場所というひとつの問題。


 ふーん、こうゆうのってなかなか無いかと思ってたんだけど、 探せば見つかるもんなんだねぇ。なるほどなるほ・・・あ、失礼。 何の説明もなかったね。

 えっと今私の手元に「タウンニュース」なるフリーペーパーがあります。 毎月1回新聞のチラシに交じって配布されるものでして、 わすのホームタウンに当たる愛知県春日井市・高蔵寺ニュータウン関連の いろんな雑多な紹介とかをしているペーパーです。

 なんでこんなローカルなペーパーを今ここで引き合いに出すのか。 いやね、今月(2000年3月)号の特集が「貸しスペース」特集なんですよ。 ほら、サークルの会合とか町内会の催しにご自由にお使いくださいってやつ。 こうゆうのってもっぱら公民館とかになるかと思ってたんだけど、 結構あるもんなんですね。個人商店や事務所とかでも「地域交流のために お申し出頂ければ実費のみでお貸ししますよ」みたいなのが結構あります。 これ、交渉次第では金曜深夜とかでも使えそうな場所もありそうだね。 ふーん、この「タウンニュース」、ファイル保存しとこっと。

 つー訳で今回はこの場所のお話。

 やっぱ苦労されてるみたいですね。どこのWebラジオサイトも。 特に複数の人間が集まって作るサイトの場合、「集まれる場所」の確保 つーのが至上課題になってしまう。これを理由に作成をためらってる 人ってのも少なからず存在するようです。

 ちなみに現存してる収録場所パターンは以下の3つ。ちょっと詳しく 見てみましょうか。

(1)自宅開放

 ほとんどがこれですね。メンバーの誰かの家に集まって収録、と。 これ、たまたま自分の家が防音もできてて録音に適してて、であれば 幸運なんですけど(Radio13とかがいい例ですね、過去記事を参照すべし)、この日本の住宅環境 じゃなかなかにそうゆう恵まれた環境にはいられないのが現実。

 よそを当たろうにもアテがなく綱渡り的に自室で収録を 強行している例もあるそうです。お隣さんに怒られないようにボソボソと。 ご苦労様でございます。

(2)車収録

 メンバーの家での収録は難しい、じゃあここでやってしまおう、 というのが五村富士。これ思いつきそうでなかなかに思い付かない よな。

 車ってそこらの欠陥マンション(笑)よかよっぽど防音性ありますので (アマチュアレベルなら十分だと思う)大声出しても構わないし。 車に持ち込める機材に限界があることを除けば十分にやって いけるのではないかと。

 車買う人が車好きでなら、つー前提はありますけどね。 収録の為に数百万かぁ。うーむ。

(3)どっか借りる

 自宅使う訳にもいかない、車でも無理、となると別の場所を探さなきゃ ならなくなる訳で。運良く借りることができているのがくりらじですか。

 始めはオフィスの会議室を収録する時だけ間借りする形で始めて。 現在はくりらじやそれに関連するその他もろもろの業務をすべて行う 形で空きオフィスを借りて収録している、と。これ、くりらじ単独だけ だったらここまでうまくはできなかったのかもしれないですね。 その他付随の部分にメリットがあったから借りることができた、という 感じでしょうか。

 逆を言えば個人がベースであっても、労力を惜しまないことで 環境は手に入れられるつーことなんでしょうね。与えられるものでは ない、と。なきゃ自分で手に入れろ、と。

 つー訳で3パターン挙げてみましたが。特にこれからWebラジオに 限らず複数人で集まってコラボレーションしようとすると、やっぱり こうゆう場所の問題とかって大きいと思います。

 そこで「無いなぁ」で思考停止してたらいつまで経っても状況改善 って行われないと思うんだよな。どっか探せばなんか抜け道はあると 思うんよ。冒頭で挙げたペーパーとかにひょっこりと情報とか載ってる かもしんないし、市役所とかにおいてあるチラシを頼ってみるという 手とかもあるしね。最近では地域密着型の小さいコミュニティーとかが Web作って頑張ってる例とかもあるから、そっからなんか手がかり つかめるかもしれないし。何にせよまず自力で「探してみる」つーこと を怠らないようにしなきゃいけないんでしょうね。 モノ作りのスタートラインに立つためにも。

 なお、これらの問題をすべて粉砕する究極の解決策、 「場所を必要としない」コラボレーション、というのもあるのですが、 それはまた別のお話で。現在情報収集中。期待して待て。


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