顔写真考


 突然ですが顔写真。

 ホームページ作ってる人の40%以上は載せてるのでは ないでしょうか?顔写真。もっとも統計なんか取ったこと ないのでこの数字もでまかせですが。

 「私の写真で〜す」とか言って男も女も大人も子供も 皆載ってる。麗しき淑女ならともかく、なんで鼻水たらした クソガキの写真なんぞ見なきゃならんのだ。時間と電話料金 返しやがれ!って思いましたな、昔は。

 え、今?だってメインブラウザLynxだよ。画像なんか 見られる訳ねぇじゃん(笑)。Netscapeでも基本的に 画像はOFFにしてページ見てるので、無意味な顔写真 見る機会もほんとなくなりました。どうやら文章読めれば それで幸せみたいです、オレ。

 さて、基本的にページ作成の初心者であればあるほど、 顔写真掲載確率高いのでは?ってのが私がうちたててる 仮説です。って誰でもそう思うっつーのわざわざ大層に ブチ挙げるんじゃねぇっての。

 言っちゃ悪いが大したコンテンツでもないのに、写真 挙げてるページ見ると私、異なった二つの感想を同時に 抱きます。

 ひとつは「うわぁ、勇気あるなぁ」、ひとつは 「で、それがどうしたの?」。

 あ、前者のは純粋にうらやましいってのもある(笑)。 自分で自分の顔掲載するってなったらそれだけで顔から 火出てタバコ付けられる位恥ずかしいですもん。 (相変わらず例えが古いぞ>おれ)このまぬけ面 公開したところでそれこそトラフィックの無駄遣いじゃ ねぇか、と罵倒されるのは目に見えてますから。 節度をわきまえつつ、ブチャイクはブチャイクとして 正しい道を歩んでいこうと思います(笑)。余計な 心遣いは無用です。ちょっと強がりました。しくしく。

 と、それはそれと。問題は後者の方なんですな。

 言っておきますが、顔写真を全面否定する訳じゃ ないです。正しく使えばホームページに花を添える 意味でも、作者を印象付ける意味でも効果的な手法 であるのは否定しません。

 で、「正しく使えば」と書きました。というのも、 考えてみると顔写真がページに主役になるってことは ほとんど無い、と言い切れるんですよね。 例外があるとすれば、ミスコンテストの投票ページか、 エロページ位なもんでしょ。あ、エロページの場合 脱いでなきゃ無視されるか。

 あくまで他にコンテンツが提供できるってのが前提 としてあって、それを印象づける形で顔写真とかが あって、初めて読み手に「あぁ、こうゆう人が書いて るんだ」と思わせることができるんです。顔写真は あくまで脇役であって、メインなんかじゃないんです。

 だから、「他にやることがないからとりあえず顔写真 付けてみました」ってのは読み手としては最悪のパターンに なってしまいます。「なんじゃこいつは、ろくな こと書いとらんクセに」ってな風になっちゃうんですな。 レストランがどんなに外装やインテリアに凝ろうが、 肝心の味がまずかったら客来なくなるのと一緒。

 こう考えてみると初心者の人がこうゆう ミス(?)してしまうの、なんとなくわかるんです。

 なんとか初めてでもそれなりにいいものを作ろうとする。 でもそれが何か思い付かない。で、わかりやすくかつ、 インパクトのある顔写真、って所に落ち着く。こうゆう 経緯で写真掲載してるホームページ、かなりの数に達する だろうと勝手に推測します。

 特に初めての人の場合、ホームページで何をするか、で はなくホームページを作る事自体に目的が行きがちですしね。 ホームページの目的意識なんて、ホームページ作って しばらく経ってから始めて意識できるものだと思いますし。

 だから某週刊アスキーの某ライターみたいに「顔写真 なんか載せるんじゃねぇ!」みたく近視眼的バカ発言を する気はありません。むしろ、どうしたら「顔写真にも 興味持ってくれるか」を考えた方がいいと思います。

 結局、最後はホームページで何やってるか。これで、 顔写真が喜ばれるかけなされるか、決まるんじゃないでしょか。

 あれ?なんか普通すぎる結論だな。まぁいいか。ちなみに 当方、麗しい女性の写真などは常時承っております。銃殺。


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