さよならオオタカちゃん
反対派市民でも共産党員でもテロリストでさえも止めることのできなかった 愛知万博ファシズムをいとも簡単に打ち砕いてしまった張本人、オオタカ ちゃんが子育てに失敗し、海上の森からいなくなってしまうという、悲しい 出来事が起こってしまいました。
親鳥が人間に怯えて身を隠している隙を狙ってカラスが 卵を襲ってしまったのではないか、という説が今の所有力なんですが。
いかんだろカラス君。よりによってなぜオオタカを狙うか。 この飽食の時代、君も食べるに困ることはないだろう。ゴミ捨て場の ゴミを漁るもよし、地べたに置きっぱなしになってる食べ物を襲う もよし、他にやり方はあるだろう。それとも何か、もうそんじょそこらの 食べ物では満足できないのか。オオタカちゃんの卵の次は オオタカちゃん本人か。オオタカちゃん食ったら次にはとうとう 人間が獲物か。
どうなのだ、どうなっておるのだっ。
と詰問してもがカラス君は意に介さず、ぶらぶらと着の身着のままの 生活を続けるのでありました。かぁ〜かぁ。
しかしまぁ残念といえば残念だねぇ。たかが数ヶ月間のこの騒動 でしたけど、推進側、特に愛知県は度重なるダメージを 受けまくりました。
まず、海上の森開発規模の大幅縮小。海上の森への道路アクセス整備計画も 次々に頓挫し、当初の「海上の森壊滅計画」に比べりゃ随分とマシな 方向に修正させられてます。
そして、以前なら反対派殺戮してでも絶対に認めなかった、海上の森 以外の会場での分散開催決定。推進派は「絶対にありえない、 分散するメリットは何一つ存在しない」と断言していただけに、 今回の決定は公衆の面前で脱糞行為する位の屈辱だろうね。ざまぁみやがれ。
たった数ヶ月でこの大変動。オオタカちゃんの影響力がいかに 強かったかという証明ですな。それだけにオオタカちゃんが 海上の森を去ってしまったのが残念で残念で。
やっぱオオタカちゃんって、特に推進派にとっては目の上の タンコブだったのは確実でしょう。マスコミがこぞってオオタカちゃん 保護キャンペーン記事を書きまくったこともあり、世間の目は すっかりオオタカちゃんに同情的。今まで無関心決め込んでた 層までが「それでも海上の森切り倒すなんてお前らそれでも 人間か」的な風潮だったしね。まぁ元々人間じゃないから こう言われても当然なんだけど。
もう各所で愛知県が槍玉に挙げられ、悪いお手本として世界に紹介され、 世紀の大馬鹿者と袋叩きにされるという状況は見てて痛快でしたよ。 今までさんざ推進メッセージ寄せてた先生方は こぞって雲隠れしたしね。仕事とは言え、お偉いさんの代わりに 質問に受け答えする尻拭いの県職員さんが可哀相に見えたね。 そういえば以前万博反対訴えて参議院当選したクセに、 自民党に鞍替えして万博推進派に転向した末広「愛知の恥」まき子 は今回もだんまり決め込んだな。いつか叩き 落としてやっからな、覚悟しとけ末広め。
とまぁこんな感じで、今までの意固地ぶりが信じられないような ダイナミックな変化が起こっていたのですが。
お祭りの主役は場を去ってしまいました。お楽しみは過ぎたよ〜っと。
朝日新聞に反対派の記者会見風景の写真風景載ってたんですけど、 この世の終わりみたいな顔してました。一方の推進派の方も 計画変更が決定したばかりなだけに複雑な心境は隠し切れない表情でしたが、 それでもどこかで「これで邪魔モノがいなくなった」位のことは 考えていることでしょう。
オオタカちゃん亡き今(殺すな)、既に次の動きが始まっています。
会場となる瀬戸市の商工会を中心とした推進派は「オオタカが いないのなら分散やめて海上の森でやれ」と愛知県に対して いらんプレッシャーかけてます。
(俺、いっつも見てて思うんだけど、万博で地元発展なんて 本気で信じてるのか?信じてるんだったら掛け値なしのバカだぞこいつら。 高度成長期とは全然状況違うのに。半年間ボロ雑巾のように 使い倒されてポイと捨てられるのは目に見えてる。 そうなれば後に残るのはカラッポの施設と借金だけよ。)愛知県の方は今の所「既に計画変更が認められ、それに伴って 動いている以上、更に変更を加えるのは難しい」と難色を示しては いますが、今までが今までなだけに、いつ手のひら変えても おかしくない状態です。こいつらを信用しろというのが無理な話です。
負傷退場でチーム要のセンターバックを失った 反対派に、今後推進派ブルトーザFW陣が猛然と反撃をしかけることに なるのは容易に想像できます。
あ〜あ、せっかくここまで面白い勝負だったのにね。タックル時に ナイフ持って襲い掛かってくるようなヤツとまともにサッカーできる 訳ねぇじゃん。
オオタカちゃんには手出しできなくても、人間の一人や二人は 躊躇なく殺せる連中だもんね。
見る気なくなっちゃった。帰ろ帰ろ。
まぁ心からオオタカちゃんのご冥福をお祈りするってことで。 死んでねぇってばよ。