ヤツを落そう
ふーーーー。なんとかなったよ。という訳でお二人さん、よろしくー。
「んにちわー」
「ひさしぶりですねー。350回から400回の間ってお休みもあったし更新ペース落ちた時もあったし。」
「まぁこれ終わったら作者自殺するらしいんで今回が最終回つー訳で。」
「しねぇよ!勝手に決めるな!」
「2週間前に人殺したらしくて。そろそろ捜査の手が伸びるんだそーで。」
「殺してねぇよ!いきなり飛ばすなよ!ひいてるぞみんな!」
「しかしねぇ。今回は本当にネタに苦労しました。」
「らしいねぇ。実際には野党と与党がいがみあって通常国会が空転したりしてたんだから、ネタが無いなんてことはないんですけど。」
「でもさ、あんなのはっきり言ってバカとバカによるバカ茶番劇以外の何物でもないだろーに。もう見てたら怒りより先に笑っちゃって。これ越えるギャグ考えようと思ったらもう煮詰まっちゃって。で躊躇してた訳。」
「ふーん。でも今こうやって喋れるってことはなんか他のネタ見付けたってことでしょ?」
「うん。ですので本題はそっちの方使います。あ、でもこれだけは言っておかなきゃいかんな。おいこら!政治家連中全員!」
「お、なんか燃えてるね。」
「確かに君らはおもろい!君らのやってることは下手な若手芸人よりも面白い!」
「・・・・・・は?」
「だが。君らのオチは弱い!せっかく途中まではいいのに最後は盛り下がる! もっと笑いを勉強しろ!」
「政治家は芸人じゃねぇよ!一緒にすんな!」
「せめて小渕がボケかましたら全員でズッこける位のリアクションは取るように! 以上!!」
「国会は吉本新喜劇か!」
「いや、国会見るくらいだったら吉本見た方が面白いから、国会は吉本以下。」
「判断基準の根本が間違ってるよ!」
「その位、国会や政治家の権威も信用も人気も何もかもが失墜してるってことの 表れですよ。」
「そうまとめやがったか。」
「んじゃ一吠えしたところで本題ね・・・・ほーら、これなーんだ。」
「・・・何この紙切れ?・・・ハングル文字だな・・・あ。」
「思い出した?」
「これって今噂の・・・。」
「そう!それ!」
「へー。よく探し当てたねぇ。」
「いやー手に入れるの苦労したよ。日本で活動してる北朝鮮スパイのリスト。」
「韓国の落選議員リストだろが!そんなリスト所有してたら速攻で拉致されるわ!」
「ここに書かれてる韓国の議員が、それぞれ北朝鮮のスパイとつるんでるって ことを示してるんだね。」
「全然違うよ!過去に汚職疑惑があったり、議会に全然出席していない 議員をピックアップして、選挙で落そうと市民団体が作成した議員リストのことだよ!」
「まぁまぁまぁ。そんなんはともかく見てみてよ。このリスト。」
「見ろっつってもハングルじゃ読めやしねぇぞ。」
「どれ、貸してみ・・・。『ほんとはいい加減国家元首なんて辞めたくて しょうがないんだよねぇ。1年中ゴジラに囲まれてたらどんなに幸せなことか。 もうとっととやめちゃおうよ。いっそのこと日本にテポドンで2号でも打って 非難浴びたのいいことに逃げちゃおっかな〜』」
「大嘘つくな!どこぞの七光り書記長の心情を捏造すんなよ! さっきからその方面走り過ぎ!」
「そう?じゃあオーストリアで言い直す?今旬だし。」
「それは右じゃねぇか!そっちはそっちで問題!」
「えっと他に国際的にバッシング食らってる国は・・・イラクはもうメジャーだし・・・」
「いいよ無理にボケ重ねなくても!」
「あ、ごめん、やっぱ日本が一番嫌われてたわ。」
「やかましいわ!!とっとと内容の説明に入れ!」
「わからん。」
「・・・・・へ?」
