はじめてのハローワーク


ってどこぞの役人が作る役立たずなパンフレットの表題か>俺。

という訳で前フリも経緯説明もすっ飛ばして書き始めますが、2007年1月某日。初めて公共職業安定所ことハローワークへと行ってまいりました。

そういえば・・・えっとgrep・・・あったあった。前回の就職活動の時に赴いてはみたものの勝手に挫折したことがありまして。ですので初めてハロワに手続きしに行きました、てのがより正確な表現になると思います。ってわざわざ詳細に説明するようなことか>俺。

まぁとにもかくにもまずは車で現地へと向かいます。高蔵寺からハロワ春日井まで行くのって意外と手間なんですよねぇ。車持ってないヤツは来るなと言わんばかりの場所にあるし(近くに住んでる人すまぬ)。公共交通機関使えればそれがラクなんだろうけど、バス1時間に1本だし・・・。ぶつくさ言いながら約30分かけて場所に到着。

えっと駐車場・・・・・・。うわー満車だなぁ。入口で空き待ちの車も並んでるし。幸いにして建物から少し離れたところに臨時駐車場があり、そこに1台だけたまたま空きがあったのでそこに駐車。就職活動長引いた場合にはここに何回も足を運ぶ可能性もあるってことだよなぁ。これはちょいと対策考えないと・・・・・・そんなことを考えながらいよいよ本丸へ。そんな大げさなことか。

建物に入る・・・・・・・。むわーん。あぁこれだこれだ。3年前に圧倒されて逃げ帰った、この場所特有の他者を拒絶するような空気。これは相変わらずといえば相変わらず。

ただ、なんて言うんだろう。3年前と違って不思議と不快では無いのよね。なんだろうこの皮膚感覚の差は?私自身の立場が違うからかな?というよりも既に私自身がここにいる人達と同じ空気を発しているから?言っちゃあなんだが今の俺に負のオーラ出させたらそんじゃそこらで負ける気しねぇぞ。えへん。威張るなそんなことで。

まぁいっか。とりあえず用件を進めなければ。まずは総合窓口へ。えーとすんませーん初めてなんですけどー。

「はい、離職票はお持ちですか?」

はいこれっすねー。

「それではこちらにご記入ください」

求職票と簡単なアンケート用紙を手渡されます。至ってビジネスライク。ま、そりゃそーだわな。一日何十人来るんだっつーの。淡々と一通り記入して。

「はい、それでは、あちらの職業相談のコーナーでお待ちください。お名前及びしまーす」

んどもー。あ、待ち用のベンチがあるなー。よっこらせーっと。おっさんか。

落ち着いて改めて全体を見回してみたのですが・・・・・・人多いねぇ。遠目から見えるパソコン検索コーナーも空席無くぎっしりと人詰まってます。後ろで立って待ってる人までいるし。ほんと老若男女問わず大入り満員商売繁盛。って商売じゃ無いのかこれは。

やっぱここが盛況ってことは、それだけ雇用情勢全般的に良くないってことも表してるのかなぁ・・・。やれ転職だ派遣だとメディアでは広告ばんばん打ってド派手にアピールしてはいますけど。その一方でそうゆう波に乗ることもできず、ハロワで活路を見いだすしか無い人ってのもごまんといるってことなんだろうなぁ。日本の場合特に人材の流動化が明確にできていない(逆に固定化を望む)ってのもあるしね。

相変わらず経団連の爺共はやれホワエグだの移民だのほざいてますけど、馬鹿共一度全員拉致して、ここハロワのド真ん中に3時間程放置プレイしてやりたいもんだな。赤絨毯の社長室でふんぞり返りながらほざいたところで説得力ねぇっつーの。ここで言ってみろここで。殺されるぞ間違いなく。

「フジハラさーん、フジハラさーん」

あ、いかん。妄想に浸ってた。はいはい今いきまーす。

次にやるのは簡単な面接です。お相手は私と同じ歳位かな?メガネかけた男性の方。

就職する意志があるか、どうゆう就職活動を希望するか等を問答致します。

「えっと、アンケートによると他の手段を使って活動されるとのことですが・・・・」

あ、やっぱりここ食いついてきたか。先に書いたアンケートの中で、どのように就職活動をしますか?という項目があって。

私一番下に丸つけたんですね。あーこりゃひと悶着あるか?不安半分期待半分で続きの言葉を待ちます。

「うーん、確かにこの額(年収)ですと。その方が確実かもしれませんね」

・・・・・・・ゑ?

