ヤツを落そう後日談


 あ〜すまんね、いきなり呼びつけちゃって。いきなりお願いしちゃっていい?

 んじゃよろしく〜。

「んにちはー!」

「祝!!350回です〜!」

「違うよ!!今回はまだ324回!!」

「えーーーー!それじゃなんで私らが登場しなきゃならんのよ〜」

「しょうがないじゃん。出てこざるを得ない事が起こっちゃったんだから。」

「何よ?冷蔵庫に隠してたメロン腐らせたとか?」

「そんな訳わかんねぇ理由で出てくるかよ!!小渕さんだよ小渕さん!!」

「小渕さんが隠してたメロン食っちゃったの?セコいなぁあの人も。」

「んな訳ねぇだろ!亡くなったの!」

「そうかぁ、亡くなったのかぁ、そっかぁ・・・・・・・え?・・・・・・ええええええ??」

「・・・その反応を見る限り知らなかったみたいね。」

「・・・マジっすか?」

「マジ。」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・そっかぁ、最後の晩餐がメロンになったと・・・」

「嘘をつくな嘘を!」

「意識を失う寸前、小渕総理は青木官房長官の手を取り一言、 『メロンが食べたい』と・・・でも動転していた青木官房長官はその呟きを 『すべて任せた』と聞き違え・・・・ううぅ・・・」

「勝手にエピソード捏造すんなよ!思い付きで言ってるだけだろ!」

「まぁマジな話、故人のご冥福をお祈りいたします。」

「安らかにお眠りください。」

 合掌・・・・・・。


「そうゆう訳なのね。わすらにお鉢が回ってきた理由は。」

「やっと事の事態飲み込めたみたいね。そうなのよ。300回のときに さんざ国会議員バカにしたでしょ?そしたらその後どんどん動きが あって。早急に後フォローしなきゃいけなくなっちゃたんよ。」

「しかも、これ。もはや単に追記で終わらせられる分量じゃないもんねぇ」

「だったら新作一本起こした方が早い、つー作者の判断ですな。」

「要はネタの為なら首相も殺すぞ、と」

「殺してねぇよ!勝手に死んだんだろうが!」

「こらこらそのツッコミ厳し過ぎ。」

「あ、すまん。死者に鞭打つような真似したらいかんね。」

「でもね。正直な話していい?」

「ん?なに?」

「小渕さんの人柄とか、個人的なこととか、そうゆう事に関しては そうゆう死人に鞭打つ真似は確かに失礼に当たると思うんよ。これ摘み上げて 笑いにしたところで、聞いてる方はひいちゃうのがオチですしね。」

「うん。」

「でも、じゃあだからと言って小渕がやってきた政策までも、 『死んだから』という理由だけで美化されちゃたまったもんじゃないよ。 人が死んでも政策は残るんだから。盗聴法も日米新ガイドラインも 日の丸君が代も。」

「確かにねぇ。現に既に自民党は小渕の死すらも選挙の小道具に しようとしてるしね。」

「だから、たとえ故人になろうともやっちゃいけなかったことに 対しては素直に『これはダメだ』と言わなきゃいかんよ。 これは今度投票するわてらにせよ一緒だぁね。『小渕さんが可哀相だから 自民党に入れよう』なんて大馬鹿の極み。政策で選ばなきゃ政策で。」

「ですわぁね。ある意味今回の選挙って、投票する側の知識レベルも 同時に試されてると思いますわ。うん、たまにはいいこと言うじゃない。」

「つー訳で、最後に言わせてください。小渕は最後までブサイクでした。」

「思いっきり鞭打ってんじゃねーかよ!」

「えーと、こんくらいならいいかなぁ、と。」

「よくねーよ!今までの発言全部詭弁になっちまったじゃねーか!」

「だって!ブサイクなんだもんー!ブサイクをブサイク言って何が 悪いのよー!ブサイクってことはわてらの仲間じゃんかー!ブサイクバカに すんなーブサイクー!」

「逆ギレすんな!つーかブサイク同士で傷なめ合うのよせ!」

「しくしくしくしく。」

「あーあ、ブサイク仲間失ってめげてんよ。よしよし。」

「しくしくしく・・・・・・つー訳で。」

「おい!!立ち直り早過ぎるよ!!」

「で、今回の小渕さんはあまりにも極端な例だったんですけど、 前作の脱稿以降に、名前挙げてた議員が続々と引退を表明しました。」

「だねぇ。竹下登に、原健三郎、いずれも次回の総選挙には 出馬しないことを表明しました。」

「読んでたのかなぁ、このページ。」

「それは無い。買い被り過ぎ。やっぱり通説には小渕さんが倒れたのが 相当ショックだったんじゃないか、つーのがもっぱらの憶測ですね。」

「まぁそんな所だろうなぁ。国会議員だから普段殺しても死ななそうな 雰囲気だしてるけど、一歩離れちゃえば彼らも単なる老人だからな。 ケリ一発で御昇天しそうだし。」

「舌の根乾かぬ内にそうゆうこと言うなって!」

「まぁ何にせよこれも時代なんでしょーね。ひとつの時代が終わったよ、と。 まぁ実際にはいずれも二世議員、三世議員も出てくるみたい ですので、こいつらを容赦なく刺し殺せばいいということになりますな。」

