おそば克服プロジェクト
前回までのあらすじ。
職場環境の変化から、毎日昼食どんべえ地獄に追いやられた作者(自業自得)。そんな折エージェントが仕入れてきた新たな情報とは!?謎に包まれた「聖地」の正体は!?禁断の場所に遂に足を踏み入れた作者の運命やいかに!!
という訳で麺づくしシリーズ完結編。どんなシリーズだそれは。
つー訳で入ってきましたうどん屋さん。職場から歩いて3分。近っ。なんで今まで見つけられなかったんだっ。
んじゃいただきまーす。ずるずるずる。ごちそーさーん。
・・・・・・ごめん。ネタ続かんかった。多少店員さん(ていうかおかみさんとおばあちゃん)がユニークであったりはしますけど、それ以外はふつーのうどん屋。丼物もあり。一番の人気メニューは中華そばらしいけど。なんでやねん。
まぁそんな訳で普通のお店見つけましたこれで多少はバリエーションの足しになりますめでたしめでたし。
で終わってしまうと散々引っ張ってきた意味が無い(はじめから意味無いだろ、のツッコミは考えないことにする)ので、ムリヤリにでも続けてみるのですが。
このお店、人気メニューの中華そばはともかくとしまして、メインはうどん/そばということでやっております。別の日には献立バリエーション強化ということもあり、おそばの方もすすってきました。
んじゃいただきまーす。ずるずるずる。ごちそーさーん。
・・・・・・ま、普通やねぇ。
あ、「ただの重ねボケかよ!」とツッコミ入れるのはちょいと待って。
というのも。私が普通にそばを食べるということ自体、実は普通ではなかったりするんですな。ややこしいですが。
私ちょい前まで、正確に言うなら2003年の夏までおそば食べられなかった人なんです。以前食わず嫌い解消のお話はしたことがありますけど、この度めでたくそばも今回その仲間入りを致しまして。
うーん大人になったもんだねぇ。浸るなそんなことで。
きっかけは去年のことでした。無職期間使って治し続けていた虫歯治療の締めくくりとして、親知らずを上下2本まとめて抜くことになりまして。始めて親知らず抜いた時の苦痛はこんな感じで記録に残っております通り(記録かよ)、今回もそれに負けず劣らずの苦痛ではあったのですが。
前回と比べて何がラクだったかといったら食生活だったんです。
ご存知の通り、抜いた直後はモノを噛むなんざもってのほか。そのままショック死するんじゃねぇかてな具合の激痛が走ります。そんな中食べられるものとしては「噛む必要が無い」「熱くなく冷たくもなく」がほぼ絶対条件となると。
てな訳で前回親知らず抜いたときは、
うどん→そうめん→うどん→そうめん→うどん→そうめん。
これが昼夜2週間続きました(朝は抜き)。死ぬかと思った。
そんな経験があったものですから、さすがに今回は対策を練りましたよ。抜歯前日、噛む必要がなく熱くも冷たくもない、という条件でスーパー中を舐め回すように物色していくつかの候補を購入、その足で試食してみた結果、これだ!と。
かくして、
うどん→そうめん→そば→うどん→そうめん→そば→うどん→そうめん→そば。
が成立した訳です。同じく昼夜2週間(回復率低いんだよ私ゃ)。やー前回から比べれば随分とラクでしたわ。どこが違うんだよと罵声が飛んできそうですが、実際食う身になってみろ!全然違うぞ食感が!痛みと戦いつつかつ満足感求めるには食感を求めるしか無いんだよ!!おらぁぁああああ!!!!
叫ぶようなことかよ。
でもまぁ実際に必要にかられて恐る恐るそばを試食した際、「あれ?そばってこんなんだったっけ?」と戸惑いつつも驚いたのは事実でしたな。私の中でのそばの味って、これまでずっと「ゴムみたいなそうめん」という記憶をしてましたから。どんなそば食ってたんだよ子供のときの俺。そのまま嫌いモードに突入してウン十年。その間年越しソバも断固拒否し、信州に旅行に行った時もただ一人信州そばには目もくれず。今を思うと勿体ないことしたのかなぁと。
去年の暮れにはほぼ生まれて初めてといってもいい「年越しそば」も体験させて頂きました。矢のように忙しかったんでインスタントですけど。あぁ日本人ってこうゆうことなのねぇ(日本人の意味わかってねぇだろ>俺)。
まぁ理由はともあれ。これでまた一つ大人の階段を登ったという訳でございます。ガラスの階段の〜ぼる〜。こらこら年がバレる。隠してねぇだろ31歳独身。
という訳で以上、ラーメン、うどん、そばの麺づくしシリーズ、お楽しみ頂けましたでしょうか。え?楽しんでない?そうですか、それでしたら次は第四弾のスパゲティ・・・え?もういい?帰れ?大丈夫です。私自身既に食物限定ではネタ枯れつつあって。前回の半分ちょっとの文章量なのに、もう既にオチに向かっているということ自体完全にやっつけしご
こほん。
あ、そうそう。最後におまけ。
上ではとっとと終わらせてしまった例のうどん屋さんですけど。そこは病院の近くにある関係で、大抵の常連さんは午前中病院→そこのうどん屋で昼食、という行動パターンを取るみたいなんですな。
結果、店内で繰り広げられる会話。
「もー相変わらず待たせるでかんはここの病院はがっはっは」
「なかなか血圧が下がらなくてのぉ」
「山田さんまた入院だってのぉ。大変じゃのぉ一度患うと」
「もうこの年になると尿の切れも悪くてのぉがははは」尿はやめてくれ尿は。
シリーズ最後のオチがこんなんか>俺。すんません。