アクセスログ功罪


 きゃはははははは。そうきましたかぁ。げらげらげらげら。

 あ、失礼。またなんの説明もなく。

 えっとね。まずはこちらのページを御参照頂けると。すぐに見終わるかと思いますので、見たらこっち戻ってきてね。

(追記2001/12/19:Fuji-Pさんのページが引越し&コンテンツ変更したため、ご好意で 該当ページコピー頂きました。上のリンクから参照できますのでよろしゅう。ご協力多謝>Fuji-Pさん)

 見ました?笑っちゃうでしょこれ。きゃははははは・・・・たびたび失礼。

 要はサーチエンジンでどんなフレーズを使って検索した結果、このページにたどり着いたかを示す一覧なんですけど、その中に私の名前を使って検索かけた輩が存在してる訳なんですなぁ。世の中には物好きってのはいるもんすねぇ、こんなしがない人間のクズ調べてどうしようっていうか・・・・・・。

・・・・・・すんません白状します。

 犯人、十中八九、私でーす。私が検索かけましたー。すんませーん。人間のクズでーす。悪いかこらー文句あるやつぁ出てこーいうらー。

 逆ギレすんなよ俺。

 ちなみに私、1、2ヶ月に一回位のペースで、自分のページがどこのページからリンクされてるか調べてます。大抵は眠れないんだけどなんか暇な時とかに、おもむろにinfoseekやgooで「素晴らしきこの世界」だの「http://www.mars.dti.ne.jp/~hirok/」だのとフレーズ打ち込んで何件出るか確かめてはボーッと眺めたりしてるんです。だから知ってますよ、あちらとかこちらとからとかもリンク張ってもらってますねぇ。どもども。この場借りてお礼。

(補足:00/04/11)あ、ちなみに現在そして、これからも無断リンクOK、外してもOKの 方針を変える気は無いので、わざわざ連絡してもらわなくて構いませんよー。 なんかいらん心配をかけてしまったようで。ちと言葉足らずでした。ごめん。

 まぁだからなんだと言ったらそれまでなのですが(所詮は暇つぶしだし)、これまた意外な発見とかあって面白いもんすよ。これ、同様なことやって一人ほくそ笑んでるWeb製作者さん、絶対いっぱいいると思うよん。やっぱ楽しいよねぇ、こうゆう秘め事は・・・・・・すまん、また話が脇道に。

 さて、ここまで読んでて疑問に思った読者さんも多いんじゃないでしょうか。なんでサーチエンジンで入力した単語が相手にわかっちゃうの?それってちょっと気持ち悪くない?こうお思いの方も多いのではないかと。

 つー訳でおおざっぱに説明しておきましょ。専門的なことは例の如く各人で調べてね。

 まず、このようにサイトを見に来た人が当該ページを見にくる前にどんなページを見にきたか、という情報はWebサーバの管理している人間ならば造作なく取れます。ブラウザは各ページを参照する際にHTTP_REFERERというプロパティ(だったかな?ちょい自信なし)をサーバに投げ返しますので、あとはそれをログに落とせばいいだけ。極めて単純なことです。見に来た人がサーチエンジンでどんなフレーズで検索かけたか、なんてものこれと全く同じ理屈を使ってますよね。

 でまず一通り弁護をしておきますと、これらのログを記録・保存するという作業は管理者サイドからすれば絶対に必要。不正アクセスに対する対処や記録保持、メンテナンス作業に伴う参考数値として使用する必要がありますからね。

 アクセスログに対する絶対悪的な批判ぶち上げる人とか見たことありますけど、管理面考えたらログの取れないサーバほど恐いモンありませんよ。という訳でログそのものの是非というのはここでは対象外。

(ついでに言っておけば、このページに関してもDTIによって確実にログは取られています。DTIのadminさんが管理してて私は見ることはできない、というだけの話です。)

