アクセス向上問答


「なんとかして、新規リスナーをひきつけられない?」

 む。むむむ。むむむむむ。

 んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと。

 まぁ、ある意味窮極の命題、なんだろうなぁ。つぅかんなもん わかりゃしねぇよ。

 おはり。

「終わるなーーーーー!!!教えれーーーーーーーーー!!!」

 やかましい黙れ架空の人よっ。

 んなこと言ったってそんなん確実な方法わかったら苦労はないっつーに。 このページへのレスポンス数がそれ如実に物語ってるだろうが。

「あ。」

 ん?なによ、いきなり我に返って。

 あ、おーいどこに行く〜架空の人よ。つーか君の出番そんだけかいーー。

 行っちゃったよおい。まぁ前フリ位にはなったから別にいっか。 という訳でアクセス数のお話なんですが。

 まぁ私個人としての考えで行くんだったら1万人来ようが100万人来ようが 数そのものには何の魅力も感じないんでこうゆうお話するにはあんまり向かない し説得力も薄いんですけど。

 そんでもまぁ書かないよか書いた方がいいかな、と。その程度の動機でもって つらつらとキーボードを叩いておりますです。まぁ今回は個人の戯言程度に 聞き流して頂ければ結構です。あ、いつもか。

 で、見ず知らずの人間にうちのページを見てもらうために行う行動、 これを宣伝つう訳なんですが。実はこの宣伝ひとつとっても結構効率非効率の 差って出てくるんですよね。

 というのも。これ、Web初制作者がよくやるミスなんですけど、同じような トピックスを扱っているサイト(ここで言えば同じインターネットラジオサイトね) に重点的に宣伝してリスナーの興味を引きつけよう、なんてのをよくやります。

 でもねぇ、実は私これすっげぇ非効率的だと思ってます。特にこと インターネットラジオに関しては。

 その理由。たとえば野球だのアイドルだのといった大きなジャンルであれば、 そのジャンルに対する情報が欲しい人ってのは既に何千人、何万人といる んですよ。それだけの「情報需要」を抱えてる訳ですから、同ジャンルのサイト に対して宣伝をかけても、十分に宣伝になるんです。

 ところがインターネットラジオの場合。はっきり言うけど、まだまだ情報需要 そのものが絶対的に少ないんよ。まだまだマイナージャンル。各サイトせいぜい 10人〜30人位、多くて100人いくかいかないか、その程度だと私は踏んでます。

 絶対需要数が増えてない以上、同行の志だけで輪になって宣伝しても、少ない パイのぶん取り合いにしかならないんですな。これはもう何回も繰り返して 言ってることだけど。

 となると、外に目を向ける必要がありますわね。インターネットラジオすら 全く気にも留めてない人間をいかにウチの局にひきつけていくか。いたって 普通のことかもしれませんけど、自局をいかに外にさらすことができるか。 そこに認知度が上がるか上がらないかの分岐点があるような気がしますよ。

 んじゃ、それを実現するために何をする?

 Yahoo!を初めとするサーチエンジンに ガンガン登録して、雑誌にもどんどん取り扱ってもらって、外の人に見られる ようにする、というのも確かに必要、かもしれない。

 でも、一定の効果は得られるかもしれないけど、これでも私は不十分だと思う。 というのも、いっくら見てもらえたとしても、実際に番組を聴いてもらってかつ 「面白い」と思ってもらう。これができなきゃいけないんだよね。 悪いけど私、Yahoo!をはじめとするサーチエンジン群とかにそこまでの力が あるとは思えない。便利だけどね。

 じゃあ結局何が一番いいんだよ!とそろそろ皆さんキレそうだと思いますので、 そろそろ結論言っちゃいましょうか。

 やっぱね、この世の中「口コミ」にかなう伝達情報って存在しないと思うんだ。

 これは私の実体験なんですけど、以前自分の作っていた某ページのアクセスが 爆発したことがあります。MLで私のページが話題にのぼったのがきっかけだった のですが。

 はっきり言ってすごいよ。一度口コミ情報網に乗っちゃうと。 それまで1週間に1、2通来れば上等だったはずのメールが1日で数十通 やってくる。返事書いても書いても書いてもどんどんやってくるから対応 しきれなくなる。その上、口から口へと伝わってどんどん広がっていくから 後から後から人がやってくる。後はもうこの連鎖反応がひたすら続きました。 アクセス数にしても、少なく見積もっても数百倍位になったんじゃないかな? その位の威力がありました。

 この時つくづく思いましたもん。宣伝なんていっくら自分ががんばろうが そんなもん関係ないと。自分でコントロールができなくなる位に なって、初めて人はやってくる、てね。

 じゃあその口コミに載っていくためには。結局内容が面白くないと どうにもならないんよ。見てくれた人、聴いてくれた人が「あ、これおもろい。 他の人にも聴かせたい。」こう思ってくれて、初めて爆発は起こる。

 やっぱりこの世界、「おもろいもん」に対しては世間は敏感だよ。 次はないか次はないか、と常に飢えてる状態だと思うし。それだけに、 一度食いついてもらったら、もうこっちがどうこう言わずとも勝手に 周りが広げてくれるんよ。

 これこそがインターネットの世界では一番の宣伝なんだと思う。 原始的と言われてしまえばそれまでなんだけど。

 ただ、この口コミの難点。爆発がいつ起こるかわからない点なんですよね。 ヒジョーに気まぐれ。明日やってきちゃうかもしれないし、10年 経っても起こらないかもしれないし。私の経験だって、極端な話 宝くじが当たったようなもんでしかない。実力とかそんなもんとは 関係なく周りは常に動きつづけている、というのもありますからね。 結局冒頭でわかんない、と断言しているのもこれがあるからなんですよ。

 だからこそ、いつまでも釣り人のようにアクセス増加待ち続ける より「いつでも俺らはおもろい事ができる」位にふんぞり返っていた 方が、精神的にも体力的にもラクだと思ってます。

 自分たちだけで面白がってる分には他人様には迷惑かからんしね。 もちろん、最後にはその他人様も巻き込むつもりでいけばなお可、かな?

 まぁだいたいこんな感じ。じゃあこれ読んでどうするか、は 皆さんそれぞれにお任せしまーす。


新着順INDEX 分類別INDEX Top