職場で雑文書いてみよう


 9月17日(火)。雨。

 例の如くしごとする気にもならず。そればっかやなアンタ。時間つぶしがてらたらたらと雑文書いてたんですよ。職場で。

 できれば今日中に書き終えてアップしたいよなぁと。基本的にキリ番とその前後は連続アップするのが一種の儀式になってるからなぁ。どんな儀式やねん。しかしなんかイマイチまとまらないよなぁ。選んだ題材が悪かったか?ここをこうやって、あっちを一度直して・・・。

「おーい」

 いっそのこと冒頭部分だけ残して書き直してみるか?その方が下手に直すより早いよなぁ・・・。

「おーい何やってんのー」

 ぽんぽんぽん、と肩叩き。

 ん・・・・・ん?ん?・・・・のわーびっくりしたー!同じプロジェクトのY川さんじゃないすかー!何してんすかー!どきどきどきどき。

「見てたよー。テキストエディタだからごまかせると思ったら大間違いだよー」

 これまたストレートに突いてくんなぁ。はーいそーでーす。よそ事してましたー。

「うーん。まぁこちらからは気をつけてね、としか言い様がないけど。『見られてないようで見られてる』ってのは実は結構あることだから。ヘンなことにはならないようにね。あ、それで本題・・・・」

(ここから業務内容に話がシフトしたので省略)

「じゃそうゆうことでー」

 うーい了解よろしゅーですー。

 ・・・・・・・・・あーびっくらこいた。

 何回やっても心臓止まりそうになるなぁこれ。

 ちなみに勤務時間中に雑文書いてるのはもはや私にとっては別になんてこたない日常と化してます。それだけに当然見つかった回数も、既に一度や二度では飽き足らず。既に十数回は発見されてるのですが。それでもいざという時は焦っちゃいますね。何か言い訳しようにも出てくるセリフは「あわわわわー」「あわわわわー」。エサ投げ込まれるの待ってる鯉か俺は。

 こちらとしては「いいじゃん別に業務の方は滞りなく進めてるんだからさぁちょっと位よそ事やったってぇ、気に入らないんだったら部長でも社長でも好きにチクってくれりゃいいからさぁほっといてよ」位の開き直りはしてるつもりなんですけどねー。やっぱこうやって慌てちゃうってことはどこかに罪悪感持ってるってことなんだろーな。いかんなぁ悪人になりきれん反省。

 論点違ってるよ。

 てなことがありまして。そのショックから、その前に書いてた内容の続き書く気力が音を立てて崩れ落ちてしまったものですから、もうそれボツにしちゃってまた1からキーボードをぽちぽちと叩いてる次第でございます。ちなみに今PM10:30ちょい過ぎたところ。12時過ぎるまでにアップできるか勝負だ。誰とだよ。

 まぁそれはさておきまして。

 他の人がどうかまでは存じませんが、少なくとも私の場合、勤務時間と雑文書きとの間には密接な関係がございます。抜き差しならぬ仲といってもいいでしょう。もはや勤務時間を抜きにして雑文を産み出すことなどできませぬ。

 ここ数年では・・・7:3かな。職場と自宅での雑文書きにかける時間比率。もちろん7が職場。わっはっは。いばるな。

 最近はJornada720手にいれた関係もありまして、電車の中や出先なのでの書き時間も増えたのですが、それでも6:2:2(職場:出先:自宅)ですかねぇ。とにかく会社で雑文書きにあてがってる時間が圧倒的なんですな。

 ちなみにそれが倫理的にあっているかどうかなんてことはハナから無視させて頂いておりますので予めご了承を。つーか「好きなだけ勤務時間中に雑文書いていーよー」なんて会社があったらお目にかかりたいもんだっつーの。ソッコーで転職してやる。そーじゃねーだろ>俺。

 で。ここまでお読みの方の中には「そーか藤原はろくすっぽ仕事もせずに雑文書いてばっかりなんだなそーゆーヤツなんだな殺す」とかお思いの方も多いかと思われますが。

 ちょっと待ってくれ。言い訳させてくれ。

 わすが会社で雑文書くときのシチュエーションは明確に決まってます。

 この2パターンに限定されています。

 で、この上の方に関してはホントに年に2回あるかないかですね。長期休暇前日で、既にスケジュール全部消化してあとはただ定時が来るのを待つだけとか。リリース前のテストとかで、周りの結果待ちする以外に何もやることがないだとか。そんな状態のときだけですので、あまり参考にはならないかもしれないです。何の参考だかは知りませんが。

 という訳で通常のシチュエーションとしてはもっぱら下の方が主流を占めることになるのですが。またまた予めお断りしておきます。いくら雑文書きがサボリの一種とは言え、さすがに四六時中雑文書いてる暇までは無いっつーの!やることはやるさ。そうでなきゃ慰留以前に懲戒解雇食らってるって。1日8時間勤務だとすれば、6時間半はしごとして1時間半は文章書いて、進捗報告にはにっこり笑って「予定通りです」。そんで定時帰り。もっぱらこうゆうやり方ですよ。こいつがおいらのライフスタイル。古いなこの言い回し。

