自動二輪免許リベンジ、あるいは小型ATへの逃避行
(2019/12/18)
#一部にっき文章を
コピペ再構成しています。これまでのおさらい。ていうか書いてる自分ですら忘れかけてるので思い出しながら。
- 普通二輪MT教習開始(2019年4月)
- 腰痛と股関節痛大悪化(令和初日の5月1日)
- ぎっくり腰とヘルニア、あとFAI
- 療養リハビリ
- 教習再挑戦するも腰痛再悪化(7月)
- 緊急コールかかって教習所内の職員全員集合事件を引き起こす
- そのまま職員さんに介護されて退場
- 療養リハビリ逆戻り
で10月に至りました。既に半年経過。教習所からは「期限迫ってるぞツラ貸せや馬鹿野郎」(意訳)な催促おはがきが届くようになり。気持ち的にも切れていたのでリタイア解約する気マンマン。だったのですが。
- 知り合い複数にお金(前払い済で返金も望み無し/ヘルメット等備品も自費購入済)が勿体無いと非難され
- 教習所受付にも勿体無いと言われ(「解約は勘弁してくれ」と暗に諭され)
半ば妥協策として、小型AT切替と教習再開に臨んだ次第です。
まぁそれでも結局解約しなかったということは、まだ自分自身も諦めきれてなかったんだろうなぁと。今を思えばですが、今夏は腰が痛過ぎて何もできず、ひたすらぼーっとYouTube観るだけの日々が続いたのですが。大量にアップされていたホンダスーパーカブのモトブログが、割とモチベ維持になったのかもしれません。本命だったトリシティ155に乗れなくても、高速走れなくても、こうゆうのもアリかと。であれば最低限の免許だけでも抑えておこうということになりました。
肝心の教習ですが流石は小型AT、昔乗ってた原付の乗り方がほぼほぼ通用したということもあり、概ねスムーズに進めることができました。やはり格段に違ったのはその重さでした。小型AT教習車は凡そ100kg。普通MT教習車が凡そ200kgですから半分しかありません。楽勝とまでは言わずとも、腰痛持ちでもそれなりに耐えることができました。加えてスクーターなので乗り降りで足を上げる必要が無い。股関節痛にも優しい。そういえば小型AT切替後は、ただの一回も転倒しなかったです。バランス崩してもリカバリーがやりやすかったということか。
唯一苦労したのが一本橋だったのですが練習するうちになんとか成功率上げることができるようになり、卒検でもなんとか一発クリア。2019年12月、割と教習期限ギリギリで卒業にこぎつけた次第であります。長かった。
さて、そんじゃここまでを踏まえて、これお読みの方にどこまで小型ATをお勧めできるかという話なのですが。それでなくても知名度低いですしね小型AT。
125ccAT限定 小型二輪免許取得までの道(YAMAHA)
法改正で最短2日で免許取得できるようになったということもあり、↑こんな宣伝も出てますけど。私個人としては「うーーーーーーーーーん?」と首を傾げてしまいます。確かに二輪免許としては(原付を除いて)お手軽な部類になるのでしょうけど、ちょっと待てと。無条件に薦められる場合と、そうでない場合が割と複雑に絡み合うのよね。
こうゆうときはガード節を作りましょう。if→return。if→return。わかんねぇよ。ネストは浅く。わかんねぇって。
まずは自動二輪免許を検討している方で、以下のいずれか(OR条件で)該当する方。
- そもそも狙ってる車種が普通二輪区分:125ccより上
- 五体満足で持病無し痛み無し(教習所に断られない)
→お疲れ様でした。頑張って普通二輪MT/大型MTにゴー。私の屍を越えてくれ。こら。
次に↓に載ってる教習所がお近くにないか探してみてください。
- AT小型限定普通二輪免許の取得に最短2日間教習で修了可能な教習所(全指連)
- 教習所一覧(PDF)
教習所あった!という方。
→お疲れ様でした。電話して詳細聞いてみてください。2日コースが満員でも、一般の教習で取得できると思います。
さて、ガード節すり抜けてここにたどり着いてしまった方をどうしましょうかねぇ、というのが以下の主旨になります。前置き長ぇ。