「こらこらこら!そろそろ度過ぎ始めてる!」

「でもなぁ。これで私らが前回挙げた人間って結局落選させるまでもなく なっちゃったね。」

「うーん。個人的にはここまでピタリと当てはまってしまってちょいと恐い 思いもしてるんだけど。いいんかなここまで的中して、と。」

「でもまだ100%落選達成できてないんだよね。愛知発世界の恥さらしこと 末広まき子。」

「あ、いたね。そんなバカが。」

「とっとと佐賀のバスジャック犯と一緒に撃ち殺せ!!」

「わーわーわー!!それはダメ!!」

「・・・ダメ?じゃあ撲殺は?」

「同じ!ダメ!!」

「絞殺・・・」

「しつこい!!いいかげんそっから離れろ!!つーか死ねだの殺せだの、 さっきから思いっきりネタにしまくってるじゃねーか!!」

「なーんてね。」

「今更とぼけても遅いわ!!黙ってろ殺戮妄想野郎が!!」

「いやね、でも実際のところ。この末広のバカ、ここんところマジで 何やってるのかわかんねぇのよ。国会には出てるんだろうけど、愛知県には 姿も現しやしねぇしね。それでなくとも未だ自民党愛知支部からは総スカン 食らい続けてるみたいですし。本人が作成していたWebも今ではただの廃墟(*1) ですからねぇ。」

「まぁそれは確かにね。」

「いっそのこと、ここで流してみない?末広まき子死亡説。」

「おいおい!」

「なんなら末広まき子殺害説。」

「シャレなってねぇだろ!大体噂広まったとき真っ先に疑われるのはお前だろ!」

「大丈夫、うまくやるから」

「おいおい、目がすわって・・・おい、なんだその出刃包丁は、ちょっと こっちに向け・・・・うわぁーーーー!!ちょっと待てーーーー!!! 振り回すなーーーー!!」


(静止画面:しばらくお待ちください)


「・・・・・・ぜぇはぁ、ぜぁはぁ・・・・・・びっくりさせんなよ・・・・・ それプラスチックのおもちゃじゃねぇか・・・・ぜぇぜぇ・・」

「ひいた?ねぇ?ひいた?」

「ひいたなんてもんじゃねぇわ!つーか意図的にひかせようとすんな! てめぇの悪いクセだぞそれ!!」

「だってここまでやんないと意味ないんだもん。結局小渕にしたって、 後藤田も竹下も、結局は「やめろ」という民意で持って辞めた訳じゃ ないでしょ?死んじゃったからおしまい、高齢だからおしまい、じゃ 実質的には何もやってないのといっしょなのよ。わてらにしてみれば。」

「・・・・ぜいぜい・・・・で?」

「これと一緒で末広の馬鹿を始め、日本にゃ腐った政治家なんて腐るほどいる 訳じゃん。でも「こいつら気に入らんから殺せ」じゃ何の意味も ないのよ、と。クーデターやってんじゃないんだから。正々堂々と 正面から相手罵倒して、相手を負けさせなきゃ何にも変わらない。 これまでもこれからも。」

「また途端に饒舌になりやがったな」

「つー訳で今度の選挙、必ず投票に行きましょう。幸いにして日本でも 韓国同様、落選リストを作ろう(*2)なんて動きも始まっております。それで なくてもこの便利なインターネット環境、ちょっと探せばどいつが悪い こいつはいい、そんな判断材料はいっくらでも見つかるはずです。 それらを見て、最後は自分で「こいつに入れる」と決めて、一票を 投じる。そうすれば!」

「・・・・・・そうすれば!?」

「楽しい楽しい選挙速報が見られます!ビールに枝豆かっくらいつつ、 左ウチワで眺める落選議員の泣きっ面・・・・くぅうう!たまんねぇ!」

「結局最後はそこかぁ〜〜〜〜!!」

 ま、何はともあれ、選挙行きませう。

<補足>
(*1)今は亡き末広まき子のホームページ。http://www.makiko.com/なんて独自ドメイン まで取ってたくせに、今はもうキレイさっぱりなくなってます。やっぱり馬鹿。
(*2)「波21」による落選運動ページ。まぁ賛否はともかく見てみませう。こうゆうページは今後もどんどん 増えると思うんだ。見る側がちゃんと自分の意見持って見極めませう。


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