発展的解消必要条件。


 ちーっす。暇人でーす(笑)。

 なんつー書き出しじゃ、とお思いの方は、FM-MONDAY CLUB「QIC」の01/02/18放送分のDパート、Webラジオ批評トークをお聞きくだされ。FMCのバックアップストックは3週間なので、03/04までは大丈夫なはず。よろしゅう〜。

 つー訳でいつものよにほけーと流してたらWebラジオ批評、というそのものズバリな話が出てきてしまったんで、まさかうちがシカトする訳にもいかんだろ、と急遽キーボード叩いております。

 要はWebラジオを客観的(うちは主観だと思うんだが(^_^;;)に評価していくことに対してあーだこーだと一席ぶって頂いた訳なんですが。

 とは言え。実はシカトしてもよかったんですけどねー。

 だって私、今回の放送内容に対して、全面的に賛成だもん(笑)。補足とか反論とかする必要性も皆無ですし。全面的に支持。

 そりゃあそうだよ。モノというのある以上、それに対して第三者に好き嫌いが存在するのは当たり前のことでしょ。で、仮に嫌いと言われようがモノ作る立場の人間には、それに再反論する資格なんてはなから持ってないんですから。

 これはいわば二次的な創作物(評論とか感想文とかね)でも全く一緒のことが言えると思うよ。実際ハック読んで「馬鹿がなんか抜かしてんぞ誰かコイツ殺してこい」位に思ってる人も実在してる訳ですしね。でもそんなんいちいち気にしてやってられっかっつーの。やりたいからやってるの。これは各ラジオサイト運営してる人、いや、Webでも本でも音楽でもぜーんぶ一緒でしょ?

 そうゆう批判とか反論とかを逆にプラスの材料に変えていく力ってのはモノ作る人間にとっては必須の能力だと思いますね。つーか批判されるのがイヤだったらラジオ作るな。Webも作るな。とっとと見る側に回ってろ。

 と、とりあえず暴言はさんでおいて、と(笑)。まぁウチに関してはこれまで通りなーんも変わりませんので。私は書きたいことを書きますし、それに対して何言われようとも再反論は致しません。この件に関しては以上で終わり終わりっ。

 というわけで、えっと、実はこっからが本題。

 今回のトークの中でPara-T氏がこんな事をおっしゃってました。まぁ実際には時間かけて説明してたんですが、要約するとこんな感じ。

 「別にWebラジオ全体がどうなろうが知ったこっちゃない。」

 要約し過ぎだっつーの>俺。

 この部分に激しく同意している自分がいます。そりゃあもう16ビートに合わせて首ブンブン振り回してるパンク青年が如く。なんつー例えじゃ。ところでよくテレビとか見ますが、あれって本人大丈夫なんでせうか。ムチウチとかならないんでせうか。人事ながら心配。いいんだよそんな事は。

 ですので、これはPara-T氏の意見というよりは、もはや完全に私の意見ですね。という訳でこっからはFMCさんとは無関係の話になりますので「違うぞそれは」などと思ってもFMCさんに抗議メールなぞ送らないよーに。俺によこせ。無視するけど(笑)。なお逆に「そのとーり」と思った場合は私なんぞはどーでもいいんでPara様を褒め称えませう(笑)。

 さて。なんでいきなりこうゆう事を言い出すかというと。

 最近「自分の声を使って作成した、音声によるコンテンツ」、まぁつまりはラジオのことなんですけど、「音声を使っているから」という理由だけで、すべてをインターネットラジオ、というカテゴリに押し込めてしまうことに限界を感じ始めてるんですよね。

 で、これは必ずしも悪いことではなくって。むしろいいことなの。

 というのも、各サイト制作者さん達が見据えてる「最終目標」がそれぞれ違うな、というのが見出せてきたからなんですよね。ちょこっとずつなんですけど各サイトが見てる方向・方角が違い始めたな、と。

