休日の拘束


 お盆休みということで、なんだかんだといろんな人間にあって きました。とは言っても大抵は数ヶ月に1度のペースで会ってる 訳で、そんなに久しぶりとかそうゆう感慨は無いのですが。 まぁこれはこれでいいリフレッシュになるのは事実。

 まぁいろんなくだらないバカ話に花を咲かせるわけですが、 よくこうゆう事を聞かれますね。

「最近何やってる?」
「仕事終わった後とか何して過ごす?」
「休日とか何してるの?」

 う〜ん、答えづらい質問なんだよなぁ、実は。

 ていうか、社会人になっちゃってからの夜や休みのサイクルって ほぼ固定しちゃってるんだ。夜は帰ってきたらWeb更新して 他のWeb見て、適当にチャットとかして終わり。普段の休日に したって土曜は昼過ぎまでぐ〜だら寝て、 そっから出かけてマジック三昧。夜遅くまで遊び惚けた 後、日曜夜までひたすらだらけて体力の回復。終わり。

 文章にしてもこんだけで終わっちゃうんだもん。会話に したら10秒で説明終わっちゃう。マジックがどうゆう ゲームなのか説明し始めたらもうちょっと時間増えるけど、 基本的にオレの周りの連れって「マジック?カードゲーム? へ〜」ってヤツがほとんどだからね。めんどくさくて 説明もしてないんで。

 私にしたらこれが休日のめいっぱいの過ごし方な訳 だし、「有意義な休日を過ごす!」なんて考えるのも バカバカしく思えてしまう人間。なので別にこれ以上 何かをするとかそうゆうのはさらさら考えてないのですが、 どうも周りの人間にしちゃ不思議に思うらしい。

 で、こう聞かれるんだな。

 「う〜ん、他には?」

 だからぁ。オレは「休日=仕事しなくていい日」以上の 認識は持ってないんだから。それ以上深く突っ込まれた ところで、答えられないって。ていうかこれ以上の答えなんかねぇよ。 これで全部。

 で、こうゆう会話に対して深く掘り下げてると、共通して 言えることがあるんです。

 人に「何してる?」って聞く事イコール、自分がやりたい 事を探してるんですよね。

 話聞いてると、こうゆう問いかけをしてる人って大抵 生活パターンが一致してるんよ。 平日仕事から帰ってきても、疲れて眠るだけ。 休日は休日で1週間の疲れがドッと出て寝てるだけで土日 があっという間に過ぎちゃう。場合によっては休日すらも 仕事で潰れちゃう。体は元気でも特別に何もやる事が 思いつかなくて、酒飲んでテレビ見て終わり。

 仕事とかで自分の時間そのものが潰れちゃってる、 もしくは自分の時間は持っててもそれを持て余してる んですよね。

 前者に対しては転職しろとか残業すっぽかせとか いくらでも具体的なアドバイスはできるのですが、 問題は後者。

 以前だったら「何でもいいから何か好きなこと見つけた方が いいよ。気も紛れるし。」などと言ってたのですが、 最近になって自分で自分の言葉に疑問持つようになって きたんです。

 というのも「何かやる」ってことに固執し過ぎる事に なりゃしないかな、と。

 例えば私ですけど、無性にデュエルやりたい時もあれば、 デュエルなんかどうでもいいから寝倒したいという時もある。 自分のやりたい事やるための休日なんだから、 デュエルしたい時はデュエルするし、寝たい時は寝る。 これ、どっちが優先とかそうゆう問題じゃないよね。 どっちも大切。どっちも重要。

 でも、上のアドバイスだとこのバランスが崩れちゃうような 気がするんだよな。何か休日にやる事見つけたとしても、 休日がそれだけになっちゃう。動機が気分転換であろうと、 現実逃避であろうと、休日は休日で拘束されちゃってる ように思えてくるんですよね。これだと。

 これ、ひょっとしたら私だけの考え方なのかもしれないけど、 「平日はこれ」「休日はこれ」って考え方、すごくもったいない んじゃないかなぁと思う訳で。

 確かにのめり込むって要素は大切と言えば大切だとは 思いますよ。でも、それ一方で「余裕が無い」ってのを ものすごく感じるんです。本人はリラックスのためや 逃避のためによそごとやってるつもりでも端から見ると 「それしか無い」的な悲壮感すら感じてしまうことも ありますよ。

 作業効率追求するロボットじゃないんだしさぁ。 べつにその日一日が非生産的だったって構うことないじゃん。 のんべんだらりと酒食らって寝て過ごす休日ってのも それはそれで重要だと思うよ、私は。

 少なくとも有意義さに固執する「休日オタク」には なりたくないです。素直に行こうよ。


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