というのも覚えておいて欲しいのが。確かに法律的には小型ATは取りやすくなってはいますが、肝心の教習所側がそれに追いつけていない、という現状があります。もちろん地域差もあるとは思いますが。
- 自動二輪を扱う教習所自体が減少傾向
- 扱ってても(生徒数も見込める)普通MTと大型MTしか扱っていない教習所が多い
- そのために小型AT含む他区分に回せるマンパワーが教習所側に無い
といったマイナス要素がありまして。言い方変えれば↑一覧に乗ってる教習所はそれができるマンパワーがあるということなんですな。うまくその教習所にめぐり合えるか次第になってしまいます。
私の通った教習所でも本当に苦労してました。私が、ではなく教習所の受付さんが。「空いてない・・・・ここも空いてない・・・・・」半泣きになりながら予約の空き探してました。自分は普通MTで第一段階をほぼ消化済みのところからスタートでしたが、それでも結局必要数埋めるのに丸々2ヶ月かかりました(基本休日にしか教習受けられない自分の事情も災いしましたが)。
ですので技術的体力的には余裕がありながら、期間的には普通MTよりもかえって時間がかかってしまう・・・なんてこともありえてしまうのです。そこを許容できるかどうか。そんなのやだ!熱のある内に免許取りたいバイク乗りたい!となる場合は。やはり多少無理してでも普通MT取っておきな。てのが回答になってしまうと思います。残念ながら。
#もっともその熱意があるならその勢いで普通MT取れそうな気がしますけど(^^;;;;;。熱意はどんなセンスにも勝ります。
もしくはこんな手口を使うかですな・・・・。
- 教習所に小型ATコースがあることを確認した上でまずはしれっと普通MTにトライ
- そのまま普通MTで取れたら結果オーライ
- どうしても普通MTダメだったらこの時点で小型ATに緊急脱出(区分変更)
はい私がまんまこれだったんですけどね。法律的には区分変更に何の問題もないので、あとは教習所に環境(小型ATの教習車/検定車)があるかどうかだけです。受付さんに泣いてもらいましょう。こら。
私は腰痛と股関節痛で普通MTを断念することになりましたが、これ自分で言うのもなんですけどレアケースだと思います。んでもって(私含めて)こうゆう落第生の救済制度として、小型ATという区分が運用されているのかな、という解釈を自分はしました。皆様がどう思うかは遥か彼方にブン投げます。いつもの逃げ。
まぁそれでもこうやって小型ATとはいえ免許取れたわけですから劣等感はゼロですけどね。ていうか一時はバイクに乗ること自体を諦めていたことを思えば雲泥の差ですから。素直に喜んでおりまする。喜んでるのよ?ホントだよ?誰に言ってる>俺。
んではまとめに入りつつも蛇足で。結局一番はじめの思いつき「免許取ろう」から始まって、実に今回8ヶ月を要したわけですが。内6ヶ月は腰痛でのたうち回ってるだけで消化してしまいましたが結果として。
「最短2日で取れる小型ATに8ヶ月かかった男」
の汚名、あるいは称号を手に入れましたと。もちろん各方面(特に教習所内のみなさま)には多大なご心配をおかけしてしまいましたが。
自分的にはそれなりにおいしいと思ってることを告白しておきます。まずツカミとして話しやすいですし。最終的には免許取れてハッピーエンドですから、ネタとして出すのに抵抗感も薄い。自虐も過ぎると嫌われるしね(何の話だ)。
ですので今まさに教習でうまくいかず苦しんでる皆さん、および失敗が怖くて免許取得に踏み切れない皆さん。とりあえすやってみましょうと。最後1回通ればいいんです。それさえ通れば全部ネタにできます。勿論いい意味で。
がんばれー。腰痛めない範囲内で。お前が言うなすいません。いつもの〆。
#追伸。蛇足の蛇足。前回書いたフルビット作戦、特に普通ATへの限定解除を実行するかはまだ未定です。腰痛との相談になります。免許取れたとはいえ、実生活で乗れるかはまた別のお話になるので。まぁまずは原付二種乗ってからですな。長期計画です。