学校が取り残されて


 いやぁ、久々に教育現場が熱いねぇ。

 何の話かというと、埼玉・所沢高校。いやぁ笑わせてもらいました。

 そもそも日の丸君が代を全面に押し出した(?)卒業式を生徒が ボイコットして勝手に「卒業を祝う会」を始めたのが事の発端。 で、これで校長がキレて「入学式に出ないヤツは入学を認めない」 なんて発言したもんだからもう各所からボッコボコ。生徒もキレて 入学式ボイコットされるは人権団体にチンチンに叩かれるわ マスコミに騒がれるわでもう踏んだり蹴ったりとはこの事を 言うんでしょう。日々新聞読みながら含み笑いしてましたよ。

 でもやっぱこの校長アホでしょ、やっぱり。仮にも 学校の最高責任者の立場なのに、その威厳ゼロだもんな。 感情で脅迫発言したくせに、自分で説明も謝罪もできないと来た日には アホさ加減に言葉失います。 マスコミから逃げる、生徒からも逃げる。都合が悪くなると 教育委員会の陰に隠れて子犬のようにキャンキャン叫ぶ。 ダメだこいつ。人間のクズだな。死んでしまえ。

 こんなクソ人間を擁護しようとする教育委員会もアホたれの 集団だよな。こんなウジ虫が教育の頂点に君臨してりゃ、いつまで 経っても現場が良くなる訳がないだろ。とっとと隠居して コブ茶でもすすってろ、子供いじめる事でしか自己主張できない 権力の犬が。

 とまぁひととおり言いたい事言っておいて主旨を変えますが。

 実はこの高校の生徒がうらやましかったりするんですよ。

 というのも、私が高校生の頃(とは言ってもたかだか10年弱か)は、 理由の如何を問わず「反抗することは死」を意味してましたからね。

 当時の愛知県は徹底的な管理教育で生徒に人権なんてものは ありませんでした。(過言でも何でもなく、私はこう思ってます) たとえ生徒の言ってる事の方が正しくても「はむかってる事」自体が 悪であり、その時点で社会的に抹殺されていましたからね。

 結局自分はその権力に負けてなにひとつ闘うこともできなかった。 何も言えなかった。その事は今でも心の中で傷になってます。 やっぱり悔しかったし。

 でもこの所沢高校の生徒、闘ってるじゃん。言いたいこと言ってるじゃん。

 確かにここのところ学校に対する周りの見方が変わってきたというのも ある。それが生徒達の後押しになってるとも言えるかもしれない。

 それでも「自分が正しいと思うことを言う。行動する」この事自体が かっこいいと思うんだけどなぁ。

 はっきり言って「学校が育てたい人間像」と「生徒がなりたい人間像」、 天と地ほどの差があるよ。今回のこの行動って、たまたま表に出てきたから 鮮烈なだけで、両者のズレそのものは昔からあったような気がします。

 今までは思っていても口に出せなかったし、行動に移せなかった。 なぜかといったら「上が恐かった」からなんだよね。それが正しいか 間違いかは関係なく怖さというのが存在してた。

 でも今はな〜んも恐くないんよ。やつらが叫んでることが建前だけの 虚しい叫びにしか過ぎないってことに気が付いちゃったから。 結局守っちゃってるんだよな。

 だから今回の騒動の中でもやりたいことを守るために突き進む 生徒達に対し、明らかに学校側は生徒に付いていけてない。 生徒達の顔色を伺っておどおどしてる。もしくは自分の身 を守るためだけに理論グチャグチャの暴言をおしつける。 もう大人と子供のレベルが逆転しちゃってるんだよ。

 でなきゃ、こんなアホな弁明なんて出てくる訳がないもん。 聞いてる?所沢高校の校長。あんたの事だよ。

 もう頭も体も付いていけない石頭なんか放っておいてどんどん やっちゃうべきだと思うんだけどね。こんなのにつき合うだけ 時間の無駄。という訳でとりあえず所沢の生徒、応援させてもらいます。 とりあえずがんばれ〜。


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