定期更新の拘束


 世の中、佃煮にでもできたらその量でアフリカの飢餓救えるんじゃないかって 位のWebがあふれかえってますが。いきなり訳のわからん例えすんな>俺。

 その中でも「定期更新」を心がけてるサイトってかなり多いですよね。 企業サイトはともかくとして、個人サイトでもかなりの数のサイトが 「毎週○曜日」なり「月2回」なりの更新インターバルを明確にして Web作りに励んでおられます。

 そのおかげで、毎日のように新しいコンテンツを目にすることが できる訳です。ありがたやありがたや。

 しかし、ありがたがっておいて、言うのもなんですけど・・・。 びしっと期日決めて更新するのってかなりしんどくないです?

 ご存知のようにウチに関しては更新はすべて不定期という ことでやらせてもらっています。時折「まめに更新されていますね」 とお褒めの言葉を頂くこともあり、それはそれで嬉しいのですが、 言い方変えれば「たまたま文章書くペースが落ちてないだけ」の 話であって、いつパタッと更新止まってもおかしくないんですよね。 結果として更新が早く感じるだけであって、早くやる、という 保証はどこにもないんですよ。

 でもこれが「必ず1週間に2本」って自分で決めちゃってたとしたら、 果たしてここまで持ったかなぁ、と思って。〆切意識する余りに 「あ〜ネタ浮かばねぇ〜」となって潰れちゃってたかもね。 書きたいときに書く方針だったからこんだけ本数重ねられたのかな、と。

 さて、根本的なポイントとして、なぜ作り手は自らに〆切を 課すんでしょうね。しかも、早く作っても遅くなっても何の 関係もない個人サイトが。

 ぼーっと考えて素直に浮かぶのが、読み手、特にリピーター対応 って事だとと思います。

 確かに読み手にとっては更新日付わかってる、ってのはありがたい ことなんです。「あ、じゃあまた来週見に来るか」って感じで 効率的に新作見られますからね。実際、かなりの数の 「アクセス数向上講座」的な雑誌や本に腐るほど「更新は 定期的に」って書いてますし(でもこうゆう本に頼る時点で アクセスされるようなサイトなぞできる訳ねぇよな、ってこれは禁句か)。

 でもなぁ、期日に振り回されて、更新内容の 質落ちたらそれこそ本末転倒じゃないの?やっぱ見る人にとっては 更新の間隔なんかどうでもよくて、それよりも更新された内容 を見ると思うんだけどなぁ。

 この際だから断言しますけど、「更新日がわかって便利」と 「更新された内容が面白い」はあくまで別物でしょ。もっと言えば、 たとえ毎日更新だろうが、内容がつまんなかったら意味ないって。

 ほとんどの個人Webは別にサイト作ったからお金もらえるという 訳じゃないし、そうゆう変な呪縛から逃げられるのも個人ならの 特権じゃないですかね?せっかくそんだけ好き勝手にできるのに、 わざわざ自分でそれ捨てるってのも勿体無くありませんかね?

 さて、その一方で期限作る理由にこうゆうの挙げる人もいると 思うんだ。ある意味こっちの方がきついんじゃないかな?

 「更新期限自分で定めなきゃいつまでたっても更新できない。」

 こうゆうの。自分にノルマ課さなきゃ動けないって人。 さらに言葉きつくなっちゃうけど、もしこうゆう人がいたら 俺逆に問いただしてみたいんよ。

 「あんたWeb作ってて面白い?」

 てね。

 いついつまでに作らなきゃいけない。こう考える時点で既に 義務感生まれてない?Web作る事で自分が面白がりたいから、 だから作ってるんと違うの?「ノルマ課さないとできない」ってのは 既に自分の興味がWebから離れてる証拠だと思うんだけど。

 いいじゃんか、別にムリに続けなくても。イヤならやめちゃえば。 そのままずるずると続けてたって何の進展もないって。 とっととWebとっぱらって、別の遊び見つけちゃうってのも アリだと思うよ。

 2パターン出しましたけど、結局更新って「やりたいから勝手に やる」って所に落ち着くんじゃないんですか? 自分がやりたいから勝手にやる。周りに何言われても勝手にやる。 いつやるかなんてこたどうでもよくて、こっちの方が重要では ないでしょうか。

 あ〜あ、言っちゃった。また俺悪者かぁ。悪者もオモロイけどね。


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