水飲め、水。
やばかったですね。危うく逝きかけました。
その日は会社の健康診断でして。いつもとは違う事務所までてくてくと歩いていったんです。飲まず食わずで。少量の水・お茶は許可されてたけどまぁいっかと思ってそのまま出ちゃったんですな。これが一番の原因。
で、健康診断の方はつつがなく終了しました。体重測定にレントゲン、血圧に尿検査に問診に血液検査っと。さて全項目終了お疲れ様ぁ、と普段の事務所に戻るために表に出た訳なんですが。
むわぁぁぁぁああああぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ。
なんですかこの異常な暑さは!折りしも東京では39.5度、千葉県市原市に至っては40度を記録するまでの猛暑だったそうで。その煽りなのかわかりませんがとにかく名古屋も暑かったと。えーいこのさい気温なんて細かいことどーでもいいんだよ!暑いと思えば暑い!寒いと思えば寒いんだべらぼうめ!
逆切れの意味が無いぞ俺。
そんな風にてくてくと歩くこと10分。最寄のバス停に到着。
すると同時に乗りたいバスが目の前を走り去っていきました。
をーい。このクソ暑いのに!タイミング悪いなぁ。仕方無い待つかぁ。
・・・5分。・・・10分。
来ねぇ。おーい何やってんだ名古屋市バス〜。暑いよ〜しんどいよ〜。
バス停には一応日よけみたいなものはあるんですけど、やはり元の気温が気温なだけに気休め程度にもならないんですよね。なんか外全体がサウナになってしまったよーな感覚。
おせぇ。早くバス来てくれぇーあつひー。
結局次のバスがやってきたのは20分後でした。ひーこら言いながらバスに乗り込み、そこから更に地下鉄乗り継いで、よーやく事務所最寄駅に到着しましたと。
さてと、こっから事務所まで15分また歩くのかぁよっこらせ・・・と立ち上がった時。異変が起こりました。
ぐっらーん。
あれ?あれれ?なんか地面が斜めに見えますよ?
ぐっらーんぐらーん。
あ、やべぇ!立てねぇ!そのまま地下鉄のベンチに座り込みます。
以前だったらここですっかりパニックになっちゃってたかもしれませんが。こと体調不良に関してはこちとら場数こなしてますから、ちょっと冷静になってカラダを観察してみます。うーん脈拍が異常に速ぇ。これだと血圧も相当に上がってるなぁ。体温も少し高めな感じ。汗・・・あれ?意外とかいてない。確かに地下鉄車内の中はぎんぎんにクーラーかかってたけどそれにしてもこれはちょっとヘンだぞ・・・?
周りを見渡すといい按配に自動販売機が。あ、こりゃ運がいい。よっこらせとなんとか立ち上がりスポーツドリンクをゲット。そのままイッキ飲み。
・・・・・・うわぁ一気に汗が噴き出てきた!俺の体わかりやすっ!やっぱ軽く脱水症状起こしてたんだろうなぁ。このままいけば熱中症か。そりゃこんだけ暑けりゃ倒れるっつーに。
そんなこんなで15分位ですかね。ベンチでひたすらぼーっとして。よーやっと意識はっきりするようになってきましたので、よっこいせと立ち上がり事務所に向かうことに。
が、その前に駅前のコンビニに立ち寄りスポーツドリンク追加購入。このままの状態で更に歩くのはさすがに危険だと感じましたんで。ゆっくり歩きつつ、かつ水分補給もしつつ・・・と対策を万全に。
結果、20分程かけて無事に事務所到着することができましたー。いえーいよくやったぞー俺。ぱちぱちぱち。ばんざーいばんざーい。そこまでして喜ぶようなことか俺。
無論その後3時間、仕事なんかできる訳もなく体力回復に費やさざるを得なかったことは言うまでもありませんが。更に水1リットル位飲んでよーやく落ち着きましたよ。それでもそのままバッタリ、なんてことにならなかったことに関しては素直に胸をなでおろしてます。
あーもう若くないんだなー俺。わっはっは。笑ってる場合か。
あ、でもね。こっからはマジな話、熱中症は気ぃ付けとかなきゃいけませんぞ。特にスポーツする人とか、営業で徒歩で外回りする人とか、暑い現場で体力仕事する人とか。これだけ暑いと「少し位ガマンできる」という考え自体が命取りになりかねませんから。繰り返しリンクしますけど、熱中症のホームページとかに情報まとまってますので熟読しとくが吉です(お子様にはこちら、熱中症のホームページJr.をどんぞ)。
まさかまさかとは思うけど、この炎天下の中で水飲ませずに運動させるバカ体育会系の顧問とかいねぇだろーなぁ?それ明らかに殺人行為だから。もし見かけたら速攻で撃ち殺しとけ。あと「先生は飲めといっても先輩がダメという」形で給水できずに発症するケースも意外とあるから。この辺もひっくるめて各自給水できる環境作りしとかないとね。
とにかく現代人は体弱いんだからさぁ。とりあえず水は飲んでおけと。
え?倒れかけたお前が言うな?
ごもっとも。反省してます。