RushAt評(1)
暴発→疾走感。
はー高校生さんですかー。すげー。こうゆう時代なんだなー。などと 妙な感慨にふけってしまう私はすでにおっさんモード突入状態。
そういや一時期流行ったよなぁ、現役女子高生モノ・・・何の話だ何の。
人格疑われかねない前振りは放っておいて本題行きます。 という訳でRushAtです。高校生による制作集団(部活当たりが母体 なのかな?)によって運営・制作されているサイトです。
そーだよなぁ。もう今はフツーの高校生でもこうやってさくさくWeb 作れるんだもんなぁ。私が高校生の時って何やってたんだ? えっと、当然ながらインターネットなんて未知のものだし、 パソコン自体一高校生には高嶺の花だったし、えーと・・・・ 思い出せない・・・心の傷に触れてしまったので中止。
気を取り直して。
えっと、このサイトは、確かいにゅ子ネットのリンク集から お邪魔したかと記憶しています。で、そんときは予備知識もなく いきなりストリーミングで聞き始めたのですが、その瞬間。
「こんにちはああああ!!!RushAt始まりますうううう!!」
爆音が部屋に響き渡りまして、イスから転げ落ちてしまいました。 要はスピーカーの音量が最大になってたんですけど。確かめろ俺。
改めてスピーカー音量を絞って聞き始めたのですが、上の超特大フォントは あながち誇張し過ぎている訳でもないです。
もう放送中、テンションが高い高い。テンションの高さといえば やはり暴走を売りにしてる五村富士を思い出しますけど、五村富士が 「ある程度の計算も頭にいれて、なおかつその予想を越える暴走」なのに対し、 RushAt!はもう10代のパワー何から何まで全部ここに突っ込みました的な、 暴力的無自覚的なハイテンションなんすよね。
もう若さあっての特権つうか。あ、こうゆうこと言ってるからおっさんに なっちゃうのか。よし、ここは負けずに飛ばしてみよう。
というかね、ここまでブチ切れちゃうと、もう喋りの技術だの 経験だの技量だの、そんなもんもう関係ないね!!その存在自体が売り! もう君ら最高!!
いいんだよそれで!!はじめから「カンペキな放送」なんざ求めた ところでできっこないにきまってるんだから、「自分達はこれをやりたいんだ!」 つう欲求を素直に爆発させるのが一番!!その爆発力が時にはプロの 技量や経験すらもブチ破れることだってあるんよ!! そのままどんどん突っ込んでしまえ!!後ろ振り返ることなく 目の前の壁ブッ壊して進んでしまえ〜〜!!
ぜえはあぜえはあ。いかん、久しぶりに叫んだら息が。げほっげほっ。
やっぱりおっさんじゃねーか。
とは言え、このハイテンションって実は非常に有効な手段であるのは ホントのお話。
これ、Radio13の受け売りなんですけど (パクれるものはパクるのさ〜うららら〜。すまん)、やっぱ声って 自分が思ってる以上に感情が乗ってしまう代物でして。
言われてみるとやっぱわかるんですよね。地上派ラジオとか聞いてても 「あーなんかいつもに比べてテンション低いな〜疲れてるんかな〜」 と感じる時ってありますもん。
言ってみればお金もらってるプロでさえこれ。ましてや一介の 素人さんはもう言わずもがな。
ですので、普段喋ってる時よりもあえてテンションを高めにあげて、 聞き手側に「いつもよりも」と感じさせないってのはリッパなテクニック なんですよ。よくマンガとかで電話に出る時だけ声がよそ行きに なるってのあるでしょ?でも実際には老若男女を問わず、万人が使えて 万人に通用する、リッパな技なんですわ。
つー訳でぜひRushAtには、ビビることなく、この強気な姿勢を 維持していってもらいたいと切に希望いたしますです。
ちなみにこのハイテンションには、諸刃の剣とは言えもういっこメリット あります。
確かに「はじけすぎる」と聞き手にひかれてしまうリスクもあるのですが、 その一歩手前、レッドゾーンぎりぎりですっ飛ばすことができると、 このテンションは「疾走感」へと変化していきます。純粋に聞いてて 気持ちよくなってくんのよ。いわばカーブでギリギリを攻める快感。
確かに現段階ではテンション上がり過ぎて壁に思いっきり激突するような 箇所ってのも見受けられます(でも壁激突しようが人轢こうが何も なかったかのようにハイテンションが維持されるってのは、そんだけパワーあるって ことなんだろうな)。でもね、既に彼女たちは無意識ながらもこの快感を 聞き手に与え始めているような気がします。 「あ、よーわからんけど、そんでもなんか聞いててオモロイ」 というのを度々感じましたから。
ハイテンションを維持できて、なおかつそれをコントロールすることが できるようになったら・・・。末恐ろしい存在です。