間違い電話小話
なんか最近電話の話が続くな。あんまり電話って好きじゃないんだけど。 まぁいっか。
最近我が家に間違い電話がしょっちゅうかかってきます。 それも、み〜んな共通している。
ジリリリリーン。
「もしもし、石田さん（仮名）のお宅ですか？」
「違います、藤原です。」
「あ、すいません、間違えました」ガチャ。
２０秒後。再びジリリリリーン。
「もしもし、石田さんのお宅ですか？」
「いえ違います、藤原です。すいません、何番にかけてますか？」
「0568-**-%%$$です。」
「それウチの番号です。何回かけてもウチにかかりますよ」
「あ、そうですか・・・すいません・・・」ガチャ。
こんな感じです。
間違い電話がかかり始めたのは３ヶ月位前だったかな。その時は 「まぁこうゆうこともあらあな」と流していたのですが、最近に なってちょっと状態が悪化し始めまして。
「三省堂書店です。ご注文の『ムサシ』入りました。」
「三洋堂書店です。ご注文になられました建築の本入りました。」
「アオキ書店です。ご注文の歴史本入荷いたしました。」という感じで、高蔵寺ニュータウンにある本屋中から入荷の お知らせが入ってくるようになってきたんですな。ウチ昼間は 大抵全員がルスなので留守番電話にやたらと本屋からの電話が 入ってくるんです（ウチは考えあって留守録応答メッセージでは 藤原と名乗らずデフォルトの女性メッセージを使ってます。 だから本屋は間違い電話と気が付かないんです）。
それにしても注文するジャンルが渋いな。「ムサシ」と来たか。 しかも建築入るか。どんな人だこの人。
仕方無しに私なり家族なりがその度に本屋にかけ直して事情説明 しています。１回２回ならともかく、こう何回と続くと結構 うんざりしますね。この辺の本屋にはあらかた連絡入れましたんで そろそろ高蔵寺中の本屋のブラックリストにこの石田さん（仮名）の名が 刻まれると思いますが。
さて、この石田さん（仮名）、一体どうゆうつもりでウチの電話番号を 名乗っているのでしょう。
考えられるパターンとして、
- 藤原家の存在を知ってる上でわざとやってる悪意あるいたずら。
- 一人暮らしで電話ひいてなくて、それでも店とかには電話番号 告げなきゃいけないからテキトーに電話番号言ってる。それが たまたまウチの番号だった。
- 番号を店に告げている本人が、素で電話番号覚え間違えてる。
- 名刺とか挨拶はがきとかの電話番号を書き間違えた。
位が考えられるんだけど。
１だったらいっそのこと対策楽だよな。その内寿司２０人前 とか届くはずなんで、そん時に出前持ちと一緒に警察行けばいい。 （当然被害届は店に出してもらうと）
２なんだけど・・・間違い電話をかけてくる相手が店だけだったら わかるけど、どう考えても個人って人からもかかってくるしなぁ。 まぁこれも一種の詐欺行為だから店側が気が付いた時点で何らかの対策取るはず。
つう訳で今の所３及び４の複合型と踏んでます、私。 普通自分ん家の電話番号間違えるかね、まったく。
それにしても、私の知らないところで、ウチの電話番号が （悪意があるにせよないにせよ）勝手に使われてるってのは 気味の悪いものです。
よく「お前どこでその情報手に入れたんだ」的なＤＭが 投げ込まれたりするじゃないですか。転職者向けの人材登録会社 とか、出身大学別の名簿業者だとか、裏ビデオの通信販売とか。 ん、最後はちと違うか。
この薄気味悪さが、よりリアルに具体化されてる感じ。 名簿の流出はこないだの法改正でちょこっとだけ改善されましたけど （まぁあれもザルといえばザルだけどさ）、いたずら目的とかに なるとこちらでは対処のしようがないだけに、恐怖心なおさら 煽られますね。
前にも書きましたが、私は基本的に個人情報は出さないように しています。特にネット関係に関しては。ただ、ネットを離れた日常生活 では、個人情報は切り出ししていかざるを得ませんよね。ネットを 日常にしていない家族にとってはなおさら。なんだかんだ言って 個人情報をさらす機会ってのは頻繁に訪れます。 住所・電話番号・氏名。悪意ある奴にとってはこんだけあれば 十分なんだしさ。
今回の一件で、うちの家族もさすがに「電話番号出すのって恐いねぇ」 つうのを実感してます。こうゆうのって冷たい言い方だけど、自己防衛 できない輩がいいカモにされるだけですからね。ある意味ではこの怖さが 実感できたってのはひとつの収穫だったのかもしんないです。
つう訳でウチの電話番号名乗ってる石田さん（仮名）よ。こっちもバカじゃない、 いや、ちょっとバカ、いや、だいぶバカだけど、そんでも悪知恵だけは 持ってるからな。そこら辺でおとなしく身ひいておけ。
あと石田さん（仮名）は迷惑料として、裏ビデオの一本でも持参して謝りに 来るように。
最後の最後でそう書くか俺。