WIBC和歌山インターネット放送局評(1):道が無いなら作ってしまえ。
キーワードは「深夜放送」ということになるのかな。
かつてAMの深夜放送に浸っていた人には懐かしい喜びを、 そうでない人には新しい楽しみを提供する、を口上に いわゆる黄金パターンの放送を繰り広げています。
でもなぁ、放送聞いている限りでは「古き良き」ってイメージ ゼロなんですよね。
一見ほんわかアットホームな雰囲気を醸しつつも、結構攻撃的な 側面もあるんです。何か企画立ち上げて参加募るにせよ、 かつてのように「さぁこうゆうことやりますよ〜参加してくださいね〜」 というよりは制作者側の「こうゆう面白いことやってんだ!」 という意図を感じますし。
「インターネットだから」とか「深夜放送だから」といった、 甘えを拒否できてるからなんでしょうね。あくまで自分達が面白そう と思ったことを試していってると。
この姿勢は今後ともぜひ維持して欲しいです。ときにはしんどい こともあるかもしれんけど、頑張って欲しいと思ってます。
もともとはインディーズとしてインターネットのみで展開されていた この番組ですけど、98年4月から地元AM局和歌山放送でも 同一内容がONAIRされています。それもあってか、「めざせWIBC」 を合い言葉に上を目指すサイトも多いみたい。出世頭、という表現に なるのかもしれん。
インターネットラジオがどこまでできるか、のリトマス試験紙的な 存在、なのかもしれないな(どんなたとえだ)。でも、これで完全 な訳がないんだし、本人達もまだまだこれからだと思ってると 思います。
道なき道をいかに突っ走れるか、でしょうね。このサイトには これができるパワー、あると思います。
<余計な一言>
厳密に言ったら実はうちのページの範囲外になっちゃうんですよ。 というのも、すでにこの「ごはんdeGoGo!」、商業ベースに乗ってる んで。
でもわざわざ好き勝手できる個人ページで厳密に線引きする必要性も 感じないし、何より私、商業ベース乗る前の放送をかろうじて聞いたこと あるもんですからやっぱり思い入れもあるの。
だから区別なしで紹介しちゃいます。今後も明確な区切りは付けずに やっていく予定。
だって今この世の中、AMでも放送する価値のない番組がどんだけ存在してる ことか。結局、AMだろうがインターネットだろうが、おもろいもんは おもろい、そんだけの話だと思うんですけどね。
<さらに余計な一言>
ここ数ヶ月間、番組構成が頻繁に変わってますね。ある時は1時間、 ひたすら脱線を続けつつ喋り倒したり、またある時は核爆弾並に重い重い テーマで熱く語ったり。かなり「野心的要素」が高まってるのでは ないでしょうか。
これ、かなり危険だと思うよ。コアなリスナーを鷲掴みにできる一方で、 「流れについていけないリスナー」を算出してしまう恐れもある。 (そういやこれ地上波も同一内容でやってるんだよな・・・ギャンブルやな・・・) どちらかといったら「ある程度のマンネリ」を好む傾向のあるこの分野で こうゆうのを続けていくってのは結構精神的にタフなもんが必要に なるんじゃないでしょか。
放送そのものの出来には幅があるとは思うけど、この突き進む姿勢は かなり評価できると思いますよ。