新着別 分類別リンク徒然。
今回、特に決めうちや結論は書いてません。だらだらと書いただけです。 その点をご了承の上で。
大抵は1通のメールから始まります。「ホームページを拝見させて頂きました。相互リンクをお願いできませんか」
ここで選択が生じます。 相手先のリンクを張るか、張らないか。相手先にリンクを張ってもらうか、 もらわないか。
つい最近までは私も別になにをそんな大層に、勝手に 張ってくれればいいじゃん、と思っていました(今もこの考え方ですが)。 ところが最近はどうやらちょっと変化しているみたいでして、 「相互リンクはご遠慮します」「リンクフリーではありません」って サイトがちらほらと存在しはじめています。ちなみに 「リンクフリーではありません」でgooで検索かけたら26件、 単純に「リンク禁止」でかけたら94件もありました(9/9現在)。 リンクという考え方に幅ができ、今までのように「たかがリンク」 等とは言えなくなってきた訳です。
さて、今回のネタとなる相互リンクってそもそも どうゆう意味があるのでしょう? これまでは「ホームページを作っている者同士の軽い挨拶」 という意味合いが強かったと思います。「やぁ君もページ作ってる のかそれじゃリンク張り合おうよこれからもお互いがんばろう」 等と本当に言ってるわけではないですがこうゆうニュアンスがあるのは 確かです。実際、以前はホームページ自体、存在が知られていなくて 自分のホームページを持つなんてのはかなり稀なケース(=マニアック?) でしたから。
実際、私の場合はかなりルーズに考えてます。「日本語・・・」の方は 実質上依頼されたら無条件に張りますし、張る張らないの区別さえ文責の 中野にまかせっきり。ま、DIABLOで言えば耳みたいなもんですかね?(一部限定 ネタ。すまん)「がんカリ」の方も頼まれてそれ関係のページだったら リンク張ってましたし、「素晴らしき・・・」にいたってはリンク自体が おまけのようなもんだし(笑)。
でも、もはやホームページを作るのはそれこそ普通のように言われてる (実際は全然普通じゃないと思うが)ほど普及してくると、リンクの対象も わかりづらくなるし、何よりも量が信じられない量になってしまう。 だからYahoo!やInfoseekがビジネスとして成立する訳で。 何らかの線引きは必要になってきてるんですね。その分かりやすい例の ひとつが「リンクの制限」である訳で。
じゃ、相互リンクって使う側にしてみてはどうなんでしょ? 今回個人例が多くて恐縮ですが、お互いのページが共通のテーマを持ってい る場合、大抵は見に行きます。特定のテーマについて調べたい、とあるページ 見つけたけどもうちょっと詳しく探したい。こんな時には相互リンクは 絶大な威力を発揮します。
もともとこっちの方が本来のリンクの役割を果たしていますよね。リンクに よって情報を関連づけることで、結果として全体的な情報的価値を高めていく 訳で。
一方、お互いはテーマに何の関係も無いんだけど、相互リンク張ってある場合。 ・・・・これ、微妙なんですよ。まぁ、時間なくて、ページ見る目的がはっきり している場合は、まず見ません。でも、暇持て余してて、何の目的もないとき、 ぼけ〜っ、と見に行くこともあります。それでおもろいページ見つかったらめっけ もんだし。明確な目的、は無いにしても時には役に立つこともあるんです。 あったらあったでいい、なければないでいい。というか。見る側にとっては 使いたい時にはつかう、使わないときはつかわない、と非常にボヤけた 存在なんですよ。
だからこうゆう相互リンクって、どちらかというと第3者のもの、というよりは ホームページを作っている2者間のもの、って性格が強いですね。作者同士の 挨拶なんですよ。
挨拶を主とした目的とするならば、正直別にどうってことない。ぺたぺたと 張り続けて、それで結果的にコミュニケーションが取れるのなら、作る側に メリットは十分にありますから。ただ、ここに「ページの趣旨目的」や 「クォリティ」が入り込んでくるとややこしいんですよ。リンクを張ることに よってそれを見る側にとってはお互いのページをひとつの連続した情報として とらえてしまう。そこで両ページにお互いにズレが生じていると、見る者は 「あれ?」って思ってしまう。わかんなくなってしまうんです。
(よく文章のいたる所にペタペタリンク張って、「ここは結局何を言いたい んだ?」ってページがあるでしょ?あれと同じで、リンクに頼ることで、自分の ページがかすんでしまうんです)だから、作る人がクオリティを重視したいのなら、相互リンクなんてものは 無視して全然問題ないし、そうしなくちゃいけないと思います。リンクってのは ホームページからの情報提供の一種なんだからどこにリンク張るのか、ってのは 必ず重要な項目になりますし。
その一方で、相互リンクによるコミュニケーション重視したいのなら、 それもありだと思うし。でも現在、この2つの考え方が棲み分けできてる、とは とても言えない、ってのが今のリンクが持つ問題なんじゃないかなぁ。 特に相互リンク支持派が相互リンク拒否派にリンク依頼して断られた場合に 顕著に現れています。申し込む側にすればどちらかというと感情優先、 断る側にすれば理論優先、かみあってないんですね。 2つの考え方がごっちゃまぜになったままになってしまっているような。
こうゆうのが表だった議論になってしまうと、「どっからが感情、どこまでが 理論」ってのが訳わかんなくなって、どこが焦点になっているのか、全然つかめなく なってしまいます。よく考えてみれば別になんてことない、単純な2つの考え方なの に、いざその直面に立たされると判断ができなくなるんです。
感情と理論・・・。水と油だよなぁ。しかも人間っていざという時はやっぱ感情 なんだよな・・・。
うぅん、たかがリンク、されどリンク、ですか。難しい。