屈辱と禁断症状
2000年3月31日。金曜日。
私はこの日を生涯忘れないでしょう。
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なぜかって?
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椎名林檎「勝訴ストリップ」買えなかったんだよーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
しくしくしく。しくしくしくしくしく。
・・・・・・・あ〜貴様!今笑いやがったな!くそぉちょっとこっち来い!日本総国民林檎化計画に反逆しようとするこたぁ貴様非国民だな!許さん!この場で手打ちにしてくれるわぁ!どりゃあああああああ!!
はい。コントここまで。
それにしてもなぁ、正直な話ショックだったなぁ。まさか買えないとは思わなかったもん。
いつものように職場近くのレコ屋に行ったら売り切れの張り紙してあって。あれぇもう無いのかと次の店行ってみたらそこも売り切れで。あぁこれはヤバいとその後駆けずり回ったんですけど、ついに手に入れることはできませんでした。
ええ。回りに回りましたとも。レコ屋8軒、新品も置いてある中古CD屋5軒、コンビニ7軒。全部不発。
しくしくしくしくしくしくしくしくしくしく。
そりゃあ私が悪うございますよ。ええ、見通し甘かったですよ。甘チャンですよ。
レコ屋通い出してもはやウン年、一時は店員としてバイトまでしてましたけど、その間、一度たりとも新譜その日に買えないなんてことなかったもん。どこか1店で売り切れでも数点回れば確実にモノはあったもん。だから今回もあると思ってたもん。
確かに私ミリオン越えるアーティストはあんまり聴いてませんよ。そんでも全く聴かない訳じゃないもん。Mr.Children聴くしスピッツ聴くし。Dragon Ashだってそうでしょ。でもこうゆうのだったら、店行けば「これ本当に売れるの?」てな位何十枚と山積みになってたのが常だったもん。
ええ。初回版パッケージがプレス枚数少なくて、予約しないと手に入らないらしい、つう情報知ったの今日ですもん。売り切れになった棚のお知らせ文読んで初めて知りましたもん。
そりゃ買える訳ねぇよなぁ。嗚呼っ!CD買い人間として屈辱!!
結局「勝訴ストリップ」は4月2日(2日後)に通常版が出荷されるということなので今度こそ買いそびれないよう、家から一番近いレコ屋で予約取ってきました。日曜朝一番に取りに行く予定です。
そです。所詮は2日。たった48時間待てばもう手には入るんです。ましてや私初回版というのには何の価値も持たない人間です。普段も通常版と初回版が並んでるなら、迷うことなく通常版を手に取ってます。だって特殊パッケージって開けにくいしCD棚に入らないこと多いし。邪魔ですもん。音が聞ければそれでいいんです。
でもね。でもね。でもね。
俺の体は今椎名林檎を求めてるのよっ!!あ〜〜〜林檎〜〜〜!!
すんません今動揺してますので。他人の目が気になりません。
本当だったら今日CD手に入れて、もうすべてを投げ捨てて聴きまくるつもりだったんだもん。ああっ、もう代価品なんて存在し得ないのよ!「勝訴ストリップ」じゃないともう満足できないのよ!
うー。シャブ切れた中毒患者の気分だよー。
今思ったんですけど、GLAYとかラルクとか、あと宇他田ヒカルとかの熱狂的ファンの人って、こんな感じで禁断症状に苦しんだりしてたんでしょうか。CD手に入らなくて、悶々と布団に潜り込んでたりしていたのでしょうか。
ごめんよ。俺今までその気持ち全然わかんなかったよ。今日初めてわかったよ。こんなに苦しかったんだね。禁断症状と闘ってたんだね。ごめんねごめんね。
うをーーーー!俺に早く毒をーーーー!!
もぉええっつーに。おとなしく2日間寝てろ俺。
P.S.
この文章を数ヶ月後に読み直した時、果たして正視できるのか。ものすごく 不安なんですが、今は考えません考えられません。