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「火事と喧嘩は江戸の華」なんてな事を申しまして。 心持った人間同士だからこそ喧嘩もするし、人三人殺した 犯罪者がヤケになって子供誘拐して放火しちゃったり するから火事も起こると。初手から間違ってますか私。
これはネットにも当てはまるようでして。今のインターネット はもちろんのこと、パソコン通信時代も、その前からあった 由緒正しきNetNewsでも、どこかで必ずケンカってのは 起こってます。
ま、よく考えたら当たり前ですわな。機械相手にしてんじゃない、 人間同士でやってんだもん。そりゃ考え方の違いだって起こるし、 相手の言動にムカついたりすることもある。 「はいはい、そうですかそうですね〜」な〜んて言ってる人間の どこが信用できるんだっての。そんな訳で今日もどこかで ドンパチやってると。
さて、先日(これ書いている時点ではまさに今)私が入らせて 頂いてる某MLでド派手な花火大会が繰り広げられました。
いやぁ、久々に楽しませて頂きました。当事者には悪いが 本題とはまったく関係の無い所で。
というのもNIFTYでパソコン通信始めてから、イヤになる位 論争という名の元に行われるただの罵倒合戦 見せつけられて、正直食傷気味だったんですね。 だから、「あ、ケンカだ」と察した時点でその場所(掲示板なり HPなり)には当分近づかないようにしてましたし、 「こんなネタあるよぉ」と教えてもらっても、見たくないので 辞退させて頂いたりと。要するに逃げ回ってたんです。
あ、言っておきますけど私、こう見えても議論するのキライですので 念のため。昔だったらケンカとなれば喜び勇んで闘いへ〜天皇陛下 バンザーイ、おかあちゃん恐いよ〜、てな 雰囲気にもなったかもしれませんが、もう年ですなぁ。 すっかり体も口も動かなくなっちゃって。あーお茶うまい。ずずず。
しかし今回、意外と身近な所で論争勃発して、ずるずると 見ている内にいつの間にか「ウォッチャー」なっちゃってましたね。 避けていた時間が長かったからか、かなり新鮮に見られた、ってのが あるんでしょうね。
という訳でずらずらと論争パターンについて書いてみよっと。
(以下、「へ?ケンカって何?」って方に関しては、どこかの 掲示板なりで実例を見てから(熟読する必要はなし)↓を 読むとわかりやすいかと思います。なぁに、怪しそうな掲示板 1時間も漁れば簡単に発掘できます(笑))
まず、誰しもが一発で「あ、ケンカだな」と解る特徴がその 膨大な発言量。普段の発言量の数倍〜数十倍、ひどいときは 数百倍もの書き込みを目にすることになります。
途中からいきなり飛び込んだ人にとってはどれが発端に なって、どのようにケンカへと発展するのか、もう訳が わからん、って状態になっちゃう。
そりゃ、訳わかんなくたって当然なんですな、実は。 だってやってる当人達が自覚してないもん、ほとんどのパターンは。
例えば、「後を思えばこれが発端だな」と思える書き込みが あったとします。それに対して何通かの「ちょっとそれ違うんじゃ ないの」という書き込みがあったとします。
この時点ではまだケンカには発展していません。普通の 状態でも十分ありえるケースです。
でも、これらの「違うんじゃないの」書き込みに対して さらに反論がついちゃったりする。これは何も発端の書き込み した本人とは限りません。まったく別の第三者だったりする 事もあります。で、そっからさらに反論、さらに反論・・・・ と、「いつの間にか論争にナチャッタヨ」状態に突入してしまうんです。
要するにネズミ項ですよ。1つの意見に対してレスポンスしていた つもりが、複数に対する複数のレスになっちゃって、それがまた倍々ゲームで 膨らんで・・・・で、いつの間にか発言の山。
しまいにゃ発言はどれがどれだかさっぱり訳わかんなくなるわ、第三者は ひくわ、管理者は頭抱えるわで、もうやってらんねぇや酒持ってこい酒、と なっちゃいます。
で、一度走り出しちゃうともう止まりません状態に突入してしまうのも 面白いんですわな。普通、あらかたの意見が出尽くしたな、って時点で 議論も止まるもんなのですが、そうはならない。
この辺がネットワーク経由の意見交換ならではの面白い所かな、と 思うんですけど、大抵の反論ってその直前(ツリー構造の親、という 表現にでもなるか)ってのが対象になるのがほとんど。親の親、 もしくはさらにその親が議論(ヤジ)の対象になることって実はほとんど ないんです。あっても、自分の直接の親の「矛盾をつかむ」ため、だけ。
これは「レス」という習慣があるから、なんだろうな。 結局親と子、この2世代だけで対象が限定されちゃう、さらにそれが 電車ごっこのように何回も続くから、最後はもう何の議論してるんかも わからなくなっちゃう。
最初今後の国際経済の話してたはずなのがいつの間にか女の好みの 話になっちゃうのに似てるかもな。似てないか。
だから何百と発言数あろうが、はじめの発端とその2世代位 までの発言、数にすればせいぜい20〜30といった所か。 大抵はこれらの発言をまとめるだけで答えって出ちゃってるんだよね。 その後ろにつながってる発言は始めの論題からすればどうでも いいことだったりするんですよ。議論が桶屋の如くグルグル回ってる だけだったり、何回も同じこと叫んでるだけだったりするだけ。 後々考えたら、疲れだけ残って何の生産性も無いんだよね。
こうゆうケンカ見るといつも思うんだけどさ。「○○公認 論争ルール」とかって無いもんかな?(笑)例えば。
こんな感じで。「フジハラ式ケンカルール」。どうでしょひとつ? あんな議論もこれで解決。迅速対策委託面談相談応ず。
- まずジャッジが議論を明確にする。ルール発行時点で 議論に全く参加していない者をジャッジとし、ジャッジが論題の 絞り込みを行う。
- 議論参加者は、提示された論題に添って、文章量無制限で ひとつの発言にまとめ、発表する。
- 発表は一人一回のみ。公開後はいかなる理由があろうと、 追加・補足・修正・取り消しを行ってはならない。
- 議論参加者は他の意見に対し、一切の反論を行ってはならない。 破った者はその場で議論から排除。
- ジャッジは文章が出尽くした時点で議論を打ち切り、 ランダムに順序を決定した上でWebに公開する。
- Web公開が終了した時点でジャッジが議論終了を宣言する。 ジャッジは勝敗に関しては一切コメントしないこと。 あくまで公開されたWebを見た人が各々判断する。
- 議論終了した後3ヶ月間、Web公開を続ける。その間 一切の自分の意見の修正や撤回、他の意見に対する反論は 禁止する。破った者は逆さ張り付けの刑。
- 3ヶ月経過後、また論争が勃発した場合、改めて上記 ルールに基づいて再議論を行う。
ていうか、こんなルール発行された時点で白けてケンカ 終わるって〜の(笑)。
でもまぁ、こんだけ言っておきながら、何回も何回も 同じようにケンカが起こるのも、ちゃんと「人間同士なんだよ」 って事を証明してるから、なんだろうね。
何を言っても「はいそうですね」だけじゃ、ね。 結局は正論VS正論。妄想VS妄想((C)SDP)。 こうゆうもんなんだと思うよ。それ覚えておいた上で 仲良くケンカしましょうや。
ってそれがオチかい。トムとジェリーか。
追伸:
当然ながらこの文章に関する一切の反論は受け付けません(笑)。