夢からごろごろ。


 最近やたらと夢見が悪いんですよ。寝てる時に見る夢のことね。

 またその夢がやたらとリアルなもんだから目覚めが悪いのなんの。

 会社が倒産する夢とか、その会社の夜逃げ手伝わされてる夢とか。 捕まった日興の社員並みに脅しをかけてくる借金取りに追いかけられてる 夢だとかそんなんばっかり。誰だ、近い将来現実になるなといってるヤツは。 恐いじゃないか。

 昨日も自分の作ってるWebがクラッキングされてる夢を見て、 そのリアル加減にイヤになっちゃった。ある日何気に自分のページをチェック しようとしたら、トップページから各雑文がすべて「死ね」の二文字で 埋め尽くされてるの。で、なぜか見覚えの無いリンクタグが張ってあって、 そこをクリックすると、そこは「素晴らしきこの世界糾弾掲示板」。 書き込みを覗いてみるといろーんな人が書き込みをしてる。 「反乱分子をあらゆる手段を用いて血祭りにあげてやる」 「藤原を殺す。殺してやる。」「すべてを暴いてやる。覚悟しておけ。」 「家族も友人も含めて、全員海の底に沈めてやる」云々。 血の気がひきつつふと後ろを振り返ると、メガネ面、小太り、ニキビ顔の いかにもな感じの男が包丁片手に飛びかかってくる。にやにや笑いながら 俺に向かってくる。うぎゃーやめろー俺に何の罪があるんだー。

 ここで目が覚めますた。ここ数年来で最低の夢でしたね。 その後寝るに寝られず、思わず自分のページがクラッキングされていない かどうか確かめてしまった私は小心者。

 まぁそれはそうと、もともと夢を見るってこと自体があまり好き じゃないんですよね。なんか夢見ちゃうと「せっかく寝てたのにー、 起きてる状態と変わらへんやんかー」と損をした気分にさせられるんです。 (これ、青木光恵が同じこと書いてて、非常に共感した覚えがある)

 せっかく寝てるんだから、そん時位現実逃避させてくれ。そんな風に 常々思っているのですが、どうも私の精神構造というのは私の本能とは 別行動を取りたがるらしく、いやだっていってるのに私に夢を見させます。

 だから俺は夢は見たくないの!聴いてるのか俺!俺はぐっすり 何も考えずに眠りたいんだから、寝てる時位黙ってろ俺!

 あ、これ以上小人さんと会話してると、あらぬ疑いをかけられる。 誤解ですよー。実際は社会生活できる位にはまともですよー。

 さて、まだまだ医学的見地では夢のメカニズムってわかっていそうで わかってない部分が多いのですが、基本的にその時の 精神状態や心理状態ってあんまり関係ないみたいですね。 要はその時に脳の中に記憶されている映像や出来事ってのが 断片的に表示されるだけ、なんだとか。 本当かどうかは知らないよ、受け売りに過ぎないし。

 でも、これってなんとなくわかるような気もしますよね。 すっげぇ欝な気分な時に「おはなばたけだあっはっはー、あ、ちょうちょ だちょうちょだあははははー」とそれはどうかと後になって思う程 あほたれな夢を見る時もあれば、気分良く布団入っても 「あー目の前に首くくるのにちょーどいい吊り輪がぶらさがってるなー どーせ俺は駄目さ人間のクズさ生きてる価値なんかないのさ」 ととことんダークにさせる夢を見ることもある訳だし。

 要はギャンブルなんですな。
・躁な気分の時に躁な夢
・躁な気分の時に欝な夢
・欝な気分の時に躁な夢
・欝な気分の時に欝な夢
 と。実際どれが来るかはそれこそ寝てみないとわかんない訳で。 つー訳であまりにも夢見が悪いからとかで起きてから考え込むとかは やめておきましょう。いちいち考え込んでたら滅入っちゃうよ。

 なぜ自分に言い聞かせるように書くか、俺よ。

 ・・・・・・しかしここまで書いて今更ながら思ったのですが、 やっぱ夢の話って書きやすそうで書きにくい話題ですね。雑文とかで 夢のお話が敬遠される理由、なんかわかるよーな気がします。

 これこれこうゆう夢見ました、だからーこうなりました、という展開には なかなか持っていけない。夢は夢で基本的に自己完結するものだから なんでしょう。

 つーことは。うーむ、このお話書いたのは失敗だったか?でも ここまで書いちゃったしなぁ。今更ボツにするには惜しいし。

 ・・・・・・あ、あったよ。夢と現実がリンクするお話。蛇足覚悟で 書き足してみるか。

 実際、夢は現実から切り離されてる一方で、中で得る感覚や感情ってのは 現実の中で得る感覚と 限りなく近いものなんだそうです。ですので、精神病とかで治療している 方とかが始めに正常なバランスを取り戻すきっかけになるのが 夢、ってことも多いらしい。夢の中で大笑いや大泣きして、 目覚めてから「あぁ、そういえばこうゆう感覚だったよなぁ」と 自分の気持ちを思い出し始める、という感じでね。

 だから、たかが夢だから、とあながちバカにできない側面があるのも 事実だったりします。夢が助けになることもある。 (この辺は精神医学のサイトとか漁ってみると いろんなお話が読めて面白いです。お暇な時にでもご一読を。結構お勧め。)

 よくあるパターンがおねしょですわね。トイレの夢とかを見てて 思わずやってしまった、そんな幼少の思い出をお持ちの方も多いのでは ないかと。夢の中で得た感覚がそのまま実際の体に影響を与えた好例 ですわね(もっともこの場合、排泄欲が夢に影響を与えているのも あるんでしょうけど)。

 これに似たようなヤツでこうゆうことがありました。中学3年位の時かな?

 夢の中でなぜか私はベッドに横たわっています。パンツ一丁で。 ふと気付くとパツキンのお姉さん達がベッドを取り囲んでおります。 夢の中ですからそりゃあもうあられのない姿で。とある瞬間にお姉さん達は 一斉に私に飛び掛かります。そこはもう普段からアレのことしか考えてない 中学生当時の脳ミソですから、なるように任せてしまうことになります。 もうそんなことやこんなことや、あまつさえあんなことまでっ。

 すると突然、下半身に電撃のような感覚が走りました。 夢見てた状態から一気に醒め、布団を蹴り上げました。 そのままトイレに直行。もうあっと言う間でした。

 おーい、ひかないでくれー読者の方ー。お願い戻ってきてー。

 まぁそうゆうことですわ。夢精がどうゆうことなのかわからん女子の 方は彼氏にでも根掘り葉掘り聞いてみてください。いらんことまで教えて くれます。

 でもね、もう30も近い大の大人になったにも関わらず、この感覚は いまだに覚えてますね。

 いや、パツキンねーちゃんがよかったとかそーゆうのじゃなくて。 よかったけど。

 それよりもギモンなのが、こん時の私、頂点にいく直前に目が覚めた ことでかろうじて事無きを得たのですが。 「最高のマスターベーションは夢精である」なんてこと聞いたことがある 方も多いと思うのですが、やはりここは目なんか覚まさずに そのまま突っ込んでしまった方がよかったのでしょうか?

 あいにく当方、こうゆう経験は後にも先にもこれ一回こっきりで ございます。試そうにも最近はもうとんと弱くてですね。夢精どころか 通常の、いや、その。

 よく考えたらなんでここでわざわざ弱点晒さなきゃならんのだ。

 時既に遅し。


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