MLはインターネットラジオの役に立つか?
うーん。ねぇ。考えてないことはないんですけど。どーにもふんぎりつかないっつーか。ねぇ。
って誰に問い掛けてんだ誰に>俺。
いや、何の話かっつーとメーリングリスト(ML)なんですな。
要はリスナー及びデベロッパーが共通の話題で盛り上がれる場所があると議論も交流も活発になるし言うことなしでしょ、と。掲示板では気が引けるけどMLなら思ったことが書けるという方も実際いらっしゃいますし、ここらで立ち上げてみてはいかがかと。
過去にも何回かこうゆう話をもらってはいるんですけどね。
ちなみにMLを立ち上げることだけでしたら、もはや今は簡単にできるようになりました。費用もタダ。FreeMLやe-groupといった広告挿入型無料ML提供サイトが立ち上がってるものですからね。広告さえガマンできれば誰だってMLマスターになることはできます。
うーん。ただなー。自分がやるとなるとなー。及び腰になっちゃうなー。
というのも。
ひとつは単純にトラブった時の管理ができねぇぞ、という極めて事務的なお話。私は仕事先の関係上、夜自宅でしかWebの閲覧はできませんし(タテマエ上。実際は会社のプロキシーかすめとって見てますけど(笑))、メール書くこともできません(これは本当にできない)。つまり管理作業ができないと。仮に昼間にMLメンバーが喧嘩して暴動起こそうが、夜までは手出しできないんですな。朝〜夜までの12時間はいっこML潰すには十分過ぎる時間です(現にそうゆうMLも目撃経験あり)。
それに私、意見出すには出しますけど、基本的には言いっぱなしで他人と議論する気なんかさらさらありませんから(笑)。言うだけ言ったらあとは読み手で決めてもらうのを好む人間としてはどちらかというとMLって不向きな媒体なんですな。現に私の所属してるMLは雑談系ばかりですしね。
とまぁそんな理由(というよりはわがままだわな)がありまして、どうもML作る気になれない、というのがひとつ。
んじゃもうひとつは。うん、私にとってはこれもひっかかるんですけど。
ML作っちゃうことによって、議論が中へ中へとこもっちゃうこと。これを恐れてるんですよね。
例えばどこかのサイトが「リスナー向けML」なりを作ったとしましょうよ。まぁそこそこの人数が集まりますわな。そこには純粋なリスナーもいれば身内もいれば制作者本人もいる、と一見番組を中心に据えたコミュニティーができあがります。
はじめはそれでいいこともあるかもしれません。が。
MLって、基本的にはメールによるやりとりになります。しかもMLメンバー以外の人には読めない(過去ログ公開してるところもありますけど、普通は読みにいかないっす)。となると、時が経つに連れMLの存在感が必要以上に重くなっちゃうんですな。MLの力が強くなり過ぎてしまう。
そうなれば、ラジオ番組の方はどうなるか。意識無意識に関係なく「MLメンバーにウケるための番組内容」にせざるを得なくなるんです。
MLメンバー=世間一般の声とはならない、つーのは誰でも想像できることですよねぇ。それってヤバいんじゃねーの?と。そう思っちゃうんですな。
MLって掲示板とは比べ物にならない位、劇薬度が高いんですよ。偽名使って書き逃げってのもやりにくいですし、議論になればそれこそガチンコにならざるを得ない。逃げるということがやりにくいコミュニティですよね、MLって。
ですので、MLって感情余地の入り込みにくい技術検討や打ち合わせ等に使うか、もしくは完全に割り切って雑談にしちゃうのが適切かなぁと思うんですね。
となると番組単位でMLやるにせよ、リスナーで固まってMLやるにせよどうにも向かないような気がするんですな。それだったらYahoo!掲示板にインターネットラジオのスレッド作った方がいいような気がします。(唯一の例外は技術者としてのストリーミング技術情報のやり取り。でもどうやらこのMLは既に存在しているみたいですので、わざわざ立ち上げる必要もなさそうです。)
・・・・・・というのが私が思ってる個人感。なんか今回ラジオの話というよりはインターネットの話になっちゃったな。まぁいっか。
ただ。だからといって当方に「MLやるな」と皆に止める権利までは持ち合わせておりません。これらの「私が思ってるデメリット」よりも読んでらっしゃる方が「それ以上のメリット」があると判断するのであれば、やってしまうっつーのもありだと思います。
その場合、MLできた後で私がいけしゃーしゃーと顔を出す可能性なんてのもありますしね(笑)。
結局はいかにMLという「人間の群れ」をコントロールできるか、にも関わってくるような気がします。これはもはやインターネットラジオの管理能力とはまったく別のお話になりますわね。まぁ何にせよラジオサイト運営の延長程度に考えてML立ち上げたら却ってケガすることもあるよ、つー警告だけは発しておきませう。それでもできるかどうか、は個人で考えてくらはい。
その上でもし「ML立ち上げたよー」となったのでしたら、ぜひ連絡ください。
なんだそれは(笑)。