灯台下暗し


「ねぇねぇ、万が一俺のページ、会社の人間が読んだら どうなると思う?」
「やっぱクビじゃないの?」

 言い切るなよ(笑)>某。という訳で今のところ、会社の人達には誰一人として このホームページの存在は教えていません。 そりゃそうですって。まだ少なくともあと1年、できれば 2〜3年はケンカしたくないですもん。ただでさえ不景気だし。 そりゃいつかはバレるとは思いますよ。でもまぁそれまでは こうゆう仮面生活(?)も楽しませてほしい、ということで。

 ところで、私が働いてるのは完璧なソフトウェア業界。 どう考えても「インターネットに疎い訳が無い」はずなんですよね。 実際、今の私の派遣先は先日までは専用線でWeb見放題でしたし、 ウチの本社でも一応そうゆう動きはあるらしい(まだ 実現してないみたいだけど)。それでなくても 会社と関係なく趣味の範囲でインターネットが日常化 してる人はごまんといる。

 それでも入社して1年、そろそろ誰かに 「君のページ見たよぉ」と肩叩かれそうな気もしてびくついてる んですけど、今のところくたびれ損に終わってるみたいです。 今のところはどうやら「隠し切れている」みたい なんです。

 確かに、会社の人間がこのページ偶然に見つける可能性 ってのはかなり低いと思いますよ。ただでさえ個人のホームページ なんてごった煮にする位存在して目立たなく なってますし、このページ自体Yahoo!など の大手サーチエンジンには登録していません。ましてや このページ、派手に宣伝 する方じゃない(理由:めんどくさい)ので、偶然に このページを発見する、という意味では発見はまず 難しいとは思うんです。

 でもその一方で、どっかでバレててもおかしくないはず ってのもあるんですよね。もし会社の誰かがMagic: The Gathring の存在知ってたらその時点でまずアウトでしょうし、 最近は「goo」とかの困ったちゃんサーチエンジンも 登場していますので、「藤原宏樹」と検索でも かけようものならそのものズバリの検索結果が 帰ってきます。考え様によってはメールアドレスから URL推測して探し当てることも可能な訳だし。 いっくらでも探すための手段はあると。

 それにも関わらず、こんだけ好き勝手書いてるのに、いまだ 些細な反応すら無いという事は・・・?やっぱ単純に 「ページを漁る」ってことをやってないのかな? 実際、私の周りにはURL教えてもいないはずなのに ある日突然「読んだぞ、何を書いとんだお前は」とメールを よこしてくる知り合いもいるんで、探そうと思えば 比較的簡単に見つかりそうな気もするんですけど。

 このページ、実は結構実験的要素含んでまして、 項目のひとつに「いつになったら会社の人間に バレるか」ってのがあるんです。もちろんこのページが たくさんの人に見られるようになれば、自然と 会社の人達にバレてしまう確率も上がる訳で。 そう考えると結局実力不足なんでしょうけどね。

 それはともかく。もっとごく単純に考えて。 最近下手にこうゆう業界で働いている人なんかより、 コンピュータとは無縁のはずの人達の方が、よっぽど インターネット使いこなしてるんじゃないかな? と思ったりしています。もちろんそれぞれ格差は あるけどね。インターネットという道具を利用して 生活に密着した形で活用してる人、となると この業界の人より一般の人の方が多いような 気がしているのが正直なところ。

 実際、周りの人とかの反応聞いてみると、自分の仕事に 直結する範囲(例えばプログラミングの技術情報だとか、 ドライバのダウンロードできるサイトとか)は、ある程度は 知ってる人が多いんだけど、そこから外れると、一気に 認知度が低くなる。

 仕事の道具、としてのインターネットは認知されていても、 もっと大きなくくりとしてのインターネットってまだまだ 普及してないなぁ、というのを感じます。

 なんでだろね?コンピュータ業界全体が井の中の蛙に なっちゃってるのかな?普段の業務に追われて インターネットにまで手回らないのかな? 作ってる人がインターネットやってるなら「間違っても こんなページ作らないだろ?」って企業ページがごろごろ してるからね、この業界。

 業務の負担を軽くするって意味でもインターネットって その使い方を知れば知る程ありとあらゆる活用ができるはずなんだけど。 わかってない、というよりわかろうともしないのかな?

 確かに一口にコンピュータって言ってもそのジャンルは 訳わからん位さまざまなジャンルが存在します。 ハードだけでも一般的に言うパソコンってのもあれば汎用機やメインフレーム、 スパコンなんてのもありますし、そこにソフトウェアや言語の 概念加えるともう全部を把握することなんか凡人には不可能。

 だからコンピュータで飯を食おうとするとどうしても 「得意分野」ってのが必要になってくる。自分の得意な分野を クライアントが買ってくれないとお金にはなりませんからね。

 したがってどうしても「この分野は強いけどあとはダメ」という 傾向になってしまうみたい。「で、あとはダメ」の部分に インターネット関連の知識って追いやられてしまっているような 気がします。

 確かに従来からの儲け方をしている場合、インターネットそのもので お金を得るって事は少ないのは事実。あくまで二次的な使われ方 する方が多いだろうし。

 でもなんかやっぱり危機感はあるなぁ。コンピュータ業界の 人間ではない、むしろ普通の人の中でもインターネットってのが 既に手放せない貴重なものになってる状況は確実にある訳でしょ?

 そうなると、得意だから、不得意だからで逃げることなんか 不可能になると思うんだけど。パソコン拒否してた管理職の オヤジが今泣きながら表計算の使い方覚えてるのと一緒で 今までさんざ避けていたネットワークやインターネットの仕事 泣きながらこなす、なんてことにならなきゃいいんだけど。

 さぁて、実際自分のページってあとどれくらい隠し通す ことができるんでしょ。辞めるときまで見つからなければ 万々歳なんだけど。はたしてそこまで追いつめられるの かどうか、わかりませんな。

 書いてて思ったけど、ひょっとして誰かには もうバレてて、温情で黙ってくれてるのかもな・・・。 もしそうだったら、お願いです。秘密にしてください(笑)。


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