殺しちゃダメなんだってば。
あれー?これどうやんだろ?よくわかんないなー。どれどれWeb検索してみっか。お、同じ症状で困ってる人が質問してる。こうゆう細かい質問でもサーチエンジンで集約されることで情報そのものが固まっていくってのはやっぱりいいよねー。どれどれ、回答は。
「人に聞く前にちゃんと調べろバカ。ヘルプ読んだんか?」
・・・・・・。またこれですかい。RTFM(Read The Fuckin' Manual)ってヤツですか。これ見るとわかっててもげんなりするんだよねぇ。
あのねぇ。世の中マニュアルにすべてのこと書いてあることがすべてじゃないっすよ。MS製品を見てみろよボロボロじゃねぇか(笑)。実際、上で調べてた疑問も、マニュアルと正反対の方法で解決できましたからね。人にマニュアル読ます前にてめぇがマニュアル読み返せRTFM,You Too!としっぺ返しを食らってしまう訳なんですなってここまで書いてみたんですけど文法これで合ってるんだろうか、ちょい不安。
ま、それはそうと。確かに私、質問する側にも質問される側にも回ること多いですから、つい簡単な質問に暴言吐いちゃう気持ちもわからなくはないんですよね。つーかわすも「なんでもかんでも人に頼るんじゃねぇ!ちったぁ自分で調べて這い上がってきやがれ!!」と断崖絶壁に蹴り落とすなんてことはよくやる(笑)。すんません今までに蹴り落とした皆さんって今ごろ謝んなよ俺。
でもまぁ、数多の上級者さん〜中級者さんって「崖に蹴り落とす」こと自体は否定してないと思うんですよ。私も含めて。あーだこーだと悩みに悩みまくって最後にやっと答えが得られた。この過程がスキルとして身に付いていくってのを体感してますからね。実際私もいじくり倒して失敗しまくって苦労して・・・てな部分でいろんなノウハウとか吸収できたんかな、とも思うんで。だから実際に蹴り落としたりもしてる訳で。
ただ。特にMLや掲示板とかのやりとりとかを眺めてると、最近「それは違うだろ」と思わざるを得ない文章に出くわしてしまうことも多いのもまた事実であり現実なんですよね。
おそらく回答側からすれば「己で調べろ、その方が身になるわ」と愛情を持って(?)蹴り倒してるのであろう、とは思うんだ。でも実際に蹴り食らった質問側はそれで致命的ダメージ受けちゃうんですな。
「蹴り倒す」じゃなくって「蹴り殺す」になっちゃうの。ほら、アブドーラ・ザ・ブッチャーの履いてたリングシューズって先が尖ってたじゃん。あれで蹴って蹴って蹴りまくって倒れたところで喉仏100回蹴って御臨終と。こんな感じ。どんな感じだ。
まぁ実際に私も何人か蹴り殺しちゃってますからデカい顔して言える資格も無いんですけど、やっぱ致命傷は与えちゃいけないんですよね。蹴った後に起き上がらせなきゃいけない。起こして転がり落ちた崖をもう一度登らせなきゃいけない。ここまでやらないと蹴り落とした意味ないんじゃないですかね?
プロレスのヒールが相手の反撃できる余力を計算しつつ凶器攻撃するのと一緒。ベビーが凶器攻撃に耐えつつ最後の最後にDDT決めて劇的な逆転勝ち、ここまでやって始めて観客は拍手喝采してくれるし、凶器攻撃が見事な演出となり得る訳ですよ。何か今回こんな例えばっかだな。
話戻しますけど、面と向かって質疑応答するならともかく、ネット経由ですとどうしても文章のみにすべてを依存せざるを得ないじゃないですか。
面と向かってなら、「んなこと聞いてんじゃねぇよバカ!」と言おうが相手はその口調や表情から「あ、これは冗談だなぁ」と理解することはできますけど、文章で「んなこと聞いてんじゃねぇよバカ!」なんて書かれた日にゃ、まぁ普通は怒って当然。
こうゆう状況下じゃ自分が今どれ位のパワーで蹴ったかなんて実はわかんないんですよね。本人は軽く蹴っただけかもしれないけど、実は急所ずっぽしヒットで失神てなことも起こっちゃう訳。
ただでさえ普通の文章だろうがメールだろうがチャットだろうが、
「自分の言いたいことが相手に伝わるとは限らない」
「相手の書いてることが自分に伝わるとは限らない」
の黄金不律文は常に生きてる訳ですからね。質問される人はいきなり蹴り殺すのではなく、まず始めは小キック、そこから相手をよく見て適度な強さを保ちましょう。逆に質問する人は一発や二発蹴り入っても「こうゆうもんなんだな」と意を汲み取り、己の向上にも努めましょう。
そすれば、質問掲示板やMLの殺伐とした雰囲気、ちったぁまともになるはずよ。うん、今回はうまくまとまった。んじゃそんな訳で・・・・・・おや?以前私に質問してた方々じゃないすか。どしたの皆して恐い顔して。
バキッ、ドカッ、ベキッ。
うぎゃぁ!痛いイタイイタイ蹴るな輪になって俺を蹴るな!あの時やり過ぎたのは認めるから!!ごめんごめん悪かったから助けて許してギブギブ!!
バキッ。
うわーーーーーー!落ちるーーーーーーーー!!!・・・・・。
どさ。
・・・・・・そうゆうオチかい。死亡。