「そうなんよねぇ。この話聞いてからWeb探したりしてるんですけど、 ヒットしないんですよねぇ。だから断片的には話聞いてたりするんだけど、 全貌ってのがわかんないんよ。」
「・・・・・じゃあ、この紙、一体何の意味があるんよ?」
「あ、それ?こないだ韓国旅行に行ってきたトモダチのお土産。 食堂のメニューだって。」
「こんだけ引っ張っておいてこれただの小道具かい!」
「つー訳で情報お待ちしておりまーす。」
「なんじゃそりゃー!!」
「まぁまぁまぁ。おかげでこうゆう風に時間稼ぎができてる訳じゃないですか。」
「時間稼ぎってあんたねぇ。」
「それに詳しいことを何にも知らないからこうやってあーだこーだ妄想を広げられる。 これこそネタ中のネタ。上物ですわぁ。」
「そうゆうもんかね。」
「実際。あくまでこれは未確認情報なんだけど、この本場韓国の落選リストの 中には『議会中居眠りしてた』つー理由で載ってしまった議員もいるみたいよ。」
「ほーそれはおもろいかも。」
「でしょ?でしょ?だったらこうゆう事ができるんすよ・・・うふふふふ」
「笑ってるよ」
「うふ、うふうふ、うふふふふふふ」
「気持ち悪いぞ」
「うふふふ、くけけけけ、きゃーはっはっはっはっはぁ。おなごは〜おなごは おらぬか〜取って食らうぞうけけけけ〜」
「うるせぇ!そりゃただの変質者じゃ!」
「つー訳で。ここでひとつ日本版落選推進リストなるものを作成してみようかと。」
「はいはい。やっと話がつながったねぇ。」
「でも正直な話、私このリストって日本でもマジで必要だと思うんよ。」
「おや。それはまたなんで。」
「日本の選挙活動を見てもマスコミの報道を見ても、期間中高らかに叫ばれてる のは実現可能性0%な空絵事と、埋没した自慢話ばっかりでしょ?冷静にこの人は 何をやりました、こうゆうポカをしました的な情報があまりにも乏しいんよ。」
「確かに。」
「その意味でこの落選リスト、立派にアンチテーゼになるって。ちと理想論 だけど、こうゆうポカをやりました、それでもこうゆうメリットがあるから この人に投票したいです。そうゆう考え方が浸透すれば、もっと有権者も 政治家もレベル上がるって!」
「おーーーーー。」
「つー訳で先鞭つけさせてもらうぜ。まずはリストNo.1、自民党小渕恵三!」
「おーいきなり現職首相。」
「理由は2つね。ひとつはリーダーシップもないクセに出しゃばって、 ろくに実績も残してない。そのくせ他人の手柄をあたかも自分の実績の ようにくっちゃべりやがって、何様のつもりだてめぇ。」
「まー野党が叫んでる普遍的な批判やーね。でもそれだけだと今更説得力あんまりないよ。」
「うん、まぁこっちはまだいいのよ。許す。」
「あ、許すのか。じゃあもうひとつの理由って何よ?」
「極めてシンプル。醜い。」
「・・・・・・・・・・・・おい。」
「だってあんな面してサミット出るんだよ。軒並ぶ重鎮の中であの面が交じるのは ヤバいだろ。放送禁止だって。テレビ見てショック死する人出るぞあれは。」
「こらこらこらこら!顔はしゃーねーだろ生まれつきなんだから!」
「小渕の鼻があと2cm高かったら日本の不況はもう終わってたって言うしね。」
「言われてねぇよ!作んなよ!大体てめぇもブサイクのくせして 人のこと言えた義理か!」
「・・・・・・次行ってみましょー!」
「ごまかすな!」
「・・・・・・リストNo.2!!」
「だからごまかすなって・・・あ、笑いながら泣いてはる。」
「ある意味小渕みたいな小物にギャーギャー言うより・・・しくしくしく・・・ こうゆう大物に噛み付いてこそ・・・くすんくすん・・・落選リストの意義がある ・・・めそめそめそ・・・よね・・・およよよよ。」
「あー鬱陶しい!!ごめん悪かった!謝るから!3秒おきに 泣き顔と笑い顔入れ替えるのやめれ!」
