傷つけたって何とも思わん悪党だい! ヒールは憎まれてこそなんぼだい! この際みんなまとめてやっちまえ!へぇ親分!
ボケがとてつもなくあさっての方向に行ってるんですがいいのでしょうか。 しかも外してるし。
とっとと本題戻すね。実はこうゆう事も思ったんよ。
前回の「目標シフトダウン」、そして今回のここまでの文章、暗黙の了解 が存在していることに、察しのいい方はお気づきになられているかもしれません。
はい、さいです。「番組は主、掲示板は従」。この関係。 あくまでこの前提があるからこそ、前回も今までもこうやって半否定的な 文章つうのも成立してしまう(逆を言えば、この前提の上では決して 前作が外れている訳ではないとは思うんよね。だから今回は追加書き足しの 形を取る訳ですが)。
でもさ、こう考えてみたらどうでしょう。一度この筋の両端ハサミで ぷっつり切り取っちゃっう。それどころか、一度切り取った筋を上下 逆さまにして無理矢理セメダインでひっつけちゃうと。
「掲示板が主、番組が従」つー考え方ができません?
よーく考えてみたら、今までラジオサイトチェックして中で、ここまで 割り切ってやっちゃってるところってほとんどお目にかかったことが なかったりするんです。 (ちなみにゼロではありません。五村富士 がかつてこのアプローチを 試したことがありますね。私はこれをリアルタイムで聴いてないので、 こうゆう書き方しかできないんです。すまんこってす。)
そりゃ確かに掲示板に書き込まれた書き込みを番組内で読み上げたり、 というのはどこでもやってる。でもあくまでこれは掲示板の「従」的な 使い方に過ぎないんですよ。
これを発展できないか。もしくは破壊できないか。
今までとは逆に、「番組」つーネタを掲示板にぶつけて、掲示板を 盛り上げちゃうのに全力を注ぐ。 考えてみればこうゆうやり方もリッパにありのような気がしてきたな。
特にラジオとかだと番組とかにいっくらでも凝ることができるから、 作り手側も、そしてそれを聞く側も、無意識の内に「メインは番組なんだ」 という固定概念を自ら作っちゃってるのかもしれないね (正直な話、「目標シフトダウン」もこの壁にぶち当たってる要素はある訳ですし)。
結局はどうゆうコンテンツがあるか、どうゆうアイデアがあるか、 それによってどんな道具を使えばいいのか。考えるだけじゃわかんない 点も多々あるだろうし、トライ&エラーでとりあえずやっちゃう、ってのが 案外一番の早道なのかもしんないですね。
ん、うまくまとまった。やっぱ書き直した甲斐あったな。 オラやったぞー。東京で一旗上げたぞー。
なんつーシメじゃ。