 この点で言えば、ハック始めた当初とは比べ物にならない位意識向上してる。これは間違いないです。ハック始めた当初なんてそれこそ「最終目標?なにそれ?」の世界でしたもんね。下手すりゃ総リスナーが数人とかいう状況下で、とにかく知名度上げよう、一人二人でもリスナー増やそう、そのレベルでしたから。「そこに山があるんだーつべこべ言わんとさっさと昇れ〜」の世界(笑)。

 で、これはリスナーの立場からしても同じだったんですよね。そもそもサイトの絶対数も少ないわ、あっても情報は無ぇわで、「聞きたいけどどこにあるんじゃそれはー」とのた打ち回るばかり。「こうゆう分野のこうゆう放送聞きたいんだけど」なんて要求に応えるなんてとてもとても、という状態でしたから。まずはあるもん集めてしまえ、その上で分別してしまえ、という背景がインターネットラジオ、というカテゴライズを産み出した要因なんだと思います。今を思うとね。

 でもまぁ時が経てば赤ん坊だって歩くわな、ということで、そろそろ初期の懸案条件ってのが払拭されつつある、というのが今の状況なんだと思います。作りたいって人は本屋でマニュアル買ってくれば、技術的要因はクリアできますし。聞く側が「何を聴こう」となった場合でも、検索できるサイトもそれなりにあるし。

(ただ、まだ聞く側に提供できる物理的な情報量としては、まだまだ足りなさ過ぎる、というのは感じます。ですので、サイト同士共同で宣伝体制組んだり(同盟とかリングとかね)という行動に関してはまだ私は否定しません。第三者が放っておいてもかまってくれるようになるまでは今のやり方ってのは続けてていいと思いますね。)

 となるともうあとは最大の障壁であった通信インフラの改善という堰さえブチ破ってしまえば、もうこちらとしてやることは何も無くなるんですよ。はっきり言って。

 難なくインターネットラジオ聞けるようになったリスナーが面白いと判断して定着しようと、つまんねぇからいいやと捨てられたとしてもそれはもう各々のリスナーの判断なんですよ。私がどうこういったからと言って変わるもんでもない。

 ですので、本格的にブロードバンドが普及し出す今年の後半〜来年にかけて、徐々に「結果」が見えてくると思いますよ。リスナーの支持を得て一気にメインストリームにのし上がるサイトも出てくると思う。その一方で叩きのめされて深海に沈むサイトもあると思う。残酷だけどね。インターネットラジオ全体云々の話をする以前のところで、各サイトの評価ってのは決まってしまうんだと思いますよ。

 もう何回でも口酸っぱくしていうけど、ここが本当の勝負どころなんですから。深海に沈まないためにも今のうちにナイフ砥いでおかないと。

 そして。この時には各サイトが抱いてる「インターネットラジオをやる意義」という方向性はもっと明確になる、というか、いやでも明確にしないと生き残れないと思うんですよね。

 となれば、各サイトが違ったやり方をし始めるのは当たり前の話ですし、そうなってしまえばインターネットラジオなんて大雑把なカテゴライズは本当に無意味になっていくんだと思いますよ。その結果としてインターネットラジオ全体としての話が出てこなくなったとしたら、それは立派に発展的解消を果たした、ということなんでしょうね。

 ・・・・・まぁこうなってくれれば「ハック」も安心して閉じられますわーな。まだ安心できない点が多々あるんで続けるけど(笑)。なお別オプションとして「見捨てる」なんて選択肢も用意されてるんですが。まぁ今はこれは考えないでおこう(^^;;;;;。

 まぁこんなところかな。いつもにも増して取り止めの無い文章になってしまいましたけど、まぁニュアンス程度でも伝わってくれれば幸いでございます。

 さてと。んじゃそろそろ次の準備の方も始めましょうかね。あくまで自分のペースで、なんですけどね。てへ。

 てへ、じゃねぇだろ俺。


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