ADSLがやってこない。
新聞の朝刊で見かけた小さな記事。
「名古屋めたりっく通信が愛知県春日井市でのサービス提供を開始」
・・・・・・うっひょー!!やったー!
あー!これでやっとクソ遅いISDN環境とおさらばできるー!ここまで長かったよー!これでやっと腐れNTTなんかに金払わなくてもよくなるよー!つーか技術とかそんなもん抜きにして、純粋にかつ感情的にNTTには金払いたくねーんだよ!いい機会だからとっとと棺桶入れNTTのクソジジイ共!!
こほん。
という訳で、さっそく詳細をチェックしました。
・・・・(確認中)・・・・・。
あーーーーうーーーー。局番9X番台が無いーーーーーー!!高蔵寺ニュータウンだけ奇麗に除外されてるーーーーー!!(注:01/03/10時点です)
涙でディスプレイが霞んで見えなくなるのを堪えきれません。なんで?なんで?なんで?こんだけ長い間待ってるんだよ俺は!?こんだけ待たせておいてまだ待たせるってこと!?
・・・・・あ、そうだ。そういえばNTTも春日井市でのサービス提供開始をアナウンスしてたよな・・・金払いたくないけど、こちらも一応チェックしてみるか・・・・。
・・・・・あ!こっちも春日井市での仮受付が開始されてる!なーんだそうかーそうなら最初っから言ってくれよーNTT!クソジジイ共は死んで安定だけど、クソジジイのせいで未来の若人の将来まで潰されたらたまったもんじゃねーもんな。害悪にしかならない馬鹿野郎なんか放っておいてとっとと未来に進もうぜー!
と思いっきり掌を返しまして申し込みフォームに入力を開始。自宅の電話番号入力してぇ、送信ボタンぽちっとな。
えっと、どれどれ・・・・。
「お客様のエリアは現在未対応です。」(注:くどいようですが01/03/10時点です)
・・・・(5分間号泣)・・・・。ちょっと!もしもしNTT116番!?どゆことよこれ!!高蔵寺だけ仲間はずれ!?ふざけんのもたいがいにせーよどいつもこいつも!
「申し訳ございません。高蔵寺地区に関しては春日井本区とは交換機が別になってるため、その交換機が対応できない以上はどうしようもないんですよ、申し訳ございません・・・。」
あーそゆことね。名古屋めたりっくが高蔵寺に対応できないのもそれが理由と見て間違いねーな。
あーんみんなが高蔵寺いじめるよー。そもそも唯一の頼みの綱であるはずのCATVも中部電力の営業妨害(*)のせいでニュータウン内でのサービス開始できない状態がもう1年以上続いてるしー。うわーんNTTも中部電力もみんな死んじゃえ大っ嫌いだ死んでやるー。えーん。
何を幼児退行しとるか、俺。
(*)補足。高蔵寺ニュータウンのCATVに関しては、もともと中部電力が変電所による電波障害対策のために施設したものなんです。従って現在のラインの所有権持ってるのはCATV会社ではなくて中部電力。この中電が施設投資ケチって&みずからも進めているインターネット接続サービスの目論見もあってか一貫してインフラ整備を放棄し続けている為、CATV側では手のつけようが無い、つー状況があるんですな。俺この話初めて聞いたとき、本社ビルに火つけてやろうかとマジで考えた(笑)。
しかしまぁこっからマジな話、今回ばかりはちょいと呆れ返りましたね。もういいかげん高蔵寺なんか見切りつけてどっかに引っ越そうかなぁとか考え始めちゃいましたよ。思わず買っちゃいましたよ、アパートニュース。思ったより高くてすぐに諦めたけど。だめじゃん。
でもまぁ、正直なところ、こうゆうADSLとかに限った話でなく、もはや高蔵寺ニュータウンって「施設投資する価値のないエリア」になりつつあるのかなぁ、というのは思ったりしますな。
その根拠、ニュータウン内に居住してる人間の年齢層。
