新着別 分類別圧死する前に
Win98の発売に伴って発売が予定されているOffice 98。 誰が買うんでしょうね、こんなの。
(補足 98/12/28)っていうかどしょっぱから前提間違えてますね(笑)。 すいません、Office98出てません。まぁOffice2000にせよ 重いってことには変わりはないだろうってことでひとつ。ぺこり。
少なくとも快適にOffice98使うためにはWin98入れなきゃ なんない訳でしょ(Win95でも動くかもしれんけどさぁ)。 Office使いたいからWin98アップグレード する、ってのもなんか哀愁漂う理由だよなぁ。 手段と目的が入れ替わっちゃってるような気がする。
なにせOffice97が殺人的な重さだったからなぁ。 バカのマイクロソフトのことだし、どうせまた 最長不倒クラスの超重量級ソフト出すんだろうなぁ。
ま、しょせん目的も持ってないバカちんは疑うことなく 買うんだろうし、この不況の中わざわざ 買わせない理由もないわな。 こんなソフトででも不景気対策の一環にでもなれば儲けもの。 勝手にやってちょうだい。
などと思っていた折り、一通のDMが舞い込んできました。 差出人はジャストシステム。
なぁんだジャストシステムか、どうせOfficeに対抗してクソバカ 巨大ワープロでも出すんでしょ・・・・・・と思って 見てみると様子がどうも違う。
「一太郎Lite発売:優待アップグレードご案内」
一太郎Lite・・・ライトってことは・・・軽い? (軽い=ソフトの実行動作が速い)
どれどれ。
ノートPCに最適。軽快・コンパクトな新しい一太郎。
「一太郎Lite」新発売!省資源環境での快適なレスポンス、ワイドな画面デザイン、そして キー動作を重視した操作感。まさに、ノートPCのために生まれてきた 一太郎の登場です。
動作可能環境:
Windows98/95、WindowsNT Workstasion 4.0/3.51
CPU:i486DX4以上
メモリ:16M以上(24M推奨)(Win95/98の場合)(DMより抜粋)
ふ〜む、これ事実上、一太郎ダッシュの後継にあたるね。 そっか、そういえばジャストシステムはこの路線もやってたんだな。
ちょっと昔話になってしまいますが、 一太郎ダッシュとは何かということで説明します。 98全盛の時代、主にノートパソコンや処理の遅い パソコン向けに販売された一太郎の軽量版です。
で、この一太郎ダッシュ、ハンパじゃなく支持されました。 理由。フロッピーディスク1枚の中にOS(MS-DOS)、 システム、FEP、全部入ったんですね。つまり このフロッピー1枚あれば大抵事足りてしまう。
ダッシュ出てた時代ってのはまだまだHDDも高嶺の花 でしたし、かといってフロッピーベースでやろうとすると、 何回も何回もフロッピーを入れ替えなければならない。 起動から印刷までフロッピーでできてしまうのは当時としては かなりの負担軽減でした。
実際、フロッピーで十分動くようなソフトですから、 動作も軽いし、操作もシンプル。本家の一太郎が どんどんバージョンアップして使いにくくなる一方で、 一貫して一太郎ダッシュを使いつづける人ってのは いっぱい存在しました。それくらいユーザのツボを押した 製品だった訳です(特にあんまりお金ない 98ユーザにとっては)。Win3.1が普及し出した時でも、 ダッシュは店で買うことができましたし。今を思うと ひとつのソフトがバージョンほとんど変わること無く何年間も 売りつづけることができた、ていうのは驚愕に値するのでは ないでしょうか。
その後時代は流れ、Win95の普及と共に一太郎ダッシュ2 というのもあったんですが、その頃同時にジャストシステムが 一太郎をタダ同然で売り叩くという戦略をやってしまったために、 ダッシュ2は見事にブッこけました。そりゃみんな安い方 買っていくに決まってるわな。
以上、経歴兼昔話。
ダッシュ2がコケた時点で「あぁ、もうジャストシステムも これで軽いソフト出さなくなるだろうな」とあきらめてました。 そこに今回の一太郎ライトの発表。正直嬉しかったですね。 ワープロソフト使う使わないは別の話として。
私、市販ソフトよりも圧倒的にオンラインソフトを 使用することの方が多いです。値段ってのもあるんだけど、 それ以上に「単機能で軽い、使いやすい」ってのが大きい です。
だってさぁ、市販ソフトなんてあれもこれもできるなんて 宣伝してる割には肝心なところで不便なんだもん。 かゆい所に手が届かない。
そのくせ重い。何かしようとするとその度に砂時計。 起動、砂時計、コピー、砂時計、保存、砂時計、印刷、砂時計。 「うが〜!キーボード叩く時間より待ってる時間の方が長い!!」 とキレまくってます。
こんなんがあるから、単機能でもキビキビ動くオンラインソフト を贔屓してしまいます。重いソフトつくるメーカなんか とっとと潰れてしまえ。
そんな状況の中、マイクロソフトについで糞重ソフト代表格 だったジャストシステムが「軽い」をキーワードに 製品を発表してきた。一太郎ダッシュの路線を あきらめていなかった。やっぱ「へ〜」と思いましたよ。 「なんだ、まだジャストシステムには人間の血流れてるんじゃん。」 とも思いました。
実際、これからは軽いってことが ユーザの重要な判断基準になるってことは間違い無く 言い切れると思います。現にNetscapeも初期バージョン 並の軽快さで動く最新のブラウザの必要性を認識 し始めていますし。名はイマイチ売れていなくても 軽さを武器に販売戦略打ってるメーカも存在します。
やっぱね、これからはもう「なんでもできる巨大ソフト」 は沈んでいくと思うよ。だってワープロでもそうじゃない。 画面にはいっぱいメニュー並んでるけど、みんなその中の いくつ使ってる?どうよ?使わない、使ったことない機能 満載でしょ。
印刷する文章書くにしたって、ユーザの99%は 文章が書けて、フォントと文字サイズが指定できて、 たまにセンタリング使えればそれで十分。 必要な時だけ罫線書いて、必要なときだけ簡単に 地図だけ書いて。そんだけできりゃ99.9%の ユーザはそれで十分満足できるのよ。
それをあれも便利よこれも便利よと、いらん機能満載 させて。お前らは押し入れ収納ボックスの ダイナミックキャンペーンか!おまけいらんから値段下げろ! ((C)幕張サボテンキャンパス)
さて、この一太郎Lite、まだ実際に使用していないので 詳しい操作感とか軽さとかはわかりませんが、Wordや本家 一太郎なんかより、よっぽど期待持っていいんじゃないかな、 と思うんですがどうでしょう。Liteとはいってもメール連帯機能 とかはいらないかぁ、とは思いますが、ワープロ本体そのものの 動きさえ軽ければ十分利用に値すると思いますが。 値段も安いから企業ユースでも食指伸びやすいと思いますし。
はたして今後、バカ重巨大ソフトを激軽ソフトが 駆逐する時代はやってくるのか。一太郎Liteの売れ行き、 要チェックだと思いますよ。