窓の杜に告ぐ

　インプレスがやってるダウンロードサービス：窓の杜のページ構成が変わりましたね。最悪。Cookieは送り付けるわ意味の無いフレーム使うわ（フレームの使用意義ひとつも理解してないなここは）、おまけにCookie拒否したら設定不十分でダウンロードできないでやんの。

　今回の更新でコアユーザには利用価値無くなっちゃいましたね。更新チェックから外そ。Vectorあるし必要な時だけでいいや。

　あ、ごめん。いきなり私情から入りました。久々に特定サイト攻撃（？）でもしようかと。

　元々窓の社って特に開発者サイドからは評判悪い（みたい）です。そもそも事の発端になったのは「ボツの社」騒動。窓の社掲載には至らなかったソフトウェアを理由を付けて紹介していく、って趣旨のコーナーなんですけど、こんなネーミングではね。趣旨がどうであれいきなり「ボツ」と決め付けられた日には誰だって怒るわ。実際私もその時のこのコーナー見ましたが、書いてあることってほんとただの悪口雑言だったもんな。特にフリーウェア作者なんか怒り爆発だったんでしょう。案の定開発者サイドから「せっかくのソフトに対してボツとはどうゆうこったこら！」とボロッカスに叩かれ「窓の若杜」って慌てて改名しましたけど、この影響、いまだひきずってるみたいです。『本ソフトウェアを窓の杜及びインプレス刊行書籍・雑誌に転載することを禁ずる』と明記してるソフトウェア、少なからずありますからね。

　あと最近話題になったのが窓の杜大賞の情報操作疑惑。ユーザから今年一番と思えるソフトに投票して大賞を決めるって企画だったんですけど、ユーザ投票終了後にユーザ総投票数と同等のスタッフ票を後から水増しして、本来の順位をぐちゃぐちゃにしちゃったのよ。そのおかげでユーザー票部門トップだった「mule for win32」が部門賞も取れなかったり、あんまり票入らなかったIE4.0がスタッフ票だけで部門賞取っちゃったり、大賞のランキング自体スタッフ票の介入でぐちゃぐちゃになったりと、全然ユーザの意志反映されてない投票結果になってしまったんです。（さすがにまずいと思ったのかページリニューアルにかこつけて結果発表ページ削除してましたね。これでさらに叩かれるの確実。）
（追記(02/05)　ごめん、単なるディレクトリの移動だけだったみたいね。今現在はまだ投票結果見ることができます。失礼）

　とまぁこんな感じで最近窓の杜に対して全然いい噂を聞きません。こうゆう諸問題に関しては他のサイトでもどんどん叩いてくれると思うのでここではおいときます。それよりも、まったく別の原因で最近の窓の社、好きじゃありません。というのも、昔の窓の社、すごく良かったのよ。正確には前身である「秋保窓」時代。インターネット初心者当時はこのサイト無しでは何もできなかった、それくらい気に入ってたサイトでした。それがどうしてここまで地に墜ちたのか。この辺たらたらと書いてみたいと思います。

　そもそも秋保窓は一人の個人ユーザ（名前失念。ごめんなさい）がボランティアで始めたごく普通のソフトウェア紹介ページでした。しかしあっと言う間に評判が広がり超人気サイトにのし上がっていました。ただの一個人のサイトがなぜこんなに人気が出たのかと。羅列してみるとこんな感じでした。


　すごくシンプルだけど重要じゃない？これ。使ってる側としてはすごくありがたかったし、情報としても価値高かった。人気サイトになってて当然なのよ。

　でも、この作者さんのもろもろの事情で秋保窓の継続が困難になってしまった。そこで受け皿として立ち上がったのがインプレスであり、今の窓の杜なんです。

　なんでわざわざ昔のことほじくり返して書いてきたか。今の秋保窓がこの当時のコンセプトを守ってやってるとはとても思えないんですよ。一ユーザとして使ってて。

　窓の杜になってから、明らかに変わってしまった点があります。それは説明文のきめ細かいフォローと、あっと言わせるようなソフトウェアのピックアップ。

　以前（窓の杜初期含めて）はバージョンアップのたびに説明文が反映されてたり、何か気付く点が発見されるたびにそれがちゃんとページに反映されていました。でも、今の窓の杜の説明文にかつて売りとしてたきめ細かさは感じられません。どこでもやってそうなありきたりな説明に終始してる感じがします。めんどくさげに書いてる雰囲気すら漂う事もあります。確かにこうゆう細かい作業の更新ってすごくしんどいとは思う。思うけど、それが今までできてたから窓の杜はここまで育ったんでしょ？バージョンアップしました、はい載せて終わり。これじゃ数多のクズページと何ら変わらないじゃんか。「自信をもってお勧めします」とか書いてあってもその自信が最近の窓の杜には全くという程見えてきません。

　同じ事は掲載ソフトの質・量にも言えます。窓の杜に最近掲載するソフトってどっかのメディアで既に紹介されてる奴ばっかりじゃん。「窓の杜から有名になった」ソフトってかなり少なくなってるんじゃないの？IE4.0でもPointCastでも大手振って絶賛してたけど、そんなもん放っておいてもどこでもやるでしょ。「人がどう言おうが自分がいいものを紹介する」姿勢はどこに行ったの？今の採用基準にはどこにも窓の杜なら、ってのが出てきてない。みんな使ってるからあんたも使え、有名だからこれはいいよ、その程度にしか聞こえてきません。説得力ないのよ。
　そんな一面を垣間見ることができるのが先にも挙げた「窓の若杜」。このページ覗いてみると「なんでこれが採用されない？」ってソフト、結構あるぞ。かつてはこうゆうのを率先して出してたのが窓の杜じゃないの？全然冒険してない。発言もしてない。有名ソフトにべったりひっついてお駄賃もらってるだけの犬サイトになっちゃってるじゃん。そのまま単なる「バージョンアップ掲示板」と化して朽ち果てていくだけなんですかね？秋保窓の作者さんは草場の陰で泣いてるぞ。

　あとやっぱりこれ鼻につく。窓の杜見てると「俺達がこうゆうソフト世に出してるんだぞ」って雰囲気がプンプンしてる。ちょうど「ボツの杜」が登場した当たりから「な〜に偉そうな事ぬかしてんだバカ！」という発言が目に付くようになってきました。ここのコメント読んでると誉めてるのか品質アップ迫ってるのかわからなくなることあるしね。いつからそんなに偉くなったんだお前ら！？窓の杜という存在が大きくなりすぎた為か、どこかズレてきてるような気がしています。看板大事にしすぎて中身おそろかにして、内部から破滅してく日本企業と同じ体質だな、これじゃ。

　窓の杜の情報の質って間違いなく高かったんですよ。過去形で書きました。今のページの状態が過去のクオリティの高さを維持できているとは思えないので。アクセス数とかが盛況なのはあくまでソフトのおかげ。「窓の杜のおかげ」ではなくなってるんじゃないかなぁ。今はまだいいかもしれないよ。でもこのまま放置しておいたらその内情報が腐敗していくのが目に見えるような気がしてます。

　元々「量より質」を目指し、それで評価されていたはずの窓の杜がその核である質をないがしろにしている現状が見えてきます。なんか見てて悲しくなってきますね。もう一度踏ん張ってオレのダウンロード根性復活させて欲しいんだけど。もうムリなのかな。

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