 じゃあもひとつ浮かんでくる疑問。本来管理者のメンテ用に用意されているアクセスログを、その他の目的に使用していいのか?というのがあるんですよね。

 この疑問払拭したくて、今回ネタに使わせてもらったんですが。

 実は私、両方の意見が頭の中で混ざっちゃってるんですよ。頭の整理ができてない状態。

 というのも、例えば今回リンク参照させてもらった例のように、アクセスログを加工した形で、断片的な情報だけをネタとして外に出す、つーのはありだと思うんですわ。これを見たところで、「いつ」「だれが(*)」「どこから」、という横に串刺しされた内容は把握できませんからね。

(*)正確にはどこのIPからか、なんですけど「だれが」位にしておいてもいいと思うな。

 ただ。その一方でどーしても拭い去れないもやもやも残るんですな。

 その例としてもっと露骨な例を出す。たとえばサーチエンジンのEXCITEというのがあるんですが、ここって他人が検索したワードを覗き見できる機能があるんですよ。もちろんここも見られるのは検索された単語だけで、誰がどこからというのは絶対に見られないようにはなっているのですが。

 でも実際に見てると正直な話、なんか見ちゃいけないもんを見てしまったような感覚があるんですよ。やっぱひくぜ、「女子高生」「覗きカメラ」「無修正」なんて単語がだかだかーと流れてるの見ると。世界中のどこかで今まさにその単語使って検索してる人が存在するってことなんですからねぇ。なぜその例使うか私よ。

 だから私、あんまりEXCITEって使わないようにしちゃってますね、無意識のうちに。やっぱどんな単語使って検索かけたかは見られたくないよなぁというのはありますしね。「野外露出」とか「羞恥攻め」とかさ。ネタ引っ張り過ぎだっての。

 話を戻しますが、こうゆう情報を外に出すのが良しか悪しかって、アクセスログ握ってる側のモラル的部分に相当依存かかってると思うんですよ。

 だから仮に管理者が「死んでもログ全体は外に出さない、出す位だったら腹かっさばいて自害してやる」位の覚悟持ってるのでしたら、わてら見る側も安心して見て笑ってればいい訳なんですよ。自害ってのは大袈裟ですけど、絶対に出さない、というポリシーがあればわてらは安心できる。(その点ではFuji-PさんにせよEXCITEにせよ、クリアはできてますね)

 でも人間が人間、すべてがそうとは限らない訳じゃないですか。ひょっとしたらアクセスログ第三者に売ってる輩もいるかもしれない。もしくはエロ単語で検索したヤツのリスト作って裏で晒し者にしてる輩もいるかもしれない。

 結局はアクセスログも使い方次第ではネタにもなり脅し道具にもなる訳なんですよ。ナイフでも花瓶でも人殺しできるのと一緒。なんつー例えだ。

 本来であれば、読み手側の方で自分は出したくない、または出しても構わないの意思表示ができればいいんですけど、まぁ現実、そんなことは無理ですわな。現段階では技術的にも精神的にも。まだまだそこまで成熟するには時間もかかると思いますし。

 それだけに管理者サイドの精神的負担ってのはかなりでかいと思います。プレッシャーにもなっちゃうでしょう。

 でも。誘惑に流されないで欲しいよなやっぱ。安易に出しちゃいけないモンを出しちゃうってのは、読み手側に対する背信行為にもなっちゃうと思いますしね。

 こちら読み手側としてはやっぱりこそっと見たいもんはこそっと見たいんですよ。人間の本能として、というと大袈裟かもしんないけど。時には誰にも「このWeb見てることは知られたくない」つーのもありますよやっぱ。となれば、やはり管理者さんには、大変でしょうけどその気持ち汲んで欲しいなー、つーのは思いますね。

 すっごく些細なことだけど、その些細なことが原因で読み手の足が止まる、ってのはやっぱり全体考えれば不幸なことだよ。

 という訳で。わすがあんなサイトやこんなサイトや、ついにはあんなサイトまで手を出しているという事実はどうぞ御内密に御内密に。

 って結局オチはそれか。卑怯だぞそれ。


(追記2001/12/19:この企画が一部で好評だったのか(笑)、Fuji-Pさんの方でこんな追跡結果が上がっております。こちらもコピー頂きましたのでお暇な方はどんぞ。その1、そしてその2です。)


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