クラブ活動リバイバル案
ふ〜り〜むくなよ、ふりむくなよ〜♪
振り向けっつーの。競走馬かあんたらは。失敗した時のことの ことも考えさせてやれよ。人生努力根性で解決できる程甘か ねぇんだよ。大体振り向かなかったら後ろからのパスわかんねぇじゃ ねぇかよ。
あ、失礼。今横のTVで全国高校サッカー選手権のCMやってた ものですから、反射的にツっこんでしまいました。
しかしまーこうゆう全国大会に出てくるよーな子とかはここが絶好の アピールの場、言い換えりゃ試験代わりみたいなもんだから大変だよな。 まぁガンバってください。失敗した時の逃げ道も確保しつつ。
さて、トートツに話は飛ぶのですが、最近中学・高校のクラブ活動 というのが全国的に下火になってるんだそうですね。募集すれども すれども人が集まりゃしねぇと。生徒の方がクラブ活動そのものに まったく興味を示さなくなってしまい、野球とかでも部員が9人 集まらなくて試合ができない状態になっちゃってるんだそうです。
愛知県の公立高校とかですと「生徒は必ずどこかのクラブに所属 しなければならない」なんてバカな校則作って、意地でもクラブやらせようと するんですけど、これもなしのつぶて。幽霊部員続出でまったく 機能していない状態なんだそうで。
で、高校時代幽霊部員だった私からすればこうゆう結果になるのは 当然、つー評価をしています。
やっぱり昔も今もクラブ活動=強制、つー概念を壊せないでいる のよ。好きだからやる、興味あるからやってみたい、じゃないもんな。 これをやれあれをやれの強制活動的側面が強すぎる。そりゃ 逃げるっての。
しかも、こうゆうクラブ活動って基本的には一度入ったらアリ地獄の ように抜けられない、一度逃げ出したら二度と戻れない、かけもち 手抜きもっての他と、一刻も早く絶滅させなきゃいけない 閉鎖的精神至上論の宝庫でしょ。将来スポーツでメシ食いたい人に 取っては最適な環境かもしれませんけど、生徒全体の95%以上を 占めるであろう、「好きな時に好きな量やりたい」つう需要には まったく適していないんですわ。
しかも今のこの時代、クラブなんかに頼らなくったって打ち込める もんは掃いて捨てるほどある。どれ選ぼうがどれ捨てようが、 本人の自由じゃんか(その選択肢によって成功しようが失敗しようが そんなこた知らん)。
つまり単純に生徒にとってクラブ活動という存在そのものが既に 「役に立たない」と捨てられてるんじゃないの? 今のクラブ活動の凋落も私は当然の結果だと思うよ。
こーゆうこと言うと必ずこうゆう反論来ます。「私は学生時代 ○○に打ち込んだからこそ、今の自分がいる。今の子供たちに 打ち込めるモノを教えてあげる、そのためにもクラブは絶対必要だ!」
はっきり言っておこう。ばーか。
そりゃてめぇの個人感に過ぎないって。クラブそのものの存在意義を 証明することにはならねーよ。「たまたまあんたの趣味指向がクラブと 一致してた」だけ。それこそ己の価値観の押し付けにしか過ぎないんじゃ ないの?そうゆう事言うから、今の子達はさっくりと逃げるんだってことに とっとと気付けや。
という訳で、いつもならシメに持ってくるべき主張を既に書いて しまったんですが、実は自分が高校の時からずーっと頭ん中で考えてた 構想ってのがあるんですわ。妄想とも言いますが。10年も前から こんな事ばっか考えてたんか俺。そりゃ世間からおいてかれるのも わかるな。
納得するなよ。
で、今回ちょっとそれを書き足してみようかなと思って。今から言う 案見て、皆さんどー思いますでしょうか?
現実面、いろいろと無理もあるかもしれんけど、その一方で なんだかんだで機能しそうな気がするんだけどなぁ。 まぁまずは書いてみよっと。
これ読んでる教育関係の皆さん、私はどうボロクソ言われようと 構わんので(どうせネタだし)、一度ご検討頂けません?
あ、それで今回申し訳ないですけど、運動部系のみに限定して 書いてます。文科系の人ごめんね、これ見て真似して。
<クラブ活動リバイバル草案第1版 原案:hiroKi Fujihara>
1.目的
もはや過去の遺物と化したクラブ活動の概念を根底から捨て去り、 新たなクラブ活動の意義を見い出すと共に、生徒により広く深い 活動の提供、より専門的な技術育成を同時に達成すること。
2.詳細
まず、従来のすべてのクラブを、 名前だけを残した上で、全員を退部させる。
その上で新たに「運動部」を設立し、新たに部員を募集する。
「運動部」は従来の全クラブの上位組織として存在する。 所属する部員は毎日、自分の希望するクラブの練習に参加することが できる。この際、毎日行うクラブを変更しても構わないし、従来のように 一クラブに絞っての参加でも可能。週一回だけ、月一回だけの参加も認める。
またこの際、各クラブは生徒に参加強制の責務を負ってはならない。 参加しないことを理由に、練習の参加拒否、運動部退部の指導を 行ってはならない。
大会や練習等で対外試合を行う場合は、各部が運動部に対して 参加希望メンバーを募集する。人数多数の場合は各クラブにおいて 選考を行い、メンバーを決定する。
生徒がより高度な練習レベルを要求する場合、生徒は 各クラブと特別契約を結ぶことができる。特別契約を行って いる間、契約クラブは試合スケジュールにおいて優先的にメンバー に使うことができる。代わりに技術面及び環境面において綿密にサポート を行う。また特別契約は、常に生徒側が一方的に破棄できる。
3.本策におけるメリット
生徒がさまざまなスポーツを体験することによって、それぞれの 特性・性格にあった種目を時間をかけて見つける事ができる。 そのため、参加生徒全体としてのレベルの底上げを図ることができる。 生徒は常に自主的、能動的な参加意欲ありきで練習に臨む ことができるため、生徒の達成意識や緊張感も維持できる。
また、何らかの事情で生徒が1種目を断念するようなことがあっても、 常に新しい種目・環境を提供できるため、生徒への精神的負担も少ない。 挫折からの復活手段を手広く用意するのもこれからのクラブの役目である。
4.本策におけるデメリット
指導する側があくまで従来のメンバーを固定するやり方にこだわる場合、 本策が機能しない(阻害要因となる)可能性が非常に大きい。
また以前強かったクラブ(特にチーム競技)が一時的に弱体化する 可能性も高い。ただ、これを恐れていてはいつまでも 現在のクラブ状況を打破できないのは明白である。 あくまでチームの実力より個人の参加意義を優先させることを 指導側に強く指導していく必要がある。
同様のことは、指導者・生徒間のみならず、生徒・生徒間の間でも 起こり得るため、生徒に対して強制するものでは なく、あくまで自主的に参加するものであることを強く指導していく必要がある。
また、全国レベルの実力等を養成するとなると、校内だけでは 十分な指導を提供できない可能性がある。そのため、他校や校外の 各スポーツ施設・関係者とも密接に連帯していく必要がある。
まぁこんな感じかなぁ。細かいこと考え出したらキリがないので ここらで止めておくんですが。
結局、クラブ活動の意義って「生徒にこうゆうのがあるよ」と 提供することだと思うんですよね。無理矢理やらせるものでも、 押し付けるものでもないんですよ。
それに気が付かない限り、クラブは今後どんどん機能しなく なっていくと思いまーす。