1999:10大ニュース。


 んにちはー。

 もう99年も残りわずかと差し迫ってまいりました。「ハック」書き散らし更新も 今回が本年最後という事になると思います。

 つー訳で、今年の私なりの独断と偏見をもって、インターネットラジオ界の10大 ニュース(みたいなの)をまとめてみました。

 技術的なもの、番組的なもの、精神的なもの、いろんなものがあるので 一概には比較できないかとは思いますが、まぁその辺はひとつの余興とでも 思って頂ければ(笑)。


第10位:
複数のピラミッド形成。

 以前、Webラジオの連帯が完全にひとつになってしまうことを危惧した文章(こちらです)を アップしたんですが、どうやら大丈夫な感じですね。

 どこか一カ所にまとまるのではなく、弱い連帯感も保ちながら、各局で 個性を磨く。

 これでいいです。来年もこの調子で。

第9位:
NetscapeComminicaterにRealPlayerG2バンドル。

 動きとしては細かいけど、結構でかいとも思う。

 特に初心者に関してはNN入れればRealPlayerを改めてインストール する必要がない=難しさを意識させない、というのはあると思うんだ。

 現在は残念ながらNN自体に元気がないため、なかなか埋もれがちですけど、 NNが巻き返しできるのならば・・・面白いことになるかもね。

第8位:
まだまだ少ないレスポンス。

 めでたい話もあれば暗い話題も。

 これはすべてのWebラジオ全体に言える事なんだけど、まだまだ 聞き手側のレスポンスってのが全然少ないな、というのは感じました。

 で、まだまだこの状況は続いていくと思います。まだまだ発展途上だし。 「レスポンスが来ないであろうと俺らは続けてやるわ!」位のタフさと 傲慢さは絶対に必要よ。生き抜くためには。

第7位:
Click R@dio〜くりらじ〜登場。

 仮に新人賞あげるとするならば、ここだろうなぁ。まぁもともと喋りを経験 している面々が集まっているということがあるとはいえ、わずか半年近くで ここまで定着させるとは。

 なんか来年以降、さらにいろいろ考えてるみたいですしねぇ。期待大。

第6位:
民放ラジオのインターネット対応。

 「オールナイトニッポン」のWeb放送開始など、既存局のインターネットへの 取り組みがようやく本格化し始めたのも今年でした。

 つーかこの点に関しては「やっと重い腰上げやがったか」という気持ちの 方が強いんですけどね。民放ラジオに関しては今後サバイバルになることは 必至ですし。そんなにちんたらやっとっていいんかという感じですか。

 レベル的にはやっぱりまだまだ民放ラジオ局ってインターネットラジオの 特性を1%も活かしきれてない気もしてます。単に乗っかってるだけ。

 来年以降の巻き返し・・・・期待できんなぁ。

第5位:
FM-MONDAY CLUBの機動力。

 やっぱり「いざ」という時の行動力ってのは光ってたなぁ、ということで。

 「さらたまちゃん」事件の時の現地行動取材、台風九州上陸の時の 緊急サイトの立ち上げといった「何かあったとき」にこうやって行動に 移せる強さってのはあると思うな。

 本来のインターネット及びインターネットラジオの持つフットワークの軽さ。 大事にしたいものです。

第4位:
インターネットラジオサイト開設ラッシュ。

 99年夏〜秋にかけてどかどかどか〜と新サイトが増えました。 「ハック」も悲鳴をあげております。つーか数多すぎて聞けやしねぇ(笑)。

 今年のGWにRadio13さんと一緒に 「なかなか新しいサイト増えませんねぇ」 「そうですねぇ」と憂鬱になってたのがウソみたい。

 インターネットラジオの知名度に比例して、今後も新サイトってのは 増え続けていくと思います。こっから頭抜け出すのは一体どこになるのか。 来年の楽しみですね。

第3位:
MP3大ブレイク。

 インターネットラジオとは若干離れるんですけど、パソコンで、もしくは インターネットで「音を扱える」ということを徹底的に認知させた 功績はマジででかいと思います。つー訳で第3位。

 MP3は使ってないけどインターネットラジオは聞くって人は私含めて 日本に10人いないと思うけど、インターネットラジオ聞かないけど MP3は使うって人は日本だけで1000人は絶対にいる(笑)。

 こうやってパソコンで音を聞くことに違和感を覚えない人が増えたってのは でかいですわね。問題はこれらの人をいかに取り込むか、でしょう。

 まぁあとMP3のおかげでJASRACがいかに無能で傲慢で自分のことしか 考えていないかがもろに露呈しました、という意味も込めて。 とっとと引退しやがれ>JASRACの腐れジジイ共。

第2位:
IE5ラジオバーの登場。

 個人的には大ッキライなIEですが、世間的評価としてはこれを 挙げない訳にはいかないでしょう、つー訳で第2位。

 やっぱこのソフトの存在によるインターネットラジオの普及度って 計り知れないものがあると思うよ。おそらく「流し聞き」のレベルでは RealPlayerよりも既に使われてるのかもね。

 逆にラジオバーが登場することで、RealPlayer側が必死になって 機能強化してる面っていっぱいあるからね。

 本来競争ってのはこーやってやるもんなんだよな。つーか RealPlayerがんばれ(私情)。IEなんか潰れてしまえ(超私情)。

第1位:
五村富士「新五村川平吉」レベルの安定。

 迷ったんですけどやっぱ私としてはこれ1位ですな。ぐははは、最後は主観。

 まぁ今回は10大ニュースという形なんですけど、仮に 賞とかそうゆう形式だとしたら、MVPは五村富士にしたと思います。

 その理由。

 いわゆる「ハズレ」「大ハズレ」「クソハズレ」が無いんですよ。 なんでそこまで強調するかな俺。

 正確に言えば、時期の経過と共にこれらの「捨て回」 が無くなっていった、ということです。で、安定度という面で 今年もっとも成長が著しかったのが五村富士ではないかと 思ってます。確かに既に安定しているサイトとしては FM-MONDAY-CLUB、WIBCやRadio13等あるんですけど、 この安定できるポジションまで飛躍できた、つーのが 大きいのではないかと思います。

 悪いなら悪いなりにちゃんと聞かせることもできるし、 いい時は相変わらずの暴走ぶり(笑)。

 ラジオ聴くもっともシンプルな「今週は何をやるんだ?」 「何をやらかすんだ?」といった動機付けがちゃんと維持できた、 というのが要因なのではないでしょうか?


 つー訳でいかがだったでしょうか。名前出てこなかった局もがっかりすることなく、 来年奮起して頂ければと思います。まだまだこの世界自体が全然マイナーよ。 こんなちっぽけな個人サイトの評価気にしてる余裕あったら、もっと外に出て がんがん自己を主張してやれ。下見てる余裕なんかねーぞ。上めざせ上。

 んではそんな訳でー。よいお年をー。


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