投票率活用法
いやぁ、たまに発作的にこうゆう文章書いてみたくなるんですよねぇ。 という訳で「お**ろ談話室」第2弾。
ごゆるりとどうぞ。
第2話
「投票率活用法」の巻「いや〜、始まりましたね、参院選。」
「そうだね〜」
「このクソ不景気の中、いかに経済対策を訴えられるかが焦点だと思うんですが。」
「そうだね〜」
「自民党復権なるか、それとも没落か。双方の勢力あいまって、 今回もドロ沼の選挙運動が繰り広げられると言う訳で・・・」
「そうだね〜」
「・・・もしもし、聞いてるぅ?」
「そうだね〜」
「・・・・マラソンの双子選手と言えば?」
「そうだね〜」
「こらぃ!てめぇボケる気があってボケてるんか、ボケる気 なくてボケてんだかはっきりしやがれ!」
「え〜、だってめんどくさいじゃん。」
「やっと『そうだね〜』以外のセリフ使いやがったな。 しかし、なぜめんどくさいと。」
「だってさぁ、自民党が勝とうが他が勝とうが、日本なんて どうせ沈没するだけじゃん。そんなアホらしい茶番に つき合うヒマあったら酒あおって寝てた方がましだしぃ。」
「まぁ確かにご意見ごもっともなんですけど、そこは ぐっとこらえて続けてみましょうや。せっかく 選挙管理委員会もあれこれ投票率上げるための策を練ってる みたいだし。」
「あぁ、あの投票時間2時間延長するってやつ?ムダムダ。」
「えらいあっさりと決めつけるな。なんで?」
「投票行かない人ってのは時間が長くなろうが何しようが、 投票所に行くことそのものがめんどくさいんだからさ。たとえ投票所が 24時間営業しようが投票率はあがらないと思うよ。」
「そんなもんかねぇ」
「どうせやるんだったら『宅配投票』くらいはやらなくっちゃ。 電話一本で投票箱と投票用紙お届けしますって。」
「ピザと投票一緒にすんなや!」
「30分以内にお届けできなかった場合、お詫びとして2票投票 できます。」
「できるかい!」
「いっその事、投票所ももっと営業努力ってやつをしなきゃね。」
「営業ってアンタ。まぁ似たようなもんだけど。」
「ご来場するだけでプレゼントってサラダ油配って。」
「確かにそれだったら主婦は来るな。」
「来てくれた人には洗面器とかタオルとかどんどんタダ配りして。」
「そこまでやるか?選挙で」
「で、30万円の羽毛布団売りつける。」
「催眠商法じゃねぇかそれ!」
「いつもは60万ですから半額ですよ奥さん。国の保証付きですよ。」
「犯罪行為に国が荷担してどうする!」
「ペアでお買い求め頂くと48万ですよ〜。」
「もぉええ!第一48万って数字、リアル過ぎ!」
「投票率上がるわ儲かるわでウハウハじゃん、国。」
「日本中から非難浴びるわ!」
「そんな事でもしなきゃ投票にいく魅力すら無いってのが 現状なんですよ。」
「まぁそんなもんなのかもねぇ。実際、国政選挙で投票率が半分切る事自体、世界から見たら信じられないことなんだし。」
「それだけ自分が投票いった所で日本なんか変わらないって考えが 蔓延してるってことですよ。」
「お、いつになくボケなしで真面目なこと言ったな。」
「そこで考えました。投票率を世の中に反映する方法!」
「なんかイヤな予感もするが、まぁ聞こうか。」
「当選した人の任期に、投票率を反映するの。たとえば衆議院の投票率が40%だったら、任期4年の40%で1.6年。」
「お、それは面白いかも。」
「投票率10%だったら任期0.4年。つまり146日。」
「4ヶ月半か。シビアだなそれだと。」
「投票率0.2%だったら任期3日。」
「おい、それはあまりに非現実的な数字じゃねぇか?」
「これが本当の三日天下。」
「くだらないわ!」
「お〜い、山田君。」
「いねぇよ!さてはそれ言いたいだけだったろ!!」
「まさかまさか。ただでさえ選挙は世の中に流れに遅れがちなんだから。これ導入すればダイナミックな人選ってのが選挙という仕組みの中で 実現できるんじゃない?」
「まぁお偉いさんが頭下げるのは選挙の時だけだしねぇ。」
「これだったら結局選ばれる人が選ばれない限り、選挙が繰り返される 訳だもん。」
「そうゆう言い方してきたか。」
「それに任期が短くなればなるほど、開票速報見られる機会も増えるぜ。」
「・・・・・・は?」
「『あ、こいつ落ちてやんの、いい気味』『ちっ、こいつまた通りやがった よ』と一喜一憂しながらビールをごくり。面白い番組だよねぇ。開票速報。」
「既に論点がずれてる!」
「『今回の投票率は3.2%でした。したがって次回は再来月の頭にでも 行われそうです。楽しみですね。』なんて感じで、年に何回も開票速報が 見られる世の中。あ〜幸せ。」
「てめぇの趣味と世の中の仕組みを勝手に混合させるな!」
「という訳で皆さん、選挙なんか行かないで遊びにいきましょ〜」
「どんな結論だ!」
また突発的にやりたくなったらやりま〜す。