審判の審判
すとらーいく！バッターアウト！
あらららら今のストライクかい。あららららバッター怒ってるよ 怒ってるよ。あらららら退場だよ。あらららら逆上してベンチで 暴れてるよ。あらららら。
近所の噂話するおばさんかそのリアクションは。 でも最近こうゆう審判がらみのもめ事をやたら見るような気が するんですけど。サッカーでもそうだな。
あらららら今のファールかよ。あらららら即座にイエローカード。 あー言っちゃだめだって文句言っちゃ詰め寄っちゃ。あらららら イエロー２枚目退場。あららららベンチでイス蹴ってるよ。
だからやめれその口調は。読みにくいんだから。
それはそうと、まぁ審判つー職業も大変なもんですな。
正しいジャッジして当たり前。ひとつ間違えれば選手に殴られる 監督に殴られるファンに殴られるの人間サンドバッグ。
つーのは百も承知のことなんですけど、ここはタブー領域ずかずかと 土足で踏み込んでみようかと思います。まぁ所詮はスポーツ観戦のみの トーシロの戯言ですけど、トーシロにしかわからんこともあるだと、という 楽観論に期待。
というかさ、基本的にスポーツ取り巻く環境すべてに「審判に 文句言うこと自体がタブー」という暗黙の了解があまりにも 強くありすぎないか？
俺らが野球見てても、サッカー見ててもテレビに向かって審判に 文句言うこと多いでしょ？「どこ見てんだこの審判は〜」と ビール片手に。わすは飲まないけど。
こうゆう見てる者なら誰でも一言ぶーたれたくなるようなことが、 表に見えるメディアになると途端に見ることができなくなる。 結局はメディア批判になっちゃうんだけど。
確かに野球だろうとサッカーだろうと「審判の判定は絶対」という ルールが明記されてる。これはこれで必要なのはわかる。 というかこれがないと、しっちゃかめっちゃかになっちゃうのは バカでも予測できる。
ただ問題はその後なのよ。誰が見ても明らかなミスジャッジしました。 選手も監督も散々抗議してみーんな退場しました。それでも判定 ひっくり返りませんでした。
そんで次のスポーツ新聞見てみましょ。絶対にこう書いてあるよ。
「微妙な判定に抗議して監督退場」。
なんだよ微妙な判定ってよ！ミスジャッジって書けよ ミスジャッジってよ！！で、こうゆう記事って大抵選手側への文句ばかり 書いてあって、肝心のミスジャッジには何も触れられてないんだよね。 特に一般紙のスポーツ欄とかだと審判の名前自体が書かれないことも多いし。
俺こうゆう後ろ向きなやり方したところで、いつまでたっても 審判のレベル上がらないと思うんだけどなぁ。
審判の判定が絶対、というのはあくまで試合を円滑に進めるために であって、だからミスしても目つぶって見なかったことにしましょ なんてのは筋通らないでしょうが。
そんなんじゃ今までさんざ責任逃れしてボロボロになったバカ官僚と なんらレベル変わらないんじゃないのかえ？
「審判は陰の存在。目立ってはいけない」なんて言うけど、これこそ 責任逃れの最大要因になっちゃってるんじゃないの？言っちゃ悪いけど。 ガンガン表に出ろよ審判も。
周りも表舞台にひきづり出せばいいんだよ審判を。 「○山審判はここ最近１０試合で８回のミスジャッジを繰り返しています。 より一層の努力を求めたい」「△川審判は後半だけで７枚のイエローカードを 出した。この行動はかえって試合進行の妨げとなったのでは」みたいな ことをもっと言わなきゃだめだって。
もちろんダメなヤツはこきおろす一方で、ほめるべきところはほめる。 「×海審判は今月すべてノーミスジャッジを継続している。すばらしい。」 てな感じでね。悪いところは改め、良いところは伸ばす。 教育の基本。
そうゆう意味でいくと、審判ってもっと「人気商売」にしちまっても いいような気がするんだけどなぁ。極端に言えば「稼げる商売」に しちまう。評価高ければ年収ウン千万の審判ってのもありだと 思う（海外のサッカーとかだとこうゆう人もいるんだっけ？）。 特に野球とかだと実質的に審判ってサラリーマン並の年収しかないのが 実状でしょ？
そんなんじゃ表にひきづり出しても審判側が「割にあわない」不公平感 感じるような気もするしね。この際だからがーんと表に出しますか？ 珍プレー好プレーにも選手だけじゃなくて審判にも出てもらって、 最優秀選手だけじゃなくて最優秀審判もド派手に表彰して栄誉与えて。 中継の解説には選手側の解説者と審判側の解説者のダブル解説体制。 そのウチ特定の審判にはファンがついて、ファンクラブとかもできて、 「カリスマ審判」とか呼ばれるように・・・。
ん、ここまでくると妄想か。
まぁ結論は極めてシンプルなんですな。「裏でこそこそすんな。 堂々と表に出て実力で勝負せぇ」。こんだけ。