12809円。


 Dragon Ash「Viva La Revolution」\3045-
 槇原敬之「Cicada」\3160-
 ShakkaZombie「JOURNEY OF FORESIGHT」\2854-
 Rhymester「リスペクト」\2730-
 真心ブラザーズ「サディスファクション」\1020-

 アルバム4枚シングル1枚。合計チーン。

 12809円。

 今日一日で消えてなくなりました。南〜無〜。

 こらそこっ人間のクズって言うなっ。当たってるじゃないかっ。

 だって〜だって〜。これでも絞ったんだよ〜。本当だったら あと4枚位買いたいのあったんだもん〜。断腸の思いで 商品棚に置き去りにしてきたんだもん〜、あのCDもこのCDも〜。

 今度はだだっ子かい。大の26歳の大人が言うことか。

 でも絞ったのは本当の話。つーか財布の中に1万3千円しか入って なかったもんですから、計画に計算を重ねての出費だったんですよ。 今月の頭から「今月の小遣いはCD、今月の小遣いはCD」と 呪文のように繰り返してありとあらゆる誘惑に打ち勝って切った んですもん。ボーナスはとっくの昔にCS投資と借金返済で使い切りました から、使う金なかったもん。

 あの本もあの服も靴も帽子もぜ〜んぶガマンしてきたんだからさ。 許してよ、ね。ね。ね。誰に対して許しを乞うているんだ俺は。

 それにしてもねぇ、もうCD乱買い歴も5年位になりますけど、 新作だけでここまで私の琴線ひかれまくった月って記憶にないよ。 1日に新作5枚買うのもひょっとしたら初めてじゃないかなぁ。

 まずは今更その実力・センスは言うまでもないDragonAsh。 何せ発売日知った瞬間にザウルスに記録しといたもんね。 買わずにいられるか。

 で、実に4年振りのフルアルバムリリースのRhymester。待った 甲斐があったよ〜。聞きたかったよ〜。マジで号泣。しかも 買って曲目リスト見たら「耳ヲ貸スベキ」が入ってる〜。 さらに号泣。

 で、これまた2年半振りのリリースになるShakkaZombie。 リリース情報はCS仮視聴中のViewsicで知りました。でも本契約ではViewsic お金の関係で切りました。ごめんよ、Viewsic。

 このRhymesterとShakkaZombie、私にとっては「聞いてて気持ちいい 2MC」の両巨頭なんですよね。買わずにはいられん。

 そして槇原敬之。意外に思われる方も多いでしょうけど私好きなんすよ。 今はこれ聞きながらこれ書いているんですが、今回も相変わらずの 「犯罪に走る一歩手前スレスレの歌詞」全開してます。この ストーカー寸前の心境がわからんやつは槇原聞くな(偏見)。

 んでラストに真心と。いいぞぉこの曲。この頭スコーンと抜けるような 躍動感は真心にしか作れないね。素晴らしい。

 あ、手短にすませるつもりなのに結構長々と書いてしまった。

 いやね、久々に大好きな音いっぺんに手に入れられた征服感とでも いうのかな、無性にうれしくてついつい暴走してしまいました。

 思えば、こんな感覚久々だよ。ずっと邦楽一本で聞き続けてきたけど。

 「ヒットチャートつまんないなぁ」って思い始めたのっていつ頃 からだっただろ。社会人なってしばらく経ってからかな。CD屋のバイト 辞めた関係で、入ってくる情報が少なくなって、必然的にヒットチャート に頼らざるを得なくなっちゃった。

 1回目はいいけど、3回聞くと飽きる曲。「このシングル買う人って どんな人?」と勘ぐりたくなるような平凡な曲。他人がどう思うかは わからないけど、自分にとってはそんな曲がいつの間にか増えてきて。

 いつの間にか「最近の流行歌」なんて言い方をするようになり、 まだ売れてないとかそうゆうアーティストにひどく肩入れするように なり、カラオケで歌いたいと思うような曲がなくなり。

 去年位は正直言って唯一読んでる音楽誌「Rock'n on Japan」 でさえ惰性で読んでました。自分が既に気に入ってるアーティストが リリースするかどうかだけを確かめて、載ってなければそのまま 本棚に押し込んで置きっぱなし。

 これのどこが「音楽止まると死ぬヤツ」なんでしょうね。 何も新しい音だけにこだわる必要はない。古い音にだって いい音はいっぱいある。でも、「よりいい音」を求める姿勢を 失った時点で、音楽好き名乗る資格はないんです。

 でも、なんか今年に入ってから風向きが変わってきました。 DragonAshがオリコン1位取るなんて、数年前なら絶対考えられない事 でした。少なくとも数年前だったら一部の俺のようなマニアの間で もてはやされるだけの存在だったと思うよ。ゴールデンタイムに 「Grateful Days」のビデオクリップが流れてZEEBRAを見ることができた時、 涙出そうになったもん、冗談抜きで。

 「世間が自分に追いついた」なんてこた、露にも思ってませんよ。 ただ、なんとなくだけど「やっぱりみんなつまらなかったんだな」とか 思えてきちゃって。無性にうれしかった。

 DragonAshは間違いなく記録的なセールスを記録するでしょう。 槇原敬之も安定した数字を叩き出すと思います。真心もこの曲の クオリティなら今後もっとメインシーンに出てきてもおかしくない。 ShakkaZombie、Rhymester、一度は実質追い込まれてきたにも 関わらずこうやって再起してくれた。

 「音楽ってもう面白くなくなっちゃったのかな」そんな気持ち 吹き飛ばしてくれたのが、何よりもうれしい。それを思えば 12809円なんて安いもんなんですよ。私にとっては。

 それだけのことなんです。それだけ。


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