新着別 分類別本が無いよ〜
あっれぇ?ここわかんないなぁ。近くに聞ける人もいないし・・・。 仕方ない、本屋行ってなんか買ってくるか。出費は痛いけど 背に腹は変えられん。
あっれぇ?使えそうな本が無いよ〜。注文したらまた何日も 待たされることになるし。急いでるのに〜もぉ〜。
誰しもこんな経験、一度や二度はあるのではないのでしょうか。 私もしょっちゅう。やっぱパソコン関連の本とかですと こうゆうことは頻繁に起こり得ますね。
最近でこそ、インターネット通販が使えるレベルになってきた のでそちらを使えばいいんですけど、やっぱ買う前に実物 見てぱらぱら眺められるのは嬉しい。
という訳でやっぱり本屋って大切な存在なんですな。 どっちが強いとかそうゆう問題じゃない。
ここまでが前に書いたお話。今回、もちっと感情的に 走ってみようかと思います。
ちょっと前のお話。今度の仕事でEXCEL95VBAを触る必要性が 出てきまして「なんか辞書的に見られる本欲しいなぁ」と 本屋に出向いた時のことなんですが。
近所の某三洋堂書店岩成台店行って品を見てきて 愕然としました。並んでる本はもう EXCEL97の本ばっかり。EXCEL95の本なんかぽつぽつと、 それも初心者向けの入門本しか存在してません。
同じEXCELっていってもことVBAに関しては97と95は 細かいところでころころ仕様が変わっているため事実上は 別物、と考えた方がいいんですな。当然私が欲しいのは95VBAの方。
あのぉ、EXCEL97(ていうかOffice97)って企業じゃ 使用禁止になってるところもあるんだけど? ていうかそんなにOffice97って使えるんかえ?
あれ?なんか焦点ずれてきた。元に戻す。
要するに何が言いたいかっていうと、同じEXCELってひとつのジャンル を見たとしても、需要としてはさまざまな用途がある訳じゃん。 入門書が欲しい人もいれば、辞書として欲しい人もいる。 バージョンで言っても新しいのが欲しい人、古い人が 欲しい人。
でも現実には「売上データ」ってのが何よりも優先されてて、 結局は何の個性もない某入門書(笑)とかばかりが幅を利かせる ことになっちゃってる。
また郊外の大型チェーン店とかだとこの傾向が顕著なんだよね。 実際、私もほとんどの用はこの類の店に頼ることが多いのですが、 本部から送られてくる本そのままに並べてるから、無味乾燥な ラインナップになっちゃってる。店員に「これこれはないですか?」 と聞いても全然要領を得ない答えになっちゃう。
同じことって別にコンピュータに限った話じゃなくて、 あらゆるジャンルでもある訳じゃないですか。趣味の範囲 だって実用の範囲だって、何を対象にするか、どうゆう 読ませ方をするか、ってのがあるはずなんだけど どうもそうゆうのが本屋に並んでる本見てると感じないんだよな。 売れればOKっていう雰囲気、少なからずあるんですよね。 売れてる本が欲しいのなら、それはそれで問題はないんでしょうけど。
ベストセラーにはならないけどある人達にとっては 欠かせない本、そうゆうのって本当はもっといっぱい あると思うんだけど、そうゆう本がどんどん切り捨てられてくんだよな。 スタートラインに並べば商売としても案外いい線いく 可能性があるかもしれないのに、スタートラインにすら 並べない。本屋メインで本を買う人にとってはそこに なきゃ買えない訳なんですから、そらつらいですわな。
そりゃ本屋も商売だし、本が売れなきゃ潰れちゃう。ただでさえ このクソ不景気だし、確実に売れる本に逃げざるを得ない状況って のは痛いほどよくわかる。でもなんか寂しい気もするんだよな。 その本が欲しい人がいる、って部分が切り捨てられてくって 感じがして。
そうゆう意味で行くと、実は個人経営の小さい本屋とかって、 こうゆう所で生き抜いていく手ってあるんじゃないかなと思ってます。 例えばいつもMagicのカード買うのにお世話になってる本屋。 始めはカード買うだけのつもりでも、他に「ん?」って思う本があると ついつい買っちゃうもん。得意分野をアピールすることで、 たとえその分野の売上が少なくても、それで客寄せになるって 考え方もできるでしょ。「全部のジャンルをまんべんなく」って やり方じゃ大型店に勝てる訳が無いでしょ。
で、大型店もこの点で言えば同じなんだよな。売上を追求する 一方で、店の特色出していく必要って絶対にあるでしょ。 正直、今ってどの店でもあんまり変わらないような気がするもん。 各人が好きな、読みたい本見つけだせる環境がないと、 その内「本そのものが売れなくなる」時代になっちゃうと思うよ。
それはそれで望む事じゃないでしょ。
以上、ただの素人が相手の都合も考えず好き勝手言わせて 頂きましたが、何卒ご検討のほどをよろしくお願いしたく。