「つーわけでNo.2、同じく自民党原健三郎。」
「いきなり冷静になるなよ。でも確かに大物。」
「やっぱり生粋の橋マニア、もしくは土木建築マニアの時代はもう終わりました。 これから環境重視、民意重視の開発になるのは確実だし、もう必要ないですね、この人。」
「それは言えるねぇ。まぁ今までご苦労様でしたつー感じで。」
「あともうひとつ。これさぁ、法律の不備に問題あるのかもしれないけど。」
「ん?何が?」
「なんでミイラが未だに立候補できて、しかもミイラに投票できるの? どう考えてもおかしいだろ死人が国会議員って。」
「生きてるよ原健は!ひからびてるけど立派に合法!」
「え〜!そうなの!あれ最新鋭のデジタル映像じゃないの!?」
「何を素で驚いてるんだよ!勝手に殺すなよ!」
「うーんしまったなぁ・・・同様の理由でNo.3に竹下登も挙げようと思ったのに・・・」
「お前いつか本気で殺されるぞ。」
「では仕方が無いのでNo.4」
「結局No.3は竹下かい。それにしてもここまでは案の定自民党だね。」
「残念ながら次も自民党だけどちょっと毛色は違うよ。自民党員なのに自民党から総スカン食らった人。」
「ん・・・そんな人いたっけ・・・?」
「無所属で自民党ボロクソに言ってトップ当選したくせに、直後に自民党に 鞍替えした愛知の恥さらし末広まき子(参)。」
「あーーーー。いたねぇ。それにしてもあんたもしつこいね。」
「しつこいよぉ。絶対忘れんからねこいつの愚行は。自民党入ると 同時に愛知万博大推進に回りやがって。これお読みの皆さん、 もし近所で末広見かけたら、ためらうことなく刺殺しましょう。私が許す。」
「おいおい、それ私怨入ってるぞ。」
「あと元愛知県知事の鈴木、てめぇいつか絶対殺すから覚悟しとけ。 あとそれからついでに高校の教師の竹前と・・・中学の時に俺イジめた松田と・・・ ぶつぶつ・・・」
「こらーーー!これ漫才だぞーー!」
「・・・・・あ、すまん。過去の傷に触れたら思わず本音が。」
「余計に恐いわ!頼むから実行するなよ!」
「はーい。気をつけまーす。大体たかが末広殺した位で15年も刑務所 なんてバカバカしいしー」
「妙に説得力のある言い訳をすんな!読者津波のようにひいたぞ! その辺で止めておけ!」
「とまぁこんな感じで。キリないんでこの辺で止めておこうと思う んですが。重要なことがひとつ。」
「はいはい、やっとまとめ。」
「こうゆうのって人それぞれで全然主張違うはずなのよ。私は 自民党が嫌いだからこうやって叩いてるけど、非自民を叩く輩だっていっぱい いる訳だし。私だってとあるタイミングで自民支持に回る可能性だって ある訳だし。絶対なんて言葉この世にはないのよ。頼れるのは自分だけ。」
「ほうほう。」
「今後、こうゆう落選者リストってこんな場末で漫才しなくとも、今後も 出てくるんじゃないかな。その時に「リストに載ってるから落そう」じゃ 全く意味ないのよ。それこそただの泥試合。『リストに載ってる理由に 同意できるから落そう』こうならなくっちゃダメ。 これから落選者リスト見る人間も、作る人間も、 これだけは頭叩きこんでおこーな。頼むから。」
「ほー珍しい。ちゃんとまとめたじゃん。」
「NHKこどもニュースみたいでいいでしょ。」
「いや、こどもニュースでは人勝手に殺さない。」
「まぁ一緒にされても困るしね。」
「お前が言えた義理か!」
「んでは皆さんまた350回にー。」
「あ、時間ですねー。んではまたー。」
「それまで原健さん生きてますよーに。」
「こらこらこら!」
とまぁこんな感じになりました。苦しんだ割にはまぁなんとかなったかな?