トンチキ騒ぎの逆効果。
ちーっす。いやね、「次の更新は来月位でいっか」とか思ってたんですけど、なにせこんなこと起こっちゃったもんですからね。日記とかの短文で流すにゃあまりにも惜しいし。だって、ほら、ネタ。
それしか無いんか、俺の価値観よ。うーん。多分それしか無い。えっへん。開き直るな。
さて、もう新聞TV報道でもどっかんどっかんやってた通り。野党4党で提出された森内閣に対する不信任案に、自民党の加藤派及び山崎派が、野党案に賛成するとしていた問題で、本会議の寸前になって、両派が賛成ではなく欠席に方向転換したことで、結果的に不信任案は否決、と同時に森政権の当面の続投が決まりました、と。
・・・・・・はぁぁぁ。嘆息。
いやね、もうね。なんつったらいいのかわかんないのが正直なところなんですよ。腹立たしいといえば腹立たしいし、空しいといえば空しい。どーでもいいといえばどーでもいい。
こんなバカ喜劇見せ付けられますとね、ほんと何言う気力もなくなってくるんよ。どうせこんなバカに何言ったってバカはバカは死ぬまでバカだよ、こんなヤツらとっとと見捨てて俺らは俺らで何とかしよーぜ。いざとなりゃ日本見捨ててどっか移住しますかね、あーこりゃこりゃ。
とまぁこんな感じで本筋追っかけてると虚しさばっかりが先行しちゃいまして気が滅入ってきますな、本当に。唯一の救いは保守党の松浪健四郎がコップの水撒き散らすバカ騒動起こして爆笑させてくれたこと位かな。つーか実際に被害にあったのは野党のバカじゃなくって、すぐ下で議事録とってた書記さんだと思うんですが。とんだとばっちりだよなぁ。オシゴトご苦労様です。
実は私不勉強でよく知らないんですが。松浪氏って元レスリング経験者で腕っぷしには相当自身あったようですな。なんだよー。だったら中途半端に水蒔くようなセコい真似すんじゃなくって、正々堂々と野党議員のアバラ骨の一本でも折っておけっての。上半身おもむろに裸になってジジイババアをちぎっては投げちぎっては投げ、いつの間にか馳浩とかも乱入して国会は文字どおりの闘いの場に・・・え?このネタもういいです?今回はラストにアントニオ猪木も登場させて、お決まりの「ダーッ!」の後、おもむろにサイン入り詩集の即売会始めるなんてオチも用意してたんですが。え?しつこい?いいかげんにしろ?
すんません。
結果としては松浪氏は議会から退場させられ、懲罰委員会にかかることが決定ということで事態は収拾に向かいそうです。なんだつまらん、もとい、けしからん。まぁこの辺で面白がって見られる部分があったからこそ、なんとか本編の方にもかろうじて見ることができたってのが正直な所ですねぇ。
まぁそんなこんなで数日間マスコミ(だけ)を騒然とさせた前代未聞の茶番劇も終演とあいなりました訳ですけど。実は私、これとはちと焦点ずれたところで関心、というか危惧する所がありまして。
よーやく本題。慣れてください、前置きが長いのは。
不信任案が否決されたとは言え、今回の騒動で自民党のイメージがガタ落ちになったのは誰が見ても明白だと思います。ま、今に始まったこっちゃないと言えばそれまでだし、これはそのまま各野党に対しても同じことが言える訳ですけど。そんでもインパクトという意味ではわてらトーシロにとっては強烈な印象であるのは間違いない訳で。
加藤派・山崎派メンバーに対しては「小心者」「根性なし」「口先だけの馬鹿野郎」と罵声浴びせられるのは火を見るより明らかですよね。途中でひっこめる位だったら始めから出てくんじゃねぇボケ、とっととコンクリ詰めにされて横浜港の藻屑と消えろ馬鹿野郎。あ、言ってるの俺か。
じゃあそれ以外のいわゆる主流派というと、こっちも同じように「利権腐れゾンビ」「責任逃れ野郎」「事勿れ主義」といった悪口雑言が降り注ぐのも御周知の通り。お前ら全員とっと焼け死んでろド阿呆が、自民党本部ごと火付けて人間バーベキューにしたる死ねやコラ。だから、言ってるの俺だって。
いやね、こうゆう状況になっちゃうことで、今後「私は○○党の支持者です」と公言することが、カミングアウト並に恐れ多い行為になっちゃうんじゃないかな、というのを思ってまして。
「私、公明党応援してます。」
池田大作の洗脳受けてるぜ失せろ絶交だ視界から消えろっ。
「私、共産党員です。」
アカよー。社会主義者よー。一緒にしないで近づかないでっ。
「おら、ホジャメ党メジャナン派所属じゃけんに。」
それはどんな党だっ。それ以前にお前は誰だっ。
「私、雑文書いてます。」
こっち来るな人間のクズっ。もう二度と電話してくんなっ。前半2つはともかく後半2つは明らかに違うだろ小ネタ仕込むなよ俺。
とまぁ言ってることの是非はおいといて、こうゆうステレオタイプ的な拒否反応、アレルギー的反応ってのは今でさえ確実にあるじゃないですか。
今回の騒動とか通して、こうゆう水と油的なヒステリックな反応が自民党とかに対しても充分起こり得るんじゃないのかなぁ、と。そんなことを思うんですな。
「私、自民党員です。」ざけんなテメェどうせ賄賂でも贈って仕事回してもらってんだろっ!てめぇみたいなボンクラが持ち上げてっからいつまで経っても「老害」消え失せねぇんだよ!お前がそんな権利主義者だとは知らなかったよあーそうかよわかったよ二度とツラ見せんな死ね失せろっ!
ねっ。ギャグのつもりで書いたはずなのにギャグに思えない当たりかなり現実的でしょ。だからそうゆう差し障りあるようなことを書くなって。
で、それぞれの選択肢に拒否反応示してたらいつのまにか自分がどれ選ぶかの選択肢が残らなくなっちゃった。結果としてこうなっちゃうことがイチバン恐れなきゃいけないことだと思うんだけどな。既にそうなってるだろ、とのツッコミもあるかもしれませんけど。
私自身としては、人の考え方なんて当たり前だと思うし、それこそどこ応援してようがどこに所属してようが、んなこた知ったことじゃないんですけど。今後選ぶ側が拒否反応ばっかりになっちゃって、結局どこも選ばずに放棄するばかりになっちゃう、ってことになんか恐怖心抱いちゃうんですな。
極端な話すれば、今回のバカ騒ぎ見る中で「なんだよぉ、30年間自民党応援してたけど所詮こいつらこんなもんかよ。だったら次回共産党入れちゃえ」とか思う人がいる一方で「こんなチャンスみすみす逃しやがって野党はどいつもこいつも。もういいや次回自民党入れちゃえ」みたいな人がいてもいいと思うし。
それぞれ理想持ってんのはわかるけど、時には冷徹な計算入れて「ベストじゃないけどベター」な選択肢を確保しておいた方がいんじゃないかな、どうせ選ばない位だったらマシな方選んでおいた方はいいんじゃないの?なんてことを思いましたです。ま、皆さん選挙行きましょ、つー訳で。テキトーに締めておきましょかね。
怒ってばっかりでも、落胆してばっかりでも。
事態はなーんも変わらんもんね。