第1次戦果報告


 ふぁかふぁかふぁーふぁーかかふぁかーかー。

 あ、電話だ。何だよその着信音は。Grapevine「デジャブ」です。そうじゃなくって。ぷち。

 はいどうもー、お世話になっておりますー。

 ・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・。

 あ、そうですかわかりましたー。それじゃまた引き続きお願いしますー。

 んではー。失礼しますー。ぷち。

 こほん。という訳でして、先程かねてより実行中でした、第1次再就職活動の結果が出揃いましたのでご報告させて頂きたく。

 え?「第1次」なんて付けた時点で結果が読める?まぁそう言うやな。

 今回はコンサルさんにキャリア的にマッチしそうな企業を予めピックアップしてもらい、私がその中から5社選んで応募、面接・・・というやり方だったのですが。

 まぁまずは結果から並べてみましょうか。以下5社、すべてソフトウェア開発関連業、PGまたはSEでの募集でした。いずれも社員数100名以下の中小に絞って応募しています。ちなみにこの5社すべてフレックス制である、というのがなにげにポイント。

 んじゃどうなったんでしょーか。

 うえーん不況なんて大っ嫌いだーぐれてやるー。

 ベタな反応すんなや>俺。

 という訳で結果0勝4敗1引き分けという結果でした。まぁなかなかうまく行かないもんですわなー。という訳で今回はとりとめもなく感想戦としゃれこんでみたいと思うのですが。

★スキルミスマッチ

 まぁとにもかくにもまずはこれかなー。それぞれの人事担当さんとか(一部社長さんも)といろいろ話させてもらって、後から感想とかもコンサルさんに教えてもらったりしたんですけど。やっぱこちらが思う以上に深刻でしたかな。正直この辺は甘く捉えてたかもしれん。素直に反省。

 落ちた4社のうち2社は、不況もあってなのか、予め面接の中で「貴方の該当スキルが活かせるような仕事は無いです」と断言されました。「去年まではこのお仕事あったんですけどねー」てな感じで。溜息交じりに。どこも苦しいのは同じらしいです。

 その上で、今まで未経験の言語/環境でやっていけるか、またはマネジメント能力云々を見極める上での面接、という感じでした。まぁ結果はこうなった訳ですけど。

 で、最後辞退させてもらったE社に関してもやはりこれが判断材料になってしまいましたね。明らかに企業側の要求が高過ぎまして(業務内容との絡みもあって高くせざるを得ないんですけど)。

 これだとウソついて入ってもお互い不幸になるのは目に見えてましたので、できる/できないの客観判断でお断りさせて頂きました。・・・・・今回受けた5社の中では唯一「人が足りない」「なんとかして人が欲しい」という状況がかなり切迫して伝わっただけに心苦しかったんですけどね。まぁこればっかりは仕方無い。

★人は足りている

 で、E社を除く面接させてもらった3社で、共通して感じたのは「無理して今採るまでも無い」という空気。

 やっぱこれが突破できなかったってのが結果にも響いたのかなと。むしろスキル云々よりもこっちの方が気になったです、私としては。

 結局このご時世ですから、「交換可能な兵隊さん」的人材はもうどこも自前で十分に用意できてる訳ですよ。あわよくば在庫減らせないかとさえ思ってる位で。その上で人材を更に集めようってことは、それこそ「交換不可能な貴重な人材」が欲しいから、ということに他ならないわけで。

 となれば当然採用までのハードルは高くなって当然。これが上に挙げたスキルミスマッチをさらに深刻化させてるんじゃないのかなぁ?てのはやっぱり感じましたね。

 でもさぁ。そんな人材いるのかねぇ?スーパーマンはめったに存在しないからこそスーパーマンと呼ばれる訳で。

 逆に企業側から見れば、人材はいっくらでもいるのに育たない、だから外部の力ある人に頼らざるを得ない、という面もあると。そりゃそーだわな。既に中に人いるんだったら別に高い金払って求人広告出してなんてやる必要もないんだし(仮に私がコンサルさん経由で決まった場合、その会社からコンサル会社へも結構な額が流れることになりますしね)。この辺に「あーやっぱどこも企業内教育ってボロボロなのねー」というのを垣間見ることができたってのは今回の収穫だったのかもしれません。

★面接担当者さんの対応。

 閑話休題。

 糞むかつく面接官とかいたら、それ幸いとここでネタにしてやろうかとほくそ笑みつつ面接に臨んだのですが。

 皆さん非常に大人の対応でした。残念。何が。

 ま、それが普通なんですけどねー。私のようなクズは別としても、特に中途採用の場合は被面接者も立場的に「外の人」ですし。それこそ悪態でもついて悪い印象もたれたら口コミやネット経由で大々的に晒されかねません。ヘタしたら営業成績にも関わることですし。何が繋がるのかわかんない世の中だもんなー。

