直視してくれ。
・・・・・・はぁ。
あ、すんません、約3週間ぶりの更新だってのに。本来ならば「ただいまーおかげさまでリフレッシュできたよーん腰痛も治まったよーん」とアホな微笑みを満面に称えながら登場するのが筋なんでしょうが。
うん。ちょっとそうゆう気分になれなくって。
人づてに、私の知り合いの知り合い(要は会ったことは無いんですけど、名前はよく知ってる人。向こうも私のことは知っている。)が、交通事故を起こしたという知らせを受けまして。
相手の方、亡くなったそうです。
特定される恐れがあるため、詳細をここに書くことはできませんが、どちらが悪いとかの一方的なものではなく、お互いに不注意があって、たまたま一方の方が残念ながら命を落としてしまった、そうゆう類の文字通りの事故だったそうです。
やりきれないです。正直な話。
そりゃさ。会ったことは無い訳ですし、他人面して冷静に見ようと思えば簡単なことなんですよ。
ましてや今の世の中、毎年交通事故によって年間1万人以上が命を落とす、極端な話しちゃえばそこらの道歩いてるだけでも後ろから轢かれて死んじゃうかもしれない、どこぞのキチガイにナイフで刺されて死んじゃうかもしれない、そんな時代です。それが現実。
でもさ。こうゆうことがあっちゃうと、普段はただの現実、テレビや新聞記事の中だけの現実だったのが、突如としてを過剰なまでにリアルさをおびた現実へと変貌しちゃうんだよな。
自分も車に乗る身分であり、ましてや人身事故経験者としてはどーしても冷静に考えることができない側面持ってます。ことこの分野に関しては。
話聞いて、その日一日、どんよりした気分で過ごしてました。夕飯が砂の味に感じました。
で、この辺は数日経った今でも、まだずるずるとひきずってます。でもいつまでもうだうだ考えてる位だったら書いてしまった方がいいだろうという意味も込みでこうやってキーボードを再び叩いてる訳なのですが。
言うまでもなく、事故って喜ぶヤツなんざ誰一人だっていないんだよね。被害者はもちろんのこと、加害者だって金銭面・精神面も含めてボロボロになっちゃう。それぞれの周りの人間も同様に傷ついてしまう。警察のおっちゃんは仕事増えるし、バブルはじけてアップアップの保険屋さんだって結果的には損失になっちゃう。
みんな不幸になっちゃうんだよな。当たり前だけど。
考えてみりゃさ、今こうやってWebで散々殺すだの死ねだの言ってますけど、あくまで本心ではないもんな。つーかある意味断固とした「やらない」つー意志があるからこそこうやって毒も吐ける訳で。
でもさ。こと事故に関しては「自分がやらない」つー保証なんてどっこにもないよ。何百キロもある鉄の固まりが50〜60km/hで突っ走ってるんだぜ。そりゃ当たりゃ死ぬっての。
そうゆう現実があるってことに、あまりに無頓着になり過ぎてんじゃないの?
「捕まらなきゃ何キロ出したって構やしねぇんだ」とか思ってるヤツいるだろ。そうゆう問題じゃねぇんだっての。駐車違反に何の罪悪感も抱かないヤツ。そこに車止めたが為に死人でることだってあるんだよ。深夜の道路我が物顔でジグザグ運転してるバカ野郎。お前らこそ轢き殺されろ。
無論、こういった罵倒は自らの身、つまり私にも跳ね返ってくるのは百も承知ですよ。実際、時々忘れそうになることがある。
そんな時はあの時の振動と、耳をつんざく金属音を思い出すようにしてます。やっぱりね、いくら今となっては笑って話せるとは言え、あの感覚は一生忘れられないよ。忘れられる訳がない。
私の場合は、幸いにして相手が軽傷ですんだ、その意味では幸運だったのかもしれないよ。でもさ。二回続けて幸運がやってくるとは限らない。
ちょっと歯車が狂えば、神様が悪戯すれば、明日にだって交通殺人者になる可能性秘めてるってこと。
自覚できてる?あんたも。オレも。
脅しでも何でもなくて。現に、オレの周りで、現実として起こってるんだよ。
明日は我が身だということ。目を背けずに直視することできる?
残念ながら、明日明後日のレベルで交通事故この世から無くすなんてことは到底できません。そうである以上、自分が被害者にも加害者にもならないために成すべき事。あるはずなんですけどね。
ベタな言い回しかもしれないけどさ。
なってからじゃ遅いぜ。
最後、個人的になりますが、今回亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。今後せめて、こんな悲劇が1件でも減少していく事を祈りつつ。
合掌。