ちくちく


 とある日の夜もとっぷりと更けた時のこと。明日も仕事だイヤだなぁ、 と思いつつ眠りについていたときのこと。まぁ実際には眠ってるときに なにか考えてる訳が無いので、単に熟睡してたのですが。

 ちくっ。

 ん?・・・なんだこの感覚・・・。まだ眠ってます。

 ちくっ、ちくっ。

 これは左胸・・・・。心臓の方か・・・。なんなんだろ、これ。 虫にでも刺されたか・・・。でももう12月だしなぁ。まだ眠気の 方が勝ってます。

 ちくっちくっちくっ。

 ん・・・・なんか痛いぞ。ピンでもささってるのか? それにしては痛みが内側にあるし。眠気が薄れてきました。

 ちくっちくっ・・・・・・・ぐさっ!!

 うぐっ。こ、これ・・・・痛ぇ!痛ぇよぉお!!!!! なんじゃこれは!!

 それから約15分間、胸に手をあてがい、ベッドの上でのたうち 回るという端から見たらさぞかし情けないであろう風景が 繰り広げられておりました。ぐへ〜。苦しい〜。

 ちくちくちく、ぐさっ、ちくちくちく、ぐさっ。

 「ちく」、のときはいいんです。それほど痛い訳でもないし、 我慢しようと思えば我慢できます。問題は「ぐさ」、のとき。

 とりあえず息が止まります。心臓の中心部から針金一本通して その針金をバイオリンの演奏のごとく上下運動させてる ような痛みってやつでしょうか。わかんねぇよその例え。

 ようするに明らかに「これは体に悪い」と分別できる痛みが 心臓にのしかかります。痛いよぉ。痛いんだよぉ。

 とはいえ、いつまでも痛いよ痛いよやってても埒があかないので、 ヤケクソでタバコ吸ってムリヤリ寝込みました(をい)。 どうせ一晩眠ればよくなるだろ、という甘い考えもありましたし。

 ところが一日経ってもちっともよくならない。 パソコン覗いてようがお昼食べてようが、「ぐさ」が来ると 背中に鞭打たれたときのように息ができなくなります(打たれたこと あるんかい>俺)。しまいにゃ反動のように咳止まらなくなってくるし、 頭もボーッとしてきます。

 これじゃ仕事にもなんねぇよ!遊ぶこともできねぇよ! てな訳であきらめて、半休もらって医者行きました。

 今回は、高蔵寺ニュータウンにある内科・循環器科の 田中医院様に診てもらいましたぁ。実名出すなよ。 まぁいいよね、頼りにしてるし、てな訳でどうなんすか先生!

 「う〜ん、心音とか心電図とか診る限りでは、その痛みの 直接の原因となりうる材料ってのがないんですよ。」

 ない?え〜?ってことはそこまで悪いんすかボク? ていうかその口調自分で書いてて気持ち悪いと思わないのか、俺。

 「いや、もっと悪ければどこかにかならず兆候は出る からね。その痛みは風邪の症状としてだと 思いますよ。まずは風邪を治してください。治れば 痛みも引きますよ。お薬出しておきますから。」

 あ、風邪なんだ。よかった〜。

 「ただし。」

 え?せ、先生、なんか今メガネがきら〜んと光ったんですけど。

 その後先生、心電図の結果を取り出し、15分に渡って 今の状況、今後の対応を説明してくれました。以下まとめると この通り。

 だ〜ってよっ!!((C)VIBRASTONE)。

 総意としては「死ぬようなことはないはずだけど頭には常に入れておいてね。」 ということでした。なんか的確のようでアバウトな総意ですな、せんせぃ。

 う〜ん、なんかすごいことになってしまいました。 こうやって経緯書いてる今でもまるで実感湧かないのが正直なところですね。 前回の尿蛋白騒動が二次検査の結局「大丈夫」という結論に達してただけに。

 ま、気を付ければ大丈夫、との言葉を信じて、できるだけ 意識しないでおこうと思います。実際、今後継続して治療するとか じゃないしね。

 なぁに、大丈夫。たかだか心臓ごときに藤原の腐れ根性が メゲる訳がねぇって。そうじゃなかったらネタにしねぇよ(笑)。

 という訳で皆さん、健康にはくれぐれも気を付けましょう。

 説得力ねぇよコラ。


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