 もちろんホントに理想の理想を追い求めるならば、本日分のお仕事が終わると同時に夕方だろうがお昼だろうが構わず家に帰って、ゆったりリラックスした環境で暴言罵倒の限りを尽くすのがベスト・・・・なんか矛盾してんな。まぁなんにせよ職場でせせこましく書くよかはずっとマシなはずなんですわーな。でも、現在の労働環境じゃそんなこた許されていない訳で。定時で帰ることでさえ影からブツブツ文句言われるような労働環境じゃこんなんは夢のまた夢ですわーね。そんな理由をかってにでっちあげては今日も今日とて会社で雑文書いてたりするのです。もちろん居直ってますが。

 いやね、実は私「サボリなんぞ言語道断。給料払ってんだから1日8時間はわき目ふらず一心不乱にシゴトしやがれ」という考え方にはちょっと、いやかなり明確に疑問を持っていまして。ごめんねちょいと脇にそれるけど。

 私、1日の拘束時間を8時間とするならば、平均的な作業時間(拘束時間とは異なる点に注意)は、1日6時間半ないし7時間程度に設定するのが最も効率的かつ安全だな、と思ってるんですよ。その根拠は「常に1日の作業量が一定だとは限らない」ということ。その日の作業が5時間程度で終わってしまうこともあれば、12時間やっても終わねぇよ、となってしまうこともある。誰しも少なからず経験ありますよね?

 少ないときはいいんですよ。そのまま早く帰って寝るぜー。そのまんま。問題は多いとき。どんだけ人間が必死こいて作業しようが、一人当たりが一日にこなせる物理量ってのはせいぜい高が知れていますよね?人間働いていれば腹も減るし眠くなる。限界ってのは必ずある。(限界超えて働かせるバカは議論の対象にすらなりませんのでとっとと死滅してください。例えばソフトウェア業界とか)

 そんな時、日常から時間の中に余裕を組み込んでおくことによって仕事量が増えた場合には、前もって仕込んでおいた隙間がクッションの役割を果たしますよね?同じ作業量をこなすにしても拘束時間が短い分、個々の作業者の負担はクッション1時間分、間違いなく減ります。負担が軽くなることで明日、来月、来年以降の業務に対しても引き続きこなせる余裕を産むことになると。

 逆に普段からきつきつの状態で動いてると、作業量が増えたときにたやすくオーバフローを起こします。すでに満杯になったコップにさらに水注ぎ足そうとしてるようなもんです。しょっちゅうオーバーフロー起こすからしまいにはオーバーフローしているのが当たり前になる。作業者の疲労は蓄積され、日々の作業量もなだらかに低化し、ストレスが蓄積され、不満が渦巻き・・・以下わかりきってるので省略。

 そうやって考えてみるとですね。単なるサボリにしか見えない(まぁ実際サボリなんですけど(笑))雑文書きにも、その「余裕」が与える影響って出てるよーな気がするんですよね。

 というのも、去年夏から今年夏位までの忙しかった時は、「致し方なく」仕事中にムリヤリ時間作って雑文書いてたんですけど。やっぱり充足感はなかったです。「早く書いて早くしごとに戻らなきゃ」みたいな心理が働いちゃうのかな?私らしくありませんけど(笑)、案外そんなもんかもしれませんよ。

 それとは逆に、予定通りの時間に仕事も終えて、かつ雑文一本書き終えて、定時ピッタシに「おさっきに〜」とやる時はねぇ。快感走るよ。ビジネスプライベート関係なしの充足感がありますもん。

 やっぱそんだけ余裕ってのは持ってないとプライベートも仕事もロクなことにならんってことなんだろーなー。こんな事例から言われても説得力ないかもしれんけど。

 という訳でどーでしょう?いっこ提案。

 日頃職務に追われて追われて、毎日くったくたになっちゃってる社員の皆さん。一日1時間、上司の目をごまかしつつ、雑文のいっこでも書いてみては如何でしょう?いや、別に雑文じゃなくてもいいんだけどさ。

 ま、要は1時間の別の作業をムリヤリ埋め込むことによって、一日の作業時間が定時時間マイナス1時間当たりになるように調節してみる。その上でお仕事が忙しいとき暇なときにその1時間の遊びをうまいように振り分けると。思った以上に効果あるハズですよこれ。

 ホントか?

 雑文書きの場合、テキストエディタ一本ありゃできますし、キーボードはやたらバカバカと打つことになりますから、端から見ればマジメに仕事してるように見えなくもないですから、他人の目を悟られずに作業時間調節するには格好の遊び道具になりませんかね、と。気を付けるのは冒頭のようにY川さんとかに画面凝視されないようにするだけ(笑)。

 ムリにとは言いませんが、控えめにお勧め。

 以上、廃人にならない程度にがんばってくださ〜い。

 write or dieのお前が言うな。

*まとまりなくてごめんね。なんとか時間には間に合いそう。次回からは通常の更新ペースに戻ります。どれが通常?と聞かれると困っちゃいますが。


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