もともと高蔵寺ニュータウンって、第二次ベビーブームに乗っかる形で爆発的な人口増加を遂げた場所ですから(当時の人口規模から言えば多摩ニュータウン、千里ニュータウンに次いで全国第3位)、もともと人口比率ってのは偏ってたんですよね。
更に時が経ち、私もそうなんですけど、いわゆるニュータウンJrの世代が大人になり、働き出すようになるにつれて、この世代がどんどんニュータウンの外に逃げ出しちゃったんです。
元々ニュータウンの場合団地住まいの比率がかなり高いので、広さの意味でも機能面でも2世代(親−子−孫)が同居するには適してません。となれば別の部屋を探すのですが、どの家でも親はそこに住み続けるために、「人口は減り続けてるにも関わらず世帯数は変わらない」という現象が起こってしまう。そのためにニュータウンとしての地価にせよ家賃にせよ、かなり高い水準になっちゃってるんです。こんだけ地価暴落だの不動産崩壊だのと言われてるのに関わらず。だからわてらの世代は外に出ていかざるを得ない。
こうゆう状態が続いた結果、今の高蔵寺ニュータウンって。
敢えて残酷な表現をしますけど町全体が老人ホームみたいなもんなんですよ。正確にはまだ老人ホーム予備軍、ってところなんですけど、将来そうなってしまうのは絶対確実なんですな。この辺の問題はそれこそ、千里や多摩が既に直面し始めてる問題なんですけど、高蔵寺も決して対岸の火事ではないんです。
実際、ベビーブーム世代のわてらが小中学生のとき乱立された学校とかひどいもんよ、今。4階建ての鉄筋コンクリート校舎に全生徒(1年〜6年)100人前後なんて状況がザラですもん。私の通ってた小学校、吸収合併廃校の危機っすよ(笑)。
こうなっちゃうと、本来ガシガシ金使う立場にある若成人層(20〜40代)が存在しないために、金かけて商売するには旨みが無い。どーもこうゆう判断が働いちゃってるんじゃないかなぁ、ていうのを思ったりしますね。まぁ所詮トーシロの浅知恵だとは思うけど。
考えてみりゃADSLのようなブロードバンドなんてこの典型例だよね。インターネットそのものに対しては年齢による格差が取っ払われつつあるとは言え、ほとんどの人にとっちゃメールとWebがちょこっとで充分。となればダイアルアップでもなんら問題なし、となっちゃうのかな、と。
うーむ。こうなると前からちょくちょくは言われてた「今後都市部とそれ以外における情報格差はかえって拡大する」なんて指摘が現実的に見えてきてちょいと鬱ですわ。でもなぁ、逆に考えたら、だからこそ非都市で積極的に動いて、「需要ないはずのところに供給がある」ってことでPRしてくってのもできそうな気がするんだけどなー。供給過多・顧客不足で悩む位だったらこっちの方がいいよーな気がするんですけどね。どんなもんでしょ?
まぁまだ日単位で状況が変わる現段階では、どうなるかわかんない部分も多々秘めてるんで断言すんのもなんですけど。こうゆう部分からでも充分に地域格差てのは産まれてくるんだと思いますよ。まぁ何にせよお金もなければ結婚の予定もない(笑)私にとっては、まだ望む望まざるに関わらず高蔵寺に居座ることになるのかな。
てな訳で、ここはひとつ高蔵寺ニュータウンの明るい未来のためにもNTTに、
「高蔵寺にADSLひかんかいボケ火つけんぞ糞野郎」
とメールでも投げておきませうかね。
脅迫だよそれは。
再度補足を。脱稿(01/03/20)時点で、既にe-Accessが、高蔵寺地区に6月にサービス開始することをアナウンスしています。おそらくNTTもめたりっくもこの当たりでサービス開始するのではと予測してますので心配の無きよう。でもなぁ、これだってまだまだ県単位とかで見るとさらに深刻な側面とかありますからねぇ。難しい問題です。