「確かにプログラマ、システムエンジニアという職種であれば求人は数多く来ます。名古屋市の求人もありますしね。ただその質となると・・・・・・専門を頼られた方がいい結果が出るでしょうね」

うわ、全肯定されてしまった(^^;;;;。かなり拍子抜け。

これにはちょいと補足説明しておく必要があって(私も話してて初めて思い出したんですが)。前職や前々職でおしごとする中で、人事の人と世間話する機会も度々あったのですが。人事のひと曰く「ハロワや求人広告経由で応募する人の質は正直期待できない」ってのは言っちゃあ悪いんですけどある種の共通認識なんですよね。事業規模の大小関係なく。

というのも、ハロワや一般紙の求人広告ってやっぱりそれだけ人目に触れる確率が、専門系のものに比べて高いと。となるとそこでやっていけるだけのスキルが明らかに無いのに、自爆覚悟で申し込んでくる人が後を立たないと。結局100人面接したけど一人も採用できなかったと。そんなことが起こりうるんですな。これじゃあ人事担当が過労死する。

ということがあって、ある程度の計画性を持って求人をかける場合は、ハロワや求人広告には手を出さずに、かなり絞って応募をかける(転職市場の非公開求人がその最たる例か)のが普通と考えていいでしょう。それでもなりふり構わずにハロワにも求人広告にもばんばん手を出す企業は・・・・・。

自ずと察しがついてしまう訳ですな。以上某特定業界向け雑談。

「ただまぁそれでもお役に立てることはあるかもしれませんから。何かありましたらお気軽に相談してください」

あーはいすいませんです。異業種考える場合として、ハロワというカード自体は確保しておきたいんで。

「それでは手続きの続きと今後の説明を致しますので、あちらの窓口でお待ちください」

あーいありがとうございますー。再び待ち行列のベンチに。よっこらせー以下同文。

今度はちょいと長く待つことになりそうなので、ベンチ傍らにあったパンフレットとかを片っ端からひったくって眺めてみることにします。

まずチェックしておきたかったのが就業支援のために行われる職業訓練。せっかくのいい機会なのでもし興味と一致するのがあればやってみたいなぁとは思ってますんで、わなわなと開講項目を眺めてみるんですが。

まずIT系・・・・・Excel、Access、CAD、Webデザイナー、C言語。年単位で学ぶ高度訓練であればOOだったり組み込みだったり・・・。うーん。教える側に回れないものかしら。をい。あとこの辺に関しては正直な話、この体験レポートの域を超える気がしないんですよね。なんでも構わないからどっかに潜り込んで失業保険絞り取ってやるってのならまた変わってくるんでしょうけど、そこまでの心意気も持ってないしなぁ。

(補足しておきますが、講座の存在自体を否定する気は更々ありませんので念のため。触った事の無い人に触る機会を与えるってだけで存在価値はあるはずです)

異業種に目を向けてみると・・・・・・あ、ビジネス英語の講座がある。これいいんじゃねぇ?・・・・あーこれはもう募集終わってるわぁ(12月で募集終了)。タイミングとかそうゆうのもあるのねぇ。あとは造園、金属加工、電気工事、住宅エクステリア・・・・・うーん。

まぁこればっかりはマメに足運んだヤツが強い的な印象だなぁ。ちょっとこの辺は留意する必要ありでせう。パンフは鞄に押し込み、あとはDS広げて時間潰したりすること40分。

「フジハラさーん」

あ、はいはい。ようやっと呼ばれましたな。とは言っても後はもうここでは事務的作業のみ。保険給付の簡単な説明、説明会(と初回認定)の日時。しおり貰ってサインしてハンコ押して。

おつかれさまでしたー。しゅーりょー。これで正式に完全失業者となりましたー。何をもっての正式なんだ>俺。

ま、実際のところ本番はこれからですから。最終的にどうなるのかは私にもわかりません。短期決戦なのかもしれないし長期戦になるのやもしれず。再び揺れ始めた天秤。どーなることやら。

あ、そーだ。ひとつ忘れてた。最後にいっこ調査。

建物を出て、地図を片手に臨時駐車場とは逆の方向にてくてくと歩を進めます。途中大型犬に吠えられて素でビビったりしながら歩くこと10分強。

着いた着いた。前回失業時、メダルゲームで散々お世話になったセガワールド(ゲーセン)。敷地内にコンビニもあるから駐車場が閉まるなんてことは考えられないし、ここが満車になることも同様に考えられない。だったらもう朝ハロワに来る時はいきなりここに止めちゃってもいいかな。駐車場の心配しなくていいし。んでもってハロワ終わったらそのままセガワールドでメダルゲームでもして・・・・その目と鼻の先には温水プールもあるのでひと泳ぎして・・・・・返り際にラーメンかっ食らってから帰ると。

これで完璧無職ライフ。よし。

よしじゃねーよ仕事探せ>俺。


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