 ちなみに、新卒採用の場合とかでも2chとかは言うに及ばず、みんなの就職活動日記とかの掲示板とかでも、受けた面接の内容から印象から、赤裸々に書き殴られていて非常に参考になりましたしね。ホント悪いことできねー。

 それこそこの部分では面接する側の人とかも苦労絶えないんだろーなー。ちょっと同情。

★技術的はお話。

 ここの部分はわかる人だけわかればいいので適当に読み流してくれ。

 意外なまでに良く聞かれた質問が「C/C++はどれくらいまでわかる?」というものでした。募集職種にC謳ってない企業でも何故か聞かれましたね。

 うーん確かに私はCから入ってはいますけどねー(C++は機会無くて未経験)。途中でPerlとかのスクリプト系に逃げちゃって、そこからゼネラリスト傾向になっちゃったからなー。やれと言われればやりますけど、上級というところまではいかないかもしれませんねぇ。

 てな答えをすると(当然敬語ですが)、うーん、と顔を曇らせるの。コラおめーんとこCで募集かけてねーだろ。

 なんでしょうねぇ?「Cをマスターできてるんだったら他言語でも大丈夫」みたいなことでも考えてるんでしょうかね?

 私にとってC/C++マスターってのは畏怖すべき存在なんですが(注:誉め言葉です)。そんだけ奥深いもん。一時とはいえそれを垣間見ちゃってる以上、恐ろしくて「Cバリバリっすよぉ」なんて絶対にクチにできないんだが・・・。

 その一方で、JavaやPerlに関してはどこも「フーン」程度の反応のところが多かったです。そんだけこれを売りにしてる人多いってことなんでしょーね。OOとかに関する質問とかもほとんど無かったので、まだ理解されてない、手続き型の延長としてしかJavaとかを捉えきれていないという部分もあるのかもしれません。

 じゃあ逆に(あくまで話の上でだけですけど)何が受けが良かったかというとDB系。Oracleとかdb2とか。私もDB管理まではやってない人なんですけど、それでも足りない時は足りないんだとか。基本的に詳しい人はそれこそインフラ管理やチューニングの方に回さざるを得ないので、アプリ側から「DBを使う知識」に関しては知識が足りないことってのが結構起こるらしい。それこそ結果できてみたら目を覆いたくなるようなSQLが乱発されてるとかね(某社担当者談)。

 うーむそんなもんなのかねぇ。以上、一部の方はご参考に。

★さて、それじゃあどうしよう?

 とまぁ考え込んでいてもおまんまにはありつけませんので、既に第二次活動の方に入っておりまして。第一次のピックアップから漏れた企業+新たにピックアップしてもらった企業を絨毯爆撃の如く応募しまくってます。まぁ手続きはすべてコンサルさんがやってくれますから、面接までの手間は省けてるからいいんですけど。

 ただ、今一番恐れてるのは、せっかく地獄逃げ出してきたのに、その転がり込んだ先はやっぱり地獄でした、のパターンですね。求人票や1回2回の面接だけじゃわっかんないもんなー、こうゆうパターンは。これに対してだけは自分の実力棚にあげてでも、慎重に見極めなければならないでしょーな。

 まぁもしハズレでもそん時はそん時でネタにするだけですけど。ん?

 あと、そろそろ意識しておかなきゃいけないのが、「絨毯爆撃でさえも失敗する」という可能性ですか。既にいくつかの社からは書類選考落ち、という連絡も入ってきておりますし。ダメじゃん。どこからも内定出なければ、それこそ選ぶも何も無い訳で。

 そうなれば、はたまた異業種から最悪その日しのぎの日雇い仕事までも再び視野に入れなきゃいけなくなるかもしれませんね。図らずも以前書いた今後表明を継承する形になっちゃいますが。

 でもさー。今書いてて思ったけど。ここまである意味追い込まれてるのに、それでも「前の場所には絶対に戻りたくない」つー感情の方が強いのには自分でもびっくりですわ。もし今「前の職場戻る?それとも一生無職でいる?」って聞かれたら、間違いなく後者取りますもん。それくらい嫌。完全にトラウマになってしまっています。

 そう考えたらさー。もう口酸っぱくして何度でも言うけど、「ヤバい」と思ったら逃亡ダッシュしなきゃいかんぜ、やっぱり。いざとなれば他人の評価なんぞ知ったこっちゃねぇよ。命の方が大事なのは言うまでもないんだからさ。

 そうゆう意味では「辞めてからどうしよう」なんてこたぁ、それこそ辞めてから考えりゃいいんよ。どーせ早かれ遅かれ現実は降りかかってくるんだし。先のことで悩むより、おめーらは今のことで悩め。それ振り切ってから次のこと考えろ。

 という感じですかな?以上、経験者の御言葉でした。えらそーに言うな俺。無職のくせに。うぐぐ。

 ま、次決まったら改めて報告入れますです。


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