私が「がんカリ」やめた訳


 このページを始める前(と言ってもほんの2ヶ月前ですけど)は 「がんばれカルガリー万博キャンペーン」という 徹底的に愛知万博やそれに惑わされる人々をコケにしたページやってました。

 予想に反して一部では熱烈な支持があり(笑)、私を知る友人からも 概ね(?)好評だったため、カルガリーがボロ負けして、とっとと店じまい した時には「なんでやめちゃうんですか?」「これからが面白いのに」 などという声も頂きました。

 それにも関わらずやめてしまった訳ですが、 名目上は「カルガリーか愛知か、どちらかに決定した時点で終了する」 と決めてあった、というのがとりあえずの正式な理由です。

 でも、当然ながら、表があれば裏があるわけで。

 このまま墓場に持っていったところで誰一人として損も得もしない (つまりどうでもいい)ことなんで、オープン記念にブチまけますね。

 わたしががんカリやめた訳

1:飽きた。

 いきなりですが(笑)。正確に言うなら「今後これを続けた としても、俺は飽きるな」という事を 確信したから。これががんカリ辞めた最大の理由です。はい。

 ま、一般的な反対派からすれば「飽きたからやめるなんて、何バカな事 言ってやがんだこいつ」とカミソリ送られてきても何の不思議もないですな。 (実際にカミソリ送ってくる奴はさすがにいないとは思うが、でも世の中には グリーン●ースみたいな輩もおるし(笑))

 ま、いきなり飽きた、と言い切るにはそれなりの理由がある訳で。

2:言いたいことはあらかた言い尽くした

 ホームページ作りはじめて、「くおりてぃ」を維持するためにはやはり 定期的な更新ってのがどうしても必要になります。

 で、ひとつのテーマにそって書いていると、どうしても言いたいことを あらかた言い尽くしてしまう訳です。

 確かに小手先であれこれと変化球使って、文章書くことだったら まだまだいくらでも書けましたよ。でも、結局はそれだけの話で、 肝心の一番主張したい「心の叫び」は結局シンプルないくつかの単語 でしかない訳です。
 そのシンプルな結論を主張するために、何十も違った文章書いて 見てください。どうこう言う以前に書いている自分がめんどくさく なってきます。

「がんカリ」はじめからおわりまで読んでた奇特な方はひょっとしたら 気づいていたのではないでしょうか?「これ、前に言ってた事と 同じやんけ」と。

 何を書いても最後の結論が一緒になってしまう文章を書くのは 終盤、結構苦痛でしたね。(単にこと万博に関してそこまでの 深い思い入れがなかったのでは、と言われると返す言葉も無い。その通りだ)

 そんな状態でダラダラと神経フヌケな文章書いたところで、どうせ 読んでくれないでしょ?

 ま、ホームページそのものに対してはこんなもんかな? そんじゃもういっその事なぜ万博関連から足を洗ったか(笑)も 一気に書いてしまいましょう。

 3:万博そのものに対しての考え方の相違

 愛知万博の最大の焦点と言えば、やはり環境問題、という事に なってしまいます。というか、なってしまいました。

 ぶっちゃけた話、悪いけど私はそんなに環境問題とやらには 興味は無い。海上の森が潰れようが何しようが知ったこっちゃない。 というのが正直な感想です。(これはがんカリの方でもちょくちょく 書いてた)

 私が問題点として訴えていたのは「万博なんてものをわざわざ大金バラまいて、 何が面白いんじゃい、このボケ」という一点だけ。万博が損するか得するか、 それだけのものです。

 でも、結局は思ってた通り、世の関心は環境問題に流されてしまった。 まだまだ日本は「環境問題では話題は集められても、それが影響力になるほどの 関心は持たれていない」というのが私の考えなんです。話題にはなっても、 それで中止なんて方向にはいかないんです。絶対に。テレビみながら「世の中 にはバカがまだまだおるなぁ」とビール飲みながらおやじが呟いておしまい。 成長してないんです。

 万博開催まであと大体8年。たった8年。それまでに世論変えようなんて無理。 俺が死んでその孫が老人になって初めて気づくんですよ。「あぁ、あれは 間違いだった」って。

4:深みに入る必要性を感じなかった

 だから、私にとっての最後の防波堤は「愛知がカルガリーに負ける」事だった んです。圧倒的多数でカナダが惨敗した瞬間、緊張の糸はプツリと切れました。 もう結び直す気力無いです。もう主催者側の愛知県は人殺してでも万博開きますよ。 「万博ファシズム」(笑)はもう止まりません。

 今でも他のページの皆さんは熱心に万博中止を訴えて行動しています。 私にとっては尊敬以外の何者でもありません。でも、今の自分の状況、これから 何をしていきたいかという事を考えていくと、とてもじゃないけど生活削って 万博なんてバカバカしいものに時間使いたくありません。

 これからもネタとして面白いものがあれば、逐一あげ足取りするかもしれませんし、 文章を通して後方支援もさせて頂くかもしれません。でも、これからは「がんカリ」 の藤原ではなく、単なる藤原として笑いを取らせていただきます。
今の私にとって「がんカリ」は範囲を狭める鎖でしかありません。(将来、営業用の 材料にはするかもしれんが(笑))万博以外にも首根っこひっつかまえて叫びたい 事はいくらでもあります。万博はその中のひとつでしかありません。

 人によってはこの文章、「絶縁状」と取られるかもしれませんね。どうでも いいです。そう思いたい人はそう取ってください。私の意見は私が書きます。 それだけの話です。

<補足(99/01/20)>一番書き始めの頃のやつだからなぁ。これ書いた意味 自体もう読者もわかんないんだろうな。私も思い出